スポンサーリンク

新人君
新人君
日本語の先生って色々なタイプの人がいますよね。
学生に先生らしく接する先生がいるのに対して、友達のように接する先生がいたり…
そうね。
教科書通りにきっちり進める先生がいるのに対して、自分で教材を作成する先生もいるわね。
先輩さん
先輩さん
中堅さん
中堅さん
そうね。
それから、文法を重視する先生がいるのに対して、会話を重視する先生もいるし…
まあ、
どんな教え方でもいいが、
学習者のニーズに応えられているか、学習者が満足しているかが大切だな!!
ベテランさん
ベテランさん

今回は「~のに対して」という表現について考えてみます。
この文型は、二つの事柄が持つそれぞれの性質を対照的に示すときに使います。
二つの事柄が全然違うときや反対の性質を持つことを強く言いたいときに使います。
「~のに対し」と「て」を省略することも可能です。
名詞・な形容詞と接続する場合は、「~であるのに対して」を使います。
 

~のに対して

(二人の青年の絵を貼る)

教師
教師
二人は兄弟です。
同じ環境で育ったのに、性格や好きなことは全然違います。
兄がよく話すのに対して、弟は無口であまり話しません。
兄がスポーツが好きであるのに対して、弟は家で本を読むのが好きです。
兄は何も考えないで買い物をするのに対して、弟はよく考えてから買い物をします。
兄は友達がたくさんいるのに対して、弟はあまり友達を作りません。

(日本の国旗を貼る)
教師
教師
日本と皆さんの国を比べてください。
私の国では電車の中で物を食べてはいけないのに対して、日本では食べることができます。
私の国では家の中で靴を履くのに対して、日本では靴をぬぎます。
私の国では麺をよく食べるのに対して、日本では米をよく食べます。
私の国ではカードで払う人が多いのに対して、日本では現金で払う人が多いです。
学生さん
学生さん

(山と海の絵を貼る)
教師
教師
山に住むのと海の近くに住むのとでは何が違いますか。
山に住む人が野菜をたくさん食べるのに対して、海の近くに住んでいる人は魚をよく食べます。
山では雪の被害が多いのに対して、海では水害が多いです。
学生さん
学生さん

(都会と田舎の絵を貼る)
教師
教師
都会と田舎の暮らしはどう違いますか?
都会でよく使われるのは電車であるのに対して、田舎では車をよく使います。
都会では外で遊ぶ子供が少ないのに対して、田舎では外で遊ぶ子供が多いです。
都会では物がすぐに手に入るのに対して、田舎ではなかなか手に入りません。
都会では仕事がすぐに見つかるのに対して、田舎では仕事が見つかりません。
学生さん
学生さん

板書

兄がよく話すのに対して、弟は無口であまり話しません。
兄がスポーツが好きであるのに対して、弟は家で本を読むのが好きです。
兄は何も考えないで買い物をするのに対して、弟はよく考えてから買い物をします。
兄は友達がたくさんいるのに対して、弟はあまり友達を作りません

私の国では電車の中で物を食べてはいけないのに対して、日本では食べることができます。
私の国では家の中で靴を履くのに対して、日本では靴をぬぎます。
私の国では麺をよく食べるのに対して、日本では米をよく食べます。
私の国ではカードで払う人が多いのに対して、日本では現金で払う人が多いです。

山に住む人が野菜をたくさん食べるのに対して、海の近くに住んでいる人は魚をよく食べます。
山では雪の被害が多いのに対して、海では水害が多いです。

都会でよく使われるのは電車であるのに対して、田舎では車をよく使います。
都会では外で遊ぶ子供が少ないのに対して、田舎では外で遊ぶ子供が多いです。
都会では物がすぐに手に入るのに対して、田舎ではなかなか手に入りません。
都会では仕事がすぐに見つかるのに対して、田舎では仕事が見つかりません。

 

練習

① あの夫婦は妻が(        )のに対して、夫は無口だ。

② 弟が外でよく遊ぶのに対して、兄は(          )。

③ 妹が(         )のに対して、姉はあまり考えずに物を買う。

④ 私の国では(      )のに対して、日本では(        )。

⑤ 平日は(        )のに対して、週末は(         )。

⑥ 都市部では(      )のに対して、地方では(        )。

⑦(      )は米が主食であるのに対して、(      )はパンがよく食べられる。

⑧(      )は魚をよく食べるのに対して、(        )は野菜をよく食べる。

 

