中級を学ぼう中期の教え方(~なんて)ー軽蔑・軽視・謙遜ー JLPT N3の文法の解説と教え方
今回は、模擬授業をしてもらうわ。
いつも通りやるだけだから、模擬授業なんて簡単でしょ?
模擬授業なんかしたくないですよ…
自分の授業を他の先生に見せるなんて…
他の先生からの意見は貴重だぞ!
~なんて・~なんか・~など(軽蔑・軽視・謙遜)
自信がありますか。「ひらがな」は簡単すぎますか。
みなさんは、もう日本語を長く勉強していますから、
「ひらがな」なんて簡単ですね。
(体育の授業の風景の絵を貼る)
先生が「鈴木君とペアになってください」と言いました。
でも、私は鈴木君が好きじゃありません。
鈴木君なんかとペアになりたくない。
「なんか」は嫌な気持ちのときに使います。
「~なんて」を「~なんか」「~など」に置き換えられることを説明する。
※「~なんて」の後ろには助詞が来ないことに注意!!
(子供と野菜の絵を貼る)
この子供は何と言いますか。
野菜なんか食べたくない。
(社長が社員を褒めている絵を貼る)
社長が皆さんを褒めました。
何と言いますか。
これからも頑張ります。
じゃあ、社長が「次の部長は君だ」と言いました。
でも、皆さんはまだ不安です。
何と言いますか。
この場合は「私など、まだ部長になるには早すぎます。」
がいいです。
自分のことを低く言いたいときにも使います。
「ひらがな」なんて簡単です。(ひらがなは簡単すぎます)
〇鈴木君なんかとペアになりたくない。
×鈴木君なんてとペアになりたくない。
〇鈴木君となんてペアになりたくない。
野菜なんか食べたくない。(野菜が嫌いです)
私などまだ部長になるには早すぎます。(自分のことを低く言います)
〇 日本語(なんて・なんか・など)簡単だ。
〇 山田さん (なんか・など)に負けるものか!
× 山田さん(なんて)に負けるものか!
〇 山田さんに(なんて、なんか、など)負けるものか!
簡単なようで複雑ですね。
練習
例 おばけ なんて こわくない。
① あなたなんて( )。
② 人生に( )なんて必要ない。
③( )なんて欲しくない。
④( )なんて簡単だ。
⑤( )なんてサルでもわかる。
⑥( )なんてだれでもできる。
⑦ あの人になんて( )。
⑧ こんな風邪、薬など( )。