中級へ行こうの教え方(~ものだ「懐古」) JLPT N2の文法の解説と教え方
私が新人のときは毎晩夜遅くまで、文法について調べたものよ。
昔は今のようにインターネットですぐに調べられなかったから、
文法書を買って、自分で勉強したものね…
昔は図書館に通って、日本語について学習したものだ。
~ものです(懐古)
(おじいさん、おばあさんが若いころを思い出している絵を見せる)
教師 おじいさんは昔のことを思い出しながら話します。 昔はよく近くの川で泳いだものだ。 秋に家族とよくお祭りへ行ったものだ。 友達とよく森の中で遊んだものだ。 おばあさんは昔何と言いますか。 友達と花を集めたものだ。 夜遅く帰って、母を心配させたものだ。 学生さん |
学生に子供のころ、よくしていたことについて言わせる。または作文を書かせる。
「~ものだ」は以下の場合には使えない、
遠い過去のことを語る文型なので、近い過去については使用できない。
✖ 去年、よく漫画喫茶へ行ったものだ。 ○去年、よく漫画喫茶へ行っていました。
昔よくしたことを述べる表現なので、一度きりのことには使えない。
✖ 23歳のとき、初めて海外へ行ったものだ。 ○23歳のとき、初めて海外へ行きました。
自分のことについて述べるので、他者を主語にすることができない。
✖ 私の母は、子供のころよく山に登ったものだ。○私の母は、子供のころよく山に登ったそうです。
練習
例 若いころは、海で(釣りをしたものだ)。
① 小学生の頃は( )。
② 高校生のときは( )。
③ 大学生のときは( )。
④ 日本に来たばかりのころは( )。
⑤ 携帯電話がなかったころは( )。
⑥ 大きなショッピングモールがなかったころは( )。
⑦ インターネットが一般的になる前は( )。
⑧ 車を買う前は、( )。
リスニングは耳を慣れさせるためにしないとね。
教師が別に準備したほうがいいな!!