新人君
新人君
中級は初級に比べて、語彙が難しいですね。
そうね。
漢字も中級は初級に比べて数も多いし複雑なものが多いから大変よ。
先輩さん
先輩さん
中堅さん
中堅さん
でも、文法は新しいフォームがないから、
初級ほど難しくないかもしれないわね。
文型の種類は初級よりずっと多いけど…
まあ、簡単だろうが難しかろうが…
学生のやる気次第だな。
ベテランさん
ベテランさん

ここでは、「~に比べて」について勉強していきます。
「~に比べて」は、比較を表し「何かを基準として程度の違いを述べる」と気に使います。
「~に比べ」「~と比べて」「~と比べ」など色々な言い方があり、初級文型の「~より」と置き換えが可能です。
比較の文章は「は「が」に注意すれば意味を間違えることはないでしょう。
「AはBと比べて大きい」…Aは大きい
「Aと比べてBは大きい」…Bは大きい
「AはBほどおいしくない」…Aはおいしくない
簡単にわかりますね。
 

~に比べて

(バスとタクシーの絵を貼る)

教師
教師
バスとタクシーについて文を作ります。
バスはタクシーより安いです。
他にどんな言い方がありましたか。
バスよりタクシーのほうが便利です。
バスはタクシーほど高くないです。
バスもタクシーも便利です。
学生さん
学生さん
教師
教師
そうですね。
色々な言い方があります。
今日は新しい言い方を勉強します。
バスはタクシーに比べて安いです。
バスはタクシーより安いです。
と同じです。

(色々な単語を与えて、「比べて」を使った文を作らせる。

板書

今の連絡手段は以前に比べてずっと便利になった
日本はわたしの国と比べると人口が多い。
若いころに比べると疲れやすくなった。

去年の冬と比べ、今年の冬は雪が多い。
手で書くのに比べると、パソコンで書くのは数倍速い。
この赤いシャツは、あそこの青いのと比べるとデザインがいい。
コンビニで買うのと比べると、スーパーで買うのはかなりお得だ。
この前注文したのと比べると、少し量が少ない気がする。

 

練習

① アジアの人は(                )に比べて 背が低い。

② 今年の夏は (                 )に比べて暑い。

③ 東洋の人と比べて、(                      )。

④ 平日と比べると、(                       )。

⑤ 外国語を聞く / 外国語を話す →(                            )。

⑥ 私の国 / 日本 →(                                   )。

⑦ 漢字を覚える / ひらがなを覚える →(                          )。

⑧ 昔の生活 / 今の生活 →(                                )。

⑨ 昔の若者 / 今の若者 →(                                )。

⑩ 昨年 / 今年 →(                                      )。

 

新人君
新人君
あの学生すごいですね。
去年は全然読み書きができなかったのに、今では新聞が読めるまでになりましたね。
そうね。
さらに去年交通事故で足を怪我して、もう歩くことはできないと言われてたけど、
リハビリを頑張って、普通に歩けるまでになったわね。
すごい努力ね。
先輩さん
先輩さん
中堅さん
中堅さん
それだけじゃないわ。
日本に来る前は、小さいお店からスタートして、最後は全国に30店舗もお店を出すまでになったらしいわよ。
自分の国で成功してるのに、なぜゼロから日本語を学習しているんだろう…
ベテランさん
ベテランさん

今回は「~までになる」という表現について学習していきます。
この表現は「長い時間をかけて段階が進んで、最終的に~の状態になった」と言うことを表します。
後件には、良い結果になったという内容が用いられることが多いです。
 
 

~までになる

 
(子供が老人にまで成長していく過程の絵を貼る)
教師
教師
この人は、子供のときから、色々な才能がありました。
子供のときには、毎日いろいろな言語を学習して10歳のときには、5つの外国語を理解するまでになりました。
また、スポーツの才能もすごくて、20歳のときにはオリンピックに出るまでになりました。
経営の勉強をして30歳のときには自分で会社を経営するまでになりました。
会社の経営も順調で、10年後には全国に支店を出すまでになりました。
さらにその10年後には国内だけではなく、国外にも進出するまでになりました。
定年退職した後、絵を始めました。
彼は絵の才能があったので、彼の絵は美術館に飾られるまでになりました。

(ロボットの絵を描く)
教師
教師
ロボットはだんだん進化しています。
昔はすべての仕事をしていましたが、ロボットが人間に代わって仕事をするようになりました。
今では、ロボットは人工知能によって自分で物事を判断するまでになりました。
一部の乗り物は人間に代わってロボット操縦するまでになりました。
また、見た目も本物の人間と間違えられるまでになりました。
板書

