中級を学ぼう前期の教え方(~げ) JLPT N2の文法の解説と教え方
そんな心配げな顔して…
今日の彼…変じゃない?
なんか、楽し気な顔したり、悲し気な顔したり…
感情が不安定なのかしらね?
今はなんか悲し気な顔をしているわね…
クラスの流れのイメージトレーニングでもしてるんじゃないか。
やっぱり大きい携帯を買ってよかった!
携帯で映画を見ても迫力があって楽しいな…)
~げ
(悲しそうにしている人の絵を貼る)
(楽しそうな雰囲気でおしゃべりしている人たちの絵を貼る)
(不満そうにしている人の絵を描く)
でも今日は別の言い方を勉強します。
彼は顔は悲しげだ。
みんな楽しげに話している。
彼は不満げな顔をしている。
です。「~げ」は、私たちが見て予想する誰かの感情や人・物の雰囲気を表します。
「~げ」は一緒に使う言葉が限定的なので、
絵を見せながら一つ一つ使われる言葉を確認する。
例)
そのかばん良さげだね。
不安げな顔で見ている。
怪しげな格好の人がいる。
楽し気におしゃべりしている。
寂しげに座っている。
自信なさげに答えた。
不満ありげな顔をした。
「~げ」が使えない言葉も多い
×あのケーキおいしげだね。→おいしそうだね。
×この問題、難しげだ。→難しそうだ。
×このシャツちょっと小さげね。→ちいさそうね。
人の気持ちを表すときには使えるが、物の見た目を話すときには使えない。
「~げ」は人の気持ちを表す言葉とともに使われます。
話者が誰かの様子を見て感じることを表しますが、
目上の人の様子を述べるときにはあまり使いません。
「~げ」は一部の形容詞・動詞などに接続できます。
練習
1) そのかばん( )げだね。
2) 不安げな( )で見ている。
3) 怪しげな( )の人がいる。
4) ( )気におしゃべりしている。
5) 彼は疲れて( )げに座っている。
6) 彼は意見を自信なさげに( )。
7) 彼は残業を頼まれ、不満ありげな( )をした。
8) あの人は 悲し ( そう ・ げ ) な顔で座っている。
9) あっ、ペンが 落ち ( そう ・ げ ) ですよ。
10) 子供たちは 早く ご飯を 食べた ( そうに ・ げに ) 待っている。
11) 学生は 眠たい( そうに ・ げに ) 話を聞いている。
12) 母は 心配 ( そうに ・ げに ) 話を聞いている。
「中級へ行こう」と比べると内容が充実したわね。
教師が別に準備したほうがいいな!!