【 ~ごとき 】 JLPT N1の文法の解説と教え方
やめればいいのに…
昨日の負けごときすぐに取り返してやる!!
これは、「たかがゲームごときでけんかするな」のように使います。
これは「~なんか」と物や人を軽く見て言うときに使う表現です。
「私ごとき」のように謙遜の意味で自分に使うことも可能です。
~ごとき
(掴み合いの喧嘩をしている会社員の絵を貼る)
どうして、けんかになったと思いますか?
仕事の邪魔をされました。
物を壊されました。
(チョコレートの絵を貼る)
お土産でもらったチョコレートです。
Aさんが1つも食べていないんのに、Bさんが二つ食べたそうです。
みなさんがAさんなら、けんかしますか?
あの二人は食べ物ごときで喧嘩を始めたなんて…
ちょっと変ですね。
(レポートを作成している会社員の絵を貼る)
もう昼の1時です。今朝9時に頼んだのに、まだできません。
簡単な報告書ごときに半日もかかっています。
仕事が遅すぎますね。
(社長が演説している絵を貼る)
社長のアイデアは独創的というか、何と言うか…
社長の発想は、私ごときには理解できません。
「ごとき」は、物や人を軽く見るときに使います。
自分に使うときは謙遜の表現になります。
(他の社員に文句を言っている会社員の絵を貼る)
他の社員に言われるのは、まだ我慢できます。
でも、彼には言われたくないです。
彼ほど仕事ができない社員はいません。
どう言いますか?
(友達とゲームをしている子供の絵を貼る)
一緒にゲームをして遊ぶことになりました。
でも、あまり一緒にゲームをしたくないです。
ただのゲームなのに、友達は負けると怒り出します。
(部屋の掃除をしている女の人の絵を貼る)
部屋があまりに汚いので掃除をするように言いました。
娘は部屋の掃除をするために、有休を使いました。
掃除のために、有休を使うなんてびっくりします。
(ゴキブリを見て驚いている人の絵を貼る)
特にゴキブリが嫌いです。
今日もゴキブリを見て、悲鳴をあげていました。
(病気で寝ている人の絵を貼る)
いつもより少しだけ熱が高いです。
でも、会社を休むほど高い熱じゃありません。
でも、主人は少しの熱なのに、死んだような顔をしています。
(計算機で何かを計算している人の絵を貼る)
今も簡単なお金を計算しています。
暗算でもできる計算ですが、妻は計算機を使っています。
あの二人は食べ物ごときで喧嘩を始めた。
簡単な報告書ごときに、半日もかかっている。
社長の発想は、私ごときには理解できない。
彼ごときに、文句を言われたくない。
ゲームごときで、すぐに怒りだす。
部屋の掃除ごときで、有休を使っている。
ゴキブリごときで、悲鳴を上げた。
すこしの熱ごときで、死んだような顔をしている。
暗算でもできるお金の計算ごときに、わざわざ計算機を使っている。
練習
① こんな簡単な問題ごとき、( )。
② JLPTのN5ごとき、( )。
③ こんな足の痛みごときで、( )。
④ 私ごときでは、( )。
⑤ ( )ごときで、そんなに悲しまないでください。
⑥ ( )ごときのことで、怒らなくてもいいじゃないですか。
⑦ ( )ごときのことで、この世の終わりのような顔をしている。
⑧ ( )ごときで、心配で眠れなくなっている。