【 ~といったところ(例え) 】 JLPT N1の文法の解説と教え方
妙に落ち着きがあって…
日本風に言えば、侍といったところかしら…
彼の隣にいる学生…
学校にいないことのほうが多いからな…
来てもいるのかいないのかわからないし…
この表現には二つの使い方があります。
①「あの町は都心から近くて、日本で言えば埼玉といったところですね。」
のように相手にわかりやすい例を挙げる使い方。
②「将来客はせいぜい20人といったところだ」
のように程度を表す使い方で、「一番~ても」と言いたいときに使います。
です。②はあとで学習します。
~といったところ(例え)
(他の社員にてきぱきと指示を出している社員の絵を貼る)
いつもみんなに的確に指示を出します。
彼がいないと今後の方針も決められません。
彼はこの組織の頭脳のようです。
彼はこの組織の頭脳といったところです。
「~といったところ」は相手にわかりやすいように例えを言うときにも使えます。
(人に悪口を言って傷つけている人の絵を貼る)
彼女の言葉はいつも人の心を傷つけます。
彼女の言葉はまるで鋭いナイフです。
彼女の言葉は鋭いナイフといったところでしょうか。
(真面目そうな人がてきぱきとデスクワークを片づけている様子の絵を貼る)
また、全然ミスがありません。いつも正確です。
コンピューターのように仕事を片づけていきます。
どう言いますか。
(忍者屋敷のような家の絵を貼る)
ちょっと変わった家を建てました。
家の中が迷路です。
まるで忍者屋敷みたいです。
(小さい子供が家の中を散らかしている絵を貼る)
いつも家の中を散らかします。
物を投げたり、落書きしたり…
部屋の中をいつもぐちゃぐちゃにします。
自分の子供が小さい怪獣に見えてきました。
彼がいないと今後の方針が決められない。彼はこの組織の頭脳といったところだ。
彼女の言葉は人を傷つける。彼女の言葉は鋭いナイフといったところだろうか。
彼は仕事がとても早くて正確で、コンピューターといったところだ。
あの人の家は、迷路みたいで忍者屋敷といったところだ。
私の子供はいつも部屋をぐちゃぐちゃにする、小さい怪獣といったところだ。
練習
① この料理は、私の国の料理で例えると( )といったところだ。
② 彼の生き方は、映画でいうと( )といったところだ。
③ もし彼がロミオなら、わたしは( )といったところかしら?
④ この町は( )で、現代の要塞といったところだ。
⑤ あの先生は( )で、人間辞書といったところだ。
⑥ この麺料理は日本で言う、うどんといったところだろう。