【 ~を限りに/~限りで 】 JLPT N1の文法の解説と教え方
今日を限りに終わりですね。
第2回目はいつごろ開校しようかしら?
ほら、JLPTも近いし、対策コースを開くとか…
もっとニーズがありそうなコースを開くのはどう?
まあ、いつ結婚するのかとか、
彼がいるのか、と何度も聞かれていたしな…)
これは「今日を限りに引退します」というような使い方ができます。
「~を最後に、続いていたことが終わる」と言いたいときに使う表現です。
話者の決意や残念に思っている気持ちを表すときによく使われます。
~を限りに / ~限りで
(居酒屋でお酒を飲んでいる、スポーツ選手の絵を貼る)
結果を出さなければ、契約をしてもらえません。
契約をしてもらえなければ、給料がもらえません。
お酒を飲まなければ、少し成績がよくなるかもしれません。
お酒は今日で最後です。次回から誘われても飲みに行きません。
一流の選手になるために、今回を限りに酒はやめます。
(女の人に何かを伝えている男の人の絵を貼る)
体の調子がよくなって、少し成績が上がりました。
でも、まだ成績を上げたいです。
もっと練習しなければなりません。
彼女とのデートの時間は無駄です。
その時間を練習する時間に使いたいです。
練習の時間がなくなるので、今日を限りに彼女とは別れます。
(疲れた様子のスポーツ選手の絵を貼る)
もう、40歳です。最近、体力がなくなってきました。
成績もだんだん悪くなっています。
そろそろ、限界かもしれません。
体力の衰えを感じているので、次の試合を限りに引退します。
「~を限りに/~限りで」は「~を最後にやめる」と言いたいときに使えます。
(打ち合わせをしている会社員の絵を貼る)
もう私の会社には部品を売らないと言われてしまいました。
今月が最後です、次の月から取引きは打ち切るそうです。
取引先の人はどう言いますか?
(社長が数人の社員の前で何かを話している絵を貼る)
もう、人件費を削減するしか方法がありません。
今日はそのことを社員に伝えます。
人件費削減のために、今年を最後の年にしてもらいます。
どう伝えますか?
(店の入り口のシャッターを下ろしている絵を貼る)
どうやっても、売り上げが出ません。
もう、これ以上続けても借金が増えるだけです。
今年の年末、12月31日でこの店を閉店します。
一流の選手になるために、今回を限りに酒はやめる。
練習の時間がなくなるので、今日を限りに彼女とは別れる。
体力の衰えを感じているので、次の試合を限りに引退する。
今月限りで、御社との取引は打ち切ることになりました。
人件費の削減のために、今月限りでやめてもらいます。
経営状態が悪いので、12月31日を限りに閉店します。
練習
① 今日を限りに( )つもりです。
② 今月限りで( )そうだ。
③ 二人はその日を限りに( )。
④ ( )ので、この試合を限りに引退します。
⑤ 明日を限りに会えなくなるので、( )。
⑥ 利用客数の減少によって、( )を限りに( )。
⑦ ダイエットをするから、( )限りで( )。
⑧ 経営者と意見が合わないので、( )限りで( )。
⑨ 人気のあるアイドルグループだったが、( )限りで( )。
⑩ 経営難のため、( )限りで( )。