いろいろな言語を学習して、5つの外国語を理解するまでになりました。
スポーツの才能があって、20歳のときにはオリンピックに出るまでになりました。
彼は経営の勉強をして、30歳のときに自分で会社を経営するまでになりました。
会社の経営は順調で10年後には全国に支店を出すまでになりました。
彼の会社は国内だけではなく、国外にも進出するまでになりました。
彼の絵は美術館に飾られるまでになりました。

今では、ロボットは人工知能によって自分で物事を判断するまでになりました。
一部の乗り物は人間に代わってロボット操縦するまでになりました。
ロボットの見た目は本物の人間と間違えられるまでになりました。

 

練習

① 毎日、日本語を勉強した結果、(               )までになった。

② 厳しい訓練をして (                     )までになった。

③ 小さいころからサッカーを始めて、(              )までになった。

④ 新人の頃は仕事ができなかったが、数十年働いて(        )までになった。

⑤ 昔は料理ができなかったが、毎日料理をして(          )までになった。

⑥(                   )、子供でも携帯電話を持つまでになった。

⑦(                    )、自分の会社を経営するまでになった。

⑧(                   )、楽譜を見なくても弾けるまでになった。

⑨(               )、東京から大阪まで2時間半で行けるまでになった。

⑩(                   )、地図を見なくても行けるまでになった。

 

大変言いにくいことなんだけど…
みんなで話し合った結果のことだからきちんと聞いてね。
先輩さん
先輩さん
中堅さん
中堅さん
本当に昨日みんなで悩んで決めた結果のことなの…
そうなんだ…
昨日の話し合いの結果、今年の忘年会の幹事は君になった…
ベテランさん
ベテランさん
新人君
新人君
えっ、僕ですか…?
去年も確か僕だったのでは…
みんなでいろいろ考えた結果、あなたが適任なのよ…
頼むわね!
(あみだくじをした結果だ、なんて言えないわね…)
先輩さん
先輩さん

ここでは、「~の結果」という表現について考えてみましょう。
この文型は、前件の事柄が生じたことで、何が起きたかを後件で言うときに使います。
動詞の「た形」と「名詞」に接続が可能です。
文型の意味は覚えやすいのでスムーズに覚えられます。
 

~結果

(大雨と大雨による被害の絵を貼る)

教師
教師
大雨がずっと続いています。
結果はどうなりましたか?
作物に被害が出ました。
川の水が溢れました。
家の中に水が入りました。
学生さん
学生さん
教師
教師
そうですね。
大雨の結果、作物に大きな被害が出ましたね。
大雨が続いた結果、川の水が溢れましたね。
大雨が降り続いた結果、家が浸水しましたね。

(手術をしている人の絵を貼る)
教師
教師
手術をしました。結果はどうなりましたか。
手術の結果、病気がよくなりました。
手術の結果、目が見えるようになりました。
学生さん
学生さん

(会議中の絵を貼る)
教師
教師
長い間、会議をしています。
結果はどうなりましたか。
会議の結果、次の商品の名前が決まりました。
みんなで相談した結果、次のプロジェクトは来月から始まることになりました。
悩んだ結果、あの社員を辞めさせることにしました。
学生さん
学生さん

板書

大雨の結果、作物に大きな被害が出ましたね。
大雨が続いた結果、川の水が溢れましたね。
大雨が降り続いた結果、家が浸水しましたね。

手術の結果、病気がよくなりました。
手術をした結果、目が見えるようになりました。

会議の結果、次の商品の名前が決まりました。
みんなで相談した結果、次のプロジェクトは来月から始まることになりました。
悩んだ結果、あの社員を辞めさせることにしました。

 

練習

①(                    )結果、その旅行へは行かないことにした。

②(                     )結果、町は大きなダメージを受けた。

③(                     )結果、結婚しない人が増えていることわかった。

④ みんなで相談した結果、(                             )。

⑤ 彼女とけんかした結果、(                             )。

⑥ アンケートをした結果、(                             )。

⑦ 両親と進路について話し合った結果、(                       )。

⑧ (                    )結果、友達と仲が悪くなってしまった。

 

新人君
新人君
死んでいるかのようにぐったりしていますね。
そうね。
今朝もまるで魂が抜けたかのような顔で出勤してきたわよ。
先輩さん
先輩さん
中堅さん
中堅さん
昨日の退社時は、
背中に羽でも生えているかのように、軽い足取りで帰って行ったのに…
水の中にいるかのように体が重い…
昨日は飲みすぎたな…
ベテランさん
ベテランさん

