みんなの日本語の教案と教材【第19課】「た形」「~たことがあります」の教え方
この課の「た形」の学習が終われば、
フォームの学習は一段落ですね。
直説法の場合は少し理解させるのに手こずるわよ…
今後も使用頻度が高いわね。
「過去の経験が話せる」
「たくさんの動作から2つを例として取り上げて言える」
「物事の変化について話せる」
~たことがあります。
私はタイへ行ったことがあります。
私は富士山に登ったことがありませんから、いつか登りたいです。
私は田中さんを知っていますが、話したことがありません。
タイ へ いった こと が あります。
(た form) (けいけん が あります。)
ふじさん に のぼった こと が ありません。
(けいけん が ありません。)
たなかさん と はなした こと が ありません。
た form の つくりかた
て form → た form
いって → いった
みて → みた
のんで → のんだ
して → した
きて → きた
「~ました。」は過去の一点の出来事であることを理解させてね。
「~たことがあります」は過去の一時点を表す言葉とは一緒に使わないわね…
私は2度富士山に登ったことがあります。
私はモンゴルで馬を見ました。私は馬を見たことがあります。でも馬に乗ったことがありません。
のように使うんですね。
絵カードを見せて経験の有無について文を作る練習
(〇)きょねん ふじさん に のぼりました。
(✖)きょねん ふじさん に のぼったことがあります。
~たことがありますか。(会話)
(「~度」、「一度も」の使い方の確認をしてから…)
教師 Aさんは富士山に登ったことがありますか。 はい、1度あります。 学生さん 教師 どうでしたか。 とてもきれいでしたが、疲れました 学生さん 教師 Bさんは沖縄に行ったことがありますか。 いいえ、一度もありません。 学生さん 教師 行きたいですか。 はい、行きたいです。沖縄は海がきれいですから。 学生さん |
疑問を投げかけて、会話を続ける練習をする。
ペアワークで練習