【 ~を皮切りに 】 JLPT N1の文法の解説と教え方
去年のCDのリリースを皮切りに、多くのCDを出しているわね。
この表現は、「~から始まって、次々に同じようなことが続く」という意味で使います。
物事が盛んになったり発展していくときに使われます。
硬い表現で、ニュースなどでよく使われます。
「~を皮切りに」の前後には同種類の関連のある事柄が入ります。
~を皮切りに
(流行っている歌手の写真を貼る)
もちろん知っています。
私の国でも有名です。
去年デビューをしましたね。
去年のCDがヒットしたあとに、多くのCDを出していますね。
あの歌手は昨年のCDのヒットを皮切りに、多くのCDを出していますね。
(先ほどの歌手のコンサートのポスターを貼る)
どこですると書いてありますか?
東京で最初にコンサートをして、それから色々な都市でコンサートをしますね。
あの歌手のコンサートは東京を皮切りに、全国各地で行われるんですね。
(その歌手が経営している店の写真を貼る)
いいえ、知りませんでした。
まず、東京にお店を出したそうです。
東京のお店が成功したので、今では色々な都市に支店を出したそうです。
あの歌手は東京で店を出したことを皮切りに、色々な都市にも支店を出しました。
今日は「~を皮切りに」という文法です。
これは何か同じようなことが次々に起こったときに使います。
(スポーツ選手の写真を貼る)
この選手は学生時代にも活躍しました。今ではプロになって世界で活躍していますね。
「~を皮切りに」を使って文を作ってください。
(先ほどの選手の成績表を貼る)
まず4月の大会で優勝しました。その後の大会もすべていい成績を残しています。
(その選手が被災地でボランティアをしている写真を貼る)
最初に日本の被災地への支援をしました。今では世界中の貧しい国への支援を始めました。
素晴らしい人ですね。
(会社の絵を貼る)
コストを減らすためにいろいろなことをしています。
まず最初に始めたのは紙の節約です。
それから、電気、水、残業、社員の給料…
いろいろな物を節約するようになりました。
(会議で一人の人が不満を言っている絵を貼る)
部長の田中さんは最近の会社の運営について文句を言いました。
田中さんが発言したので、他の社員も次々に文句を言いました。
会議では田中さんの発言を皮切りに、他の社員も次々に不満を言った。
(会社員が辞表を出している絵を貼る)
会社は何も変わりませんでした。
田中さんは会社を辞めてしまいました。
田中さんが会社を辞めてから、大勢の社員が次々に会社を辞めました。
あの歌手は昨年のCDのヒットを皮切りに、多くのCDを出している。
あの歌手のコンサートは東京を皮切りに、全国各地で行われる。
あの歌手は東京で店を出したことを皮切りに、色々な都市にも支店を出した。
学生時代に活躍したことを皮切りに、プロとしても世界で活躍している。
彼は4月の大会での優勝を皮切りに、その後の大会でもすべていい成績を残している。
あの選手は日本の被災地への支援を皮切りに、今では世界中の貧しい国への支援を始めた。
この会社では紙の節約を皮切りに、いろいろな物を節約するようになった。
会議では田中さんの発言を皮切りに、他の社員も次々に不満を言った。
田中さんが会社を辞めたのを皮切りに、大勢の社員が会社を辞めた。
練習
① このゲームは日本での記録的なヒットを皮切りに、( )ことになった。
② 東京のイベントを皮切りに、( )。
③( )を皮切りに、彼が犯した罪が次々に明らかになった。
④( )を皮切りにとして、その俳優はドラマやテレビなど色々な場面で起用されるようになった。
⑤ 彼は趣味で作ったアプリがヒットしたことを皮切りに、( )。
⑥ あの小説家は去年の作品がはベストセラーになったのを皮切りに、( )。
⑦ あのブランドは最初に大阪に支店を出したのを皮切りに、( )。
⑧ ( )を皮切りに、色々なところで流行した。
⑨ ( )を皮切りに、次々と素晴らしい賞を取った。
⑩ ( )を皮切りに、多くの発明品を世に残した。