【~もかまわず】 JLPT N2の文法の解説と教え方
最近、調子が悪そうね。
深夜でもかまわず大きい音で音楽を聞くんですよ…
アパートの通路も汚くて…
大家さんに相談したほうがいいな。
この表現は「普通なら気にしたほうがいいことを、無視して~する」という意味で使われます。
この表現は批判的な意味で使われることが多いです。
慣用句がたくさんあるので一緒に覚えましょう。
なりふりかまわず…自分の態度を気にしないで
ところかまわず…どんな場所でも気にしないで
~もかまわず
(電車の中の様子の絵を貼る)
見てください。あの女の人は化粧をしています。
隣の人が嫌そうな顔をしていても全然気にしませんね。
あのカップルを見てください。あの二人は大声で会話していますね。
他の人が見ていても気にならないようです。
あっ、あの会社員は足を組んで座っていますね。
隣の人が迷惑そうな顔をしていますが、関係ないという顔をしていますね。
あの人は周囲の迷惑もかまわず、化粧をしています。
あのカップルは人目もかまわず、大声で会話しています。
あの会社員は隣の人が迷惑そうな顔をしているのもかまわず、足を組んでいます。
「~もかまわず」は普通なら気にすることを、気にしないで何かをするときに使います。
良くない意味で使うことが多いです。
(アパートの様子を表した絵を貼る)
私は迷惑な人がたくさん住んでいるので、引っ越ししたいです。
私の隣の部屋の人は、夜遅いのに大きい音でテレビを見ています。
正面の人も迷惑です。
どこでもゴミを捨てます。
夜中なのに、アパートの前で大声で話している人がいます。
(子供たちが外で遊んでいる絵を貼る)
その子供たちは雨の中でも遊んでいますね。
この子供たちは砂場で遊んでいますね。服がよごれても気にしていませんね。
あの子供たちは、森の中で遊んでいますね。
森には蚊がたくさんいますよね。
あの人は周囲の迷惑もかまわず、化粧をしている。
あのカップルは人目もかまわず、大声で会話している。
あの会社員は隣の人が迷惑そうな顔をしているのもかまわず、足を組んでいる。
隣の部屋の人は夜遅いのもかまわず、大きい音でテレビを見ている。
正面の部屋の人はところかまわず、ゴミを捨てる。
アパートの住人は夜中にもかかわらず、アパートの前で大声で話している人がいます。
子供たちは濡れるのもかまわず、雨の中でも遊んでいる。
子供たちは服がよごれるのもかまわず、砂場で遊んでいる。
子供たちは蚊がいるのもかまわず、森の中で遊んでいる。
練習
① 彼は周囲の迷惑もかまわず、( )。
② あのカップルは人目もかまわず、( )。
③ 私の母は夜遅いのもかまわず、( )。
④ 子供たちは汚れるのもかまわず、( )。
⑤ 観光客はところかまわず、( )。
⑥ ( )かまわず、雨の中でサッカーをしている。
⑦ ( )かまわず、大声でおしゃべりしている。
⑧ レスキュー隊は( )かまわず、子供を救出した。
⑨ ( )ために、なりふりかまわず働いた。
⑩ 駅の前にはところかまわず、( )。