中級を学ぼう中期の教え方(~さえ~ない) JLPT N3の文法の解説と教え方
あんなに準備したのに緊張して挨拶さえ、
まともにできなかった…
スピーチの前は緊張して水さえのどを通らないわよ。
みんなが見てくれるじゃない…
スピーチをしているとだんだん気分が高揚してくるな!!
子供でさえ興味を持たない武勇伝をただ話しているだけだね…)
~さえ~ない(最低限の~もない)
(5円玉を見せる)
5円でどんな料理が食べられますか。
あめとかチョコレートとか…
買えますか?
安いお菓子でも10円ぐらいです。
5円じゃ、あめさえ買えませんね。
(バックパッカーの絵を貼る)
みなさんは、旅に出る前に誰に知らせますか。
でもこの人はだれにも知らせないで旅に出ました。
家族にさえ知らせないで旅に出ました。
(レストランの絵を貼る)
Aさん何を注文しますか。
カレーはないんです。
ほかの物を注文してください。
ラーメンもないんです。
もっと簡単なものを注文してください。
チャーハンもありません。
ここはレストランなのに、チャーハンさえありません。
(学生の絵を貼る)
ひらがなが読めると思いますか?
ひらがなは一番最初に勉強しますから、半年勉強したら読めますね。
でも、この学生は半年勉強したのに、ひらがなさえ読むことができません。
(ぼろぼろに疲れて、倒れそうな人の絵を描く)
今この人は何ができますか。
休んだほうがいいです。
この人はとても疲れてちゃんと歩くことさえできませんね。
5円じゃ、あめさえ買えない。
家族にさえ知らせないで、旅に出た。
レストランなのにチャーハンさえない。
日本語を半年勉強したのにひらがなさえ書けない。
とても疲れてちゃんと歩くことさえできない。
練習
1、新入社員の田中さんは( )さえ きちんとできない。
2、結婚することを( )相談しなかった。
3、私は( )ぐらい、料理ができない。
4、今日はとても忙しくて( )時間さえなかった。
5、もう3か月も一緒に働いているのに( )さえ覚えてくれない。
6、あの人は買い物が嫌いで、部屋に( )さえない。
7、( )、名前さえ聞けなかった。
8、( )、目さえ開けられない。
9、( )、隣の人の声さえ聞こえない。
10、( )、星さえ見えない。
この表現は、「さえ」の前に最低限のものを入れたり、極端な例を入れて使うことがあります。
5年も勉強したのに「ひらがな」さえ読めない。(ひらがなは日本語で最も簡単な筆記なのに…)
疲れて歩くことさえできない。(歩くという最低限のこともできないぐらいに疲れた…)
この文型もマイナスの意味で使うことが多いです。