【 ~んばかり】 JLPT N1の文法の解説と教え方
今日はいつも以上に落ち込んでいるわね…
どうする、今日も無視しましょうか…
この表現は「壊さんばかりにドアを叩いた」のように使い、
「今にも~しそうな様子だ」とその状態の程度を言いたいときに使われます。
動詞の「する」は「~せんばかり」と特別な変形をするので注意しましょう。
~んばかり
(とても情熱的なタッチの絵を見せる)
このフランスの画家によって描かれた絵です。
彼はこの絵を描くために3年以上の時間を費やしました。
すごい情熱ですね。
この絵を見ていると、今にも彼の情熱があふれて伝わりそうですね。
この絵からは、彼のあふれんばかりの情熱が伝わってきます。
(とても精巧につくられた彫像の写真を見せる)
とても精巧で本物の人みたいですね。
今にも動き出しそうですね。
この彫刻は、今にも動かんばかりに精巧に作られていますね。
(絵の前に人混みができている様子の絵を貼る)
見てください。絵の前に人が大勢いますね。
今にも人があふれそうですね。
有名な絵の前には、あふれんばかりの人がいますね。
「~んばかり」は「今にも~しそうだ」と言いたいときに使います。
(心配そうな顔をしている男の人絵を貼る)
娘は一生懸命勉強していたので、合格していると思いますが、
やはり娘の試験の結果は心配です。
心配すぎて、今にも胸が張り裂けそうです。
どう言いますか。
(合格通知を見て、喜んでいる女の子の絵を貼る)
娘は無事に合格できました。
合格通知を見て、娘は今にも泣きそうな顔をして喜びました。
(豪勢な料理を食べて合格を祝っている家族の絵を貼る)
みんなでお腹がはち切れそうになるまで、ご馳走を食べました。
この様子をどう言いますか?
この絵からは、彼のあふれんばかりの情熱が伝わってくる。
この彫刻は、今にも動かんばかりに精巧に作られている。
有名な絵の前には、あふれんばかりの人がいる。
娘の試験の結果が心配で、胸が張り裂けんばかりだ。
合格の通知を見て、娘は泣きださんばかりの顔をして喜んだ。
今日はみんなでお腹がはち切れんばかりに、ご馳走を食べた。
練習
① 太ってしまったので、着ているシャツが( )ばかりだ。
② 強風で庭の木が( )ばかりに揺れている。
③ 隣のうちの犬はいつも( )ばかりに吠えるので怖い。
④ 母は「もう帰ってくるな」と( )ばかりにドアを閉めた。
⑤ ボクサーは今にも( )ばかりの姿で戦っている。
⑥ ( )、今にも飛び上がらんばかりに喜んでいる。
⑦ ( )、会場には割れんばかりの声援が響いた。
⑧ 彼女は( )、今にも泣きださんばかりの表情をした。
⑨ ( )、あふれんばかりの人だ。
⑩ ( )、胸が張り裂けんばかりだ。