【 ~の至り】 JLPT N1の文法の解説と教え方
感激の至りです。
みんな、今日の参加費は5000円よ…
これは、「感激の至り」のように使われます。
自分の気持ちを表すときの表現で「非常に~だ」という意味で使われます。
一緒に使われる言葉は少なく、
「感激、恐縮、光栄、赤面」などの言葉と一緒に使われます。
他に慣用句的な使い方で「若気の至り」という言葉もあります。
~の至り
(授賞式で賞をもらっている人の絵を貼る)
素晴らしい賞をもらいました。
簡単に挨拶をします。
「このような素晴らしい賞をもらって、とても嬉しいです。」
これでもいいですが、
授賞式なので硬い表現で言います。
「このような素晴らしい賞をいただき、光栄の至りでございます。」
「~の至り」は「非常に・とても」という意味です。「
(先ほどの受賞者がパーティーに参加している絵を貼る)
とても感激しました。
どう言いますか。
(酔っぱらって、服を脱いで暴れている人の絵を貼る)
昨日の記憶がありません。
今朝、同僚が「私が服を脱いで暴れていた」と言いました。
お酒を飲みすぎて服を脱ぐなんて、とても恥ずかしいです。
どう言いますか。
お酒を飲みすぎて服を脱いだなんて、恥ずかしいの至りだ。
「恥ずかしさ」は使えません。
「恥ずかしい」は形容詞なので使えません。
この場合は「赤面の至り」を使います。
赤面は恥ずかしくて顔が赤くなることです。
(酔っぱらって路上で寝ている人の絵を貼る)
若いときもよく失敗しました。
若いときはお酒を飲んで、朝まで路上で寝ることがよくありました。
お酒を飲んで、朝まで路上で寝るなんて若気の至りでした。
「若気の至り」は、若いときの常識のない行動・無茶な行動を
年を取ってから話すときに使います。
このような素晴らしい賞をいただき、光栄の至りでございます。
私のためにパーティーを開いていただき、感激の至りです。
お酒を飲んで、朝まで路上で寝るなんて若気の至りだった。
お酒を飲みすぎて服を脱いだなんて、赤面の至りだ。
練習
① ( )感激の至りです。
② ( )恐縮の至りです。
③ ( )、思い出すだけでも赤面の至りだ。
④ ( )て、本当に光栄の至りです。
⑤ ( )なんて、若気の至りだった。