【 ~ながらの/~ながらに(して) 】 JLPT N1の文法の解説と教え方
みんなで食べに行きましょう。
日本に居ながらにして、イタリア本場の味が楽しめるし。
たまには和食も食べたいな…
昔ながらの味を楽しめる店もたくさんあるぞ!!
この表現は「彼は生まれながらに、音楽の才能があった」のような使われ方をします。
これは「~の状態のまま」「~のときから変わらずに」という意味で使われます。
名詞と接続する場合は「昔ながらの」のように「の」が使われます。
「いる」「生きる」「涙」「昔」「いつも」「生まれる」などの言葉と
一緒に使われることが多いです。
~ながらの / ~ながらに(して)
(ちらしやテレビCM、インターネット広告などの宣伝媒体の絵を貼る)
最近、どんな方法で宣伝をすることが多いですか?
はい、動画の途中で見ます。
それから、テレビでも見ます。
でも、このスーパーの宣伝方法は違います。
駅の前でチラシを配ります。それから、店の前で店員さんが大きい声で宣伝します。
このスーパーは、昔ながらの方法で宣伝をしています。
(行列ができているラーメン屋の絵を貼る)
家の近くの有名なラーメン屋へ来ました。
ああ、やっぱり今日も混んでいます。
この店はいつ行っても、お客さんが多いです。
このラーメン屋はいつもながら、お客さんが多いです。
(メキシコ料理の写真を貼る)
私の家の近くにメキシコ料理のレストランがあります。
その店のシェフはメキシコ人ですから、
この写真のような料理が食べられます。
日本にいますが、本場のメキシコ料理が食べられます。
その店では日本にいながらにして、本場のメキシコ料理が食べられます。
「~ながら」は「~の状態のまま」「~のときから変わらずに」という意味です。
(若い人が素晴らしい絵を描いている絵を貼る)
100年に一人の才能ある画家だと言われています。
彼は生まれた時から、絵の才能がありました。
3歳ぐらいのときに、大人が描いたような絵を描いていました。
どう言いますか?
(警察署で取り調べを受けている人の絵を貼る)
容疑者として母親が警察に捕まりました。
刑事は「あなたが息子さんを殺しましたね」と聞きました。
母親は涙を流して、「自分は何もしていない」と訴えました。
この状況をどう説明しますか。
(お墓の絵を貼る。お墓の中から出ようともがいている男の人の絵を貼る)
彼も一時的に心臓が停止しましたが、生きていました。
でも、死んでいると思われて、土の中に埋められてしまいました。
どう言いますか?
このスーパーは、昔ながらの方法で宣伝をしている。
このラーメン屋はいつもながら、お客さんが多い。
その店では日本にいながらにして、本場のメキシコ料理が食べられる。
彼は生まれながらにして、絵の才能があった。
母親は自分は何もしていないと、涙ながらに訴えた。
彼は生きながらにして、土の中に埋められた。
練習
① 彼女は生まれながらにして、( )。
② このオンライン会議のソフトは自宅にいながらにして、( )。
③ この店では昔ながらの製法で、( )。
④ 老人は涙ながらに、( )。
⑤ 彼はいつもながら、( )。
⑥ ( )ながらにして、会社の経営をしている。
⑦ ( )ながらに、両親との再会を喜んでいる。
⑧ ( )ながらにして、遠くの人と会話ができる。