【 ~かと思いきや 】 JLPT N1の文法の解説と教え方
蘇って主人公を攻撃するところはびっくりしたわね。
最後まで結ばれなかったというのは…
何だかもやもやするわね。
全部で4時間というのは…
途中で寝てしまったぞ。
これは「怖い人かと思いきや、とても親切だった」のように用いられ、
「~とと思っていたが、予想とは違って~だった」という、
話者が意外に感じたことに対して使われる表現です。
「~(動詞)ないかと思いきや」、「な形/名詞+だと思いきや」の形にも注意しましょう。
~かと思いきや
(会社の採用試験や面接の絵を貼る)
この前も、会社の採用試験と面接試験を受けました。
どちらもうまくいきませんでしたから、採用はされないと思っていました。
でも、今日採用の通知をもらいました。
試験も面接もだめだったので、採用されないと思いきや採用の通知をもらった。
(会社の入り口で挨拶をしている人の絵を貼る)
会社に着くと入口のところで一人一人に挨拶をしている人がいました。
私は警備員の人が挨拶をしてくれたのかと思いました。
でも、入社式の社長からの挨拶でその人がスピーチをしました。
警備員の人だと思いきや、社長が入り口でみんなに挨拶していた。
本当にびっくりしました。
(会議をしている絵を貼る)
上司に何か思いついたことを言うように言われたので、
恥ずかしいですが自分のアイデアを述べました。
新人の案は採用されないかと思いきや、前向きに採用を考えてくれました。
本当に嬉しいです。
「~と思いきや」は、予想とは違う結果になったときに使えますよ。
(サッカーの試合をしている絵を貼る)
もう、この試合は中止になると思いました。
でも、試合は最後まで継続されました。
どう言いますか。
(サッカーでゴールを決めている絵を貼る)
とても嬉しいです。
あれ?でも、スコアボードの点数が増えていません。
ああ、どうもシュートが決まる前に、反則があって無効になったようです。
どう表現しましょうか?
(外国人が日本人と会話をしている絵を貼る)
友達のご主人はイギリス人です。
もう10年ぐらい日本に住んでるそうです。
友達の家でご主人に挨拶をしましたが、英語で返事が返ってきました。
日本に長く住んでいるので、日本語が話せると思ったんですが…
試験も面接もだめだったので、採用されないと思いきや、採用の通知をもらった。
警備員の人だと思いきや、社長が入り口でみんなに挨拶していた。
新人の案は採用されないかと思いきや、前向きに採用を考えてくれた。
試合が雨で中止になるかと思いきや、最後まで継続された。
シュートが決まったと思いきや、直前で反則があって無効になった。
日本に長く住んでいるから日本語が話せるかと思いきや、全く話せなかった。
練習
① ( )かと思いきや、よい返事がもらえた。
② ( )かと思いきや、参加する人が多かった。
③ ( )かと思いきや、優しくていい人だった。
④ ( )かと思いきや、とても地位の高い人だった。
⑤ ( )かと思いきや、実際はそうでもなかった。
⑥ やっと仕事が終わったと思いきや、( )。
⑦ 彼女と見た映画は恋愛映画かと思いきや、( )。
⑧ 夫が殺害されて悲しんでいると思いきや、( )。
⑨ あまり痛みがないので問題ないかと思いきや、( )。
⑩ とても綺麗だから男性にもてるかと思いきや、( )。