今回の文型は「~かのように」です。
この文型は「実際は~ではないのだけれど、まるで~のように…」という意味で使われます。
文末に使う場合には「~かのようだ」になります。
また、「~かのように+な形容詞」
「~かのような+名詞」のような接続も可能です。
 

~かのように

(ひそひそ話をしている人達の絵を貼る)

教師
教師
AさんはBさんと話しています。
Aさんは爆発事故いついて話しています。
「昨日、爆発事故があったんです。救急車やパトカーがたくさん来てすごかったんですよ。」
Aさんは実際には事故を見ませんでした。でも、実際に現場で見たかのように話します。
Aさんは「でも実は事故じゃなくて、誰かが爆発を起こしたらしいんです。」と小さい声で言います。
まるで秘密を話すかのような小さい声でBさんに伝えます。

(暗い部屋に一人で座っている人の絵を貼る)
教師
教師
この人は、まるで人形になってしまったかのように動きません。
昨日の悪い出来事がありました。それは人生の悪いことが全て一緒に起きたかのようでした。
彼はショックで、この世界に自分一人しかいないかのような気持ちで座っています。
でも、明日は月曜日です。何事もなかったかのような顔で働かなくてはなりません。

(赤ちゃんが生まれた絵を貼る)
教師
教師
生まれたばかりの赤ちゃんはとても小さいです。
まるでガラス細工を扱うかのように抱きます。
まるで宝物であるかのように大事に抱えます。

板書

Aさんは事故について、実際に現場で見たかのように話します。
Aさんは、まるで秘密を話すかのような小さい声でBさんに伝えます。

彼は、まるで人形になってしまったかのように動きません。
昨日の悪い出来事は人生の悪いことが全て一緒に起きたかのようでした
彼はショックで、この世界に自分一人しかいないかのような気持ちで座っています。
明日は何事もなかったかのような顔で働かなくてはなりません。

まるでガラス細工を扱うかのように赤ちゃんを抱きます。
まるで宝物であるかのように赤ちゃんを大事に抱えます。

 

練習

① 彼は 悲しいことがあったのに (            )かのように 生活している。

② 父はまるで(                 )のような 顔をして 家に帰ってきた。

③ あの建物はボロボロでまるで(                    )かのようだ。

④ 彼女はそのニュースを聞いてまるで(              )かのような 顔を した。

⑤ 妹はその話を実際に目の前で(                  ) かのように 話した。

⑥ 彼はまるで(              )かのように、軽い足取りで帰って行った。

⑦ 彼女は(                )かのような手つきで大事にしまった。

⑧ 父は(                 )かのような顔をして家に帰ってきた。

 

新人君
新人君
最近、だいぶ春めいてきましたね。
ええ、暖かくなったからって浮かれていないで、
きちんと働いてよ!
先輩さん
先輩さん
中堅さん
中堅さん
そうね。
頭の中まで春じゃ困るわね。
新しい学生も入学するんだし、しっかりして…
新人君
新人君
はい…
(春の話をしただけなのに、説教めいたことを言われてるな…)
ベテランさん
ベテランさん

ここでは、「~めく」「~めいた」「~めいて」について考えてみます。
この文型は「~のような感じがする」という意味で使われますが、
あまり万能ではなく使える言葉が数種類しかありません。
「皮肉」「冗談」「春」「謎」などとともに使います。
数が少ないので、文法として覚えるより一つのフレーズとして暗記してしまったほうがいいかもしれません。
 

~めく、~めいた、~めいて

(春の絵を貼る)

教師
教師
最近、だいぶ暖かくなってきました。
もう春を感じることができます。
最近、春めいてきました。
「めいて」は「~の~のような感じがする」という意味です。

(占い師っぽい人の絵を貼る)
教師
教師
この女性は占い師です。
どんな雰囲気ですか。
不思議な感じです。
怪しいです。
学生さん
学生さん
教師
教師
そうですね。
彼女はどこか謎めいた雰囲気を持っていますね。

(会社で失敗している人の絵を貼る)
教師
教師
仕事でミスをしました。
山田さんに「君のおかげで残業ができる」と言われました。
山田さんは本当に喜んでいますか。
いいえ、怒っていると思います。
いいえ、嫌だと思っています。
学生さん
学生さん
教師
教師
そうですね。
山田さんのような話し方を「皮肉」と言います。
山田さんは私に皮肉めいたことを言いました。

