【~ぬく】 JLPT N2の文法の解説と教え方
なんとか最後までやりぬいたぞ。
作り直していました。
私も紙媒体のものを作り直すか悩みぬいたけど…
結局、スキャンして使うことにしたわ…
生き抜くために臨機応変に対応しないとな。
この表現は「苦しくても最後まで~をする」という意味と、
「ずっと/たくさん~する」と言いたいときに使います。
どちらの場合も決まった言葉が使われることが多いので覚えておくと便利です。
「やる」「生きる」「頑張る」…最後まで
「苦しむ」「悩む」「考える」…ずっと
~ぬく
(黙々と作業している会社員の絵を貼る)
上司に会議の資料が作れるかどうか聞かれました。
重要な仕事ですが、やることにしました。
難しい仕事で大変ですが、一度やると決めたのできちんと最後までやります。
一度やると決めたので最後までやり抜きます。
「~抜きます」は「苦い状況でも、最後までやる」と言いたいときに使います。
(漁師の絵を貼る)
だから、もちろん私も漁師になりました。
漁師の仕事は朝も早いし、危険も多いです。
苦しい環境です。でも私は耐え抜きます。
どんなに苦しい環境でも、耐え抜きます。
(ストレスを表す絵を貼る)
でも、ストレスの多い社会でも、頑張って生きて行かなければなりませんね。
ストレスの多い社会ですが、生き抜いていきます。
(色々なスポーツの絵を貼る)
色々なピンチ、アクシデントがありますね。
プロのスポーツ選手は、それでもあきらめずに最後まで頑張りますね。
(マラソンの絵を貼る)
この選手は途中で体調が悪くなりました。
でも、最後まで走ってゴールをしました。
どう言いますか?
(サッカーの試合の絵を貼る)
日本のチームは1-0で勝っています。
試合の時間は残り15分ぐらいです。
もちろん相手のチームは激しい攻撃をしてきますね。
このゴールキーパーは相手の激しい攻撃に耐えました。
そして最後まで1点差を守りました。
(ボクシングの絵を貼る)
このボクサーは試合の途中、相手のパンチで目の上にけがをしました。
視界は悪くなりましたが、
最後のラウンドまで戦いました。
(会社で苦しんでいる会社員の絵を貼る)
パワハラも有名な言葉ですね。
この人も上司から3年間パワハラを受けました。上司が会社を辞めるまで耐えました。
(一生懸命に働いている会社員の絵を貼る)
若いときの彼はどんなにつらい仕事でも必ず最後までやりました。
それで今は会社の経営をするほどの実力になりました。
(疲れ切っている会社員の絵を貼る)
仕事をやめることも選択の一つですね。
この人には家族がいます。
仕事をやめたら家族を養うことができません。
でも、仕事を続けたら、病気になりそうです。
仕事を続けるかどうか、ずっと悩みました。
一度やると決めたので最後までやり抜きます。
どんなに苦しい環境でも、耐え抜きます。
ストレスの多い社会ですが、何とか生き抜いていきます。
途中で体調が悪くなったが、最後まで走りぬきました。
激しい攻撃に耐えて、最後まで1点の点差を守り抜きました。
途中、目にけがをしたが、最後まで戦い抜きました。
3年間、上司のパワハラに耐え抜きました。
どんな辛い仕事でも最後までやり抜きました。
この仕事を続けるかどうか、悩みぬきました。
練習
① 足にけがをしたが、( )抜いた。
② 大変かもしれないけど、最後まで( )抜いてください。
③ 彼は最後まで父親との約束を( )抜いた。
④ ボクサーは厳しい攻撃を受けても、なんとか最後まで( )抜いた。
⑤ 何日も( )抜いて、結論を出した。
⑥ 戦争を( )抜いた人の話は色々と考えさせられる。
⑦ ( )だが、生き抜いてみせる。
⑧ ( )で、長い間苦しみぬいた。
⑨ 長い冬を耐え抜いて、( )。
⑩ ゴールキーパーは最後まで、( )。