【 ~つ~つ 】 JLPT N1の文法の解説と教え方
迷うなぁ…
本当に優柔不断だな…
これは、「抜きつ抜かれつ」、「行きつ戻りつ」のような使われ方をします。
2つ目の動詞は、1つ目とは反対の意味の動詞、受け身の動詞が入り、
1つ目の動作と2つ目の動作が繰り返されて行われることを表します。
使われる言葉は限定的なので覚えてしまいましょう。
~つ~つ
(マラソン大会で接戦が繰り広げられている絵を貼る)
そして、優勝することができました。
終盤まで2番目の選手と抜いたり抜かれたりを繰り返しました。
今年のマラソン大会では抜きつ抜かれつの戦いをしました。
「~つ~つ」は同じ意味の言葉を肯定と否定で入れて使います。
動作が繰り返されて行われているときに使います。
(選手がインタビューを受けている絵を貼る)
優勝した喜びを誰に伝えたいかと聞かれました。
私は同級生のAの名前を言いました。
同級生のAとは持ちつ持たれつの関係で、助け合いながら練習してきた。
「持ちつ持たれつ」は助け合ってという意味です。
(桜の花びらが川に浮いたり沈んだりしている映像を見せる)
桜の花びらが水面に落ちて…
川の流れで浮いたり沈んだりを繰り返していますね。
どう説明しましょうか?
(月が雲の隙間に覗いている絵を見せる)
月が雲の隙間から見えますね。
雲が流れれば隠れてしまいますが…
でも、また雲が流れれば月が見えますね。
この様子をどう言いましょうか?
(満員電車に人がぎゅうぎゅうに乗っている状態の絵を貼る)
全く動けませんよね。
電車が揺れればお互いに押したり、押されたりしてしまいますね。
私も毎朝子の満員電車の中を我慢しています。
(二つの会社のここ数年の出店数を表した折れ線グラフを貼る)
A社は1990年にB社に追いつきましたね。
それから、A社のほうが出店数が多かったですが、1995年にはまたB社のほうが多くなりましたね。
そのあとも何度もトップが入れ替わっていますね。
出店数の数で追って、追われての接戦を繰り返していますね。
去年のマラソン大会では抜きつ抜かれつの戦いをしました。
同級生のAとは持ちつ持たれつの関係で、助け合いながら練習してきた。
川に落ちた桜の花びらが浮きつ沈みつしている。
月が雲の隙間から見えつ隠れつしている。
毎朝、満員電車で押しつ押されつの中を我慢している。
私の会社とA社は全国への出店数で追いつ追われつの接戦をしている。
練習
① ( )は押しつ押されつで、人が多かったが楽しかった。
② ( )は、店の前を行きつ戻りつした。
③ 昨日の( )は、抜きつ抜かれつの接戦で面白かった。
④ 今夜はさしつさされつ( )。
⑤ ( )は、持ちつ持たれつの関係だ。
⑥ ( )、浮きつ沈みつしている。