【~あまり】 JLPT N2の文法の解説と教え方
作った教材のデータを保存しないで消してしまいました…
あの時はショックのあまり泣いたわ…
PCでの作業が遅いあまり、
仕事でパソコンを使うのは諦めろと言われたぞ。
「~あまり」は「非常に~で、…という結果になった」と言いたいときに使います。
形容詞だけでなく動詞や名詞とも接続できます。
よくない結果になったときに使われることが多い文型です。
「~のあまり」だけでなく、「あまりに~ので」のように先に持ってくることもできます。
~あまり
(黙々と働いている人の絵を貼る)
趣味は特にありません。休みの日もいつも仕事をしています。
父は仕事にとても熱心なので、家族と一緒に過ごす時間を作りませんでした。
父は仕事に熱心なあまり、家族と一緒に過ごす時間を作りませんでした。
(過労気味の人の絵を貼る)
毎日帰るのも遅いし、休みの日も出社することもあったし、家でも仕事をしていました。
いつも体調が悪そうでしたが、父は忙しいので、病院に行く時間もありませんでした。
父は忙しさのあまり、病院に行く時間もありませんでした。
(救急車で運ばれている人の絵を貼る)
過労が原因です。
お医者さんに父が悪い病気だと聞きました。とてもショックで目の前が真っ暗になりました。
父が悪い病気だと聞いたとき、ショックのあまり目の前が真っ暗になりました。
「あまり」は「とても/たくさん~で、何かよくない結果になった」ときに使います。
(プロポーズしている男性の絵を貼る)
結婚を申し込むときは本当に緊張しますね。
私も妻にプロポーズした時は本当に緊張しました。
妻へのプロポーズが成功したときは、本当に嬉しくて泣いてしまいました。
どう言いますか。
結婚式も緊張しますね。
家族や友達だけでなく、妻の家族、会社の上司、色々な人が来ますから。
でも主役ですから、何かスピーチをしなければなりませんね。
私は結婚式では緊張しすぎて、スピーチが上手にできませんでしたよ。
今、結婚して10年経ちましたが、一度だけ妻と大きい喧嘩をしたことがあります。
妻がすごい怒ってしまって、ずっと口もきいてくれませんでした。
妻に離婚の話をされました。そのとき、私はショックが大きすぎて食事がのどを通りませんでした。
(銀行強盗の絵を貼る)
みなさんが銀行で待っているときに銀行強盗が入ってきたことがありますか。
私は一度だけ経験があります。
(恐怖で腰を抜かして叫んでいる人の絵を貼る)
さらに銀行強盗にナイフを向けられて、すごい恐怖を感じて腰が抜けました。
銀行強盗にナイフを向けられて、恐怖のあまり腰が抜けました。
では、警察が来て銀行強盗を捕まえたとき、私がどうしたと思いますか。
父は仕事に熱心なあまり、家族と一緒に過ごす時間を作りませんでした。
父は忙しさのあまり、病院に行く時間もありませんでした。
父が悪い病気だと聞いたとき、ショックのあまり目の前が真っ暗になりました。
プロポーズが成功して、嬉しさのあまり泣いてしまいました。
結婚式では緊張のあまり、スピーチが上手にできませんでした。
妻に離婚の話をされたとき、ショックのあまり食事がのどを通りませんでした。
急に銀行強盗が入ってきて、驚きのあまり叫んでしまいました。
銀行強盗にナイフを向けられて、恐怖のあまり腰が抜けました。
警察官が助けに来たときは、安心のあまり泣いてしまいました。
練習
① 父の病気を心配するあまり( )。
② 彼は仕事に熱心なあまり( )。
③ 彼は恋人をなくして、悲しみのあまり( )。
④ 急にナイフを持った男が現れて、驚きのあまり( )。
⑤ 盲腸になったとき、あまりに痛かったので( )。
⑥ ( )、恐怖のあまり声が出なかった。
⑦ ( )とき、緊張のあまりうまく話せなかった。
⑧ ( )あまり、結婚記念日を忘れていた。
⑨ ( )あまり、新しいことにチャレンジできない。
⑩ ( )あまり、全身が震えた。