(彼女に振られている人の絵を貼る)
教師
教師
友達は最近彼女と別れました。
でも、友達はいつも冗談のように「一人になったから自由だ」と言います。
彼は「彼女と別れて自由だ」と冗談めいた言い方で言います。

板書

最近、春めいてきました。
彼女はどこか謎めいた雰囲気を持っていますね。
山田さんは私に皮肉めいたことを言いました。
彼は「彼女と別れて自由だ」と冗談めいた言い方で言います。

 

練習

① 最近、暖かくなって少しずつ (           )めいてきた。

② ホテルの入り口に(           )めいた女性が立っている。

③ 12月になって町の飾りやにぎやかさは(       )めいている。

④ 部長はいつも(              )めいた話し方をする。

⑤ 彼は(               )めいた言葉を言って消えた。

⑥(                )て、皮肉めいたことを言われた。

 

この前のクラスに見学に入ったときの、みんなの感想を言うわね。
可哀そうとは思いつつ、辛口に言うわよ。
先輩さん
先輩さん
中堅さん
中堅さん
まず、授業をしつつ時計ばかり見ているのはよくないわね…
時間配分を考えつつ進めているのはわかるけど…
悪いとは思いつつ言うぞ!!
汗を拭きつつ文型の説明をするのは、見ていて…
うーん、何というか自信がなそうだな!
ベテランさん
ベテランさん
あと授業を受けつつ内職している学生がたくさんいたわよ。
学生に視線を配りつ授業を勧めるといいわね。
先輩さん
先輩さん

今回は「~つつ」という表現について学習します。
「~つつ」はやや硬い表現で、二つの使い方があります。
一つ目は逆説の表現である「~けれども」と同じ使い方です。「~つつも」でもいいです。
「悪いと思いつつも~」「明日は試験だと知りつつ~」など、
話者の心理と行動が違うときに使います。
前件・後件の主語は同じになり、話者の後悔や我慢できずにしてしまったことを述べます。
二つ目は「2つのことを同時に行う」という意味の使い方です。
硬い表現なので使える言葉はやや限定的です。
 
 
 

~つつ(同時に)

教師
教師
皆さんは旅行へ行く前にガイドブックや、地図などを見ますか?
はい、見ます。
学生さん
学生さん
教師
教師
どうして、見ますか。
旅行の計画をします。
バスや電車の時間を調べます。
学生さん
学生さん
教師
教師
そうですね。
ガイドブックを見ながら、旅行を計画しますね。
バスや電車の時間を確認しながら、旅行のスケジュールを組みますね。
二つのことを一緒にするときに「~ながら」を使いましたね。
今日は他の言い方を勉強します。
ガイドブックを見つつ、旅行の計画をします。
バスや電車の時間を確認しつつ、旅行のスケジュールを組む。
です。「~つつ」も「ながら」と同じ使い方ができます。
でも、硬い言い方です。

(山や海の絵を貼る)
教師
教師
山に登ったり、海を眺めているとき、何を思いますか。何を感じますか。
人生について考えます。
自然が偉大だと感じます。
人間は小さいと感じます。
学生さん
学生さん
教師
教師
そうですね。
海を眺めつつ、人生について考えますね。
山に登りつつ、自然の偉大さを感じますね。
山から町を眺めつつ、人間の小ささを感じますね。
教師
教師
これからの時代は、会社で働くだけでは幸せになれないと言われています。
みなさんは、会社で働きつつ何をしますか。
会社で働きつつ、資格の勉強をします。
仕事をしつつ、インターネットでビジネスもします。
会社で働きつつ、夜はアルバイトをします。
学生さん
学生さん

板書

ガイドブックを見つつ、旅行の計画をします。
バスや電車の時間を確認しつつ、旅行のスケジュールを組む。

海を眺めつつ、人生について考える。
山に登りつつ、自然の偉大さを感じた。
山から町を眺めつつ、人間の小ささを感じた。

会社で働きつつ、資格の勉強をします。
仕事をしつつ、インターネットでビジネスもします。
会社で働きつつ、夜はアルバイトをします。

 

~つつ / ~つつも(逆説)

(親の財布から申し訳なさそうにお金をとっている子供の絵を貼る)

教師
教師
この子供は何をしていますか。
親の財布からお金を盗んでいます。
学生さん
学生さん
教師
教師
そうですね。
この子供はどんな気持ちでお金をとっていますか。
すみません。と言う気持ちです。
学生さん
学生さん
教師
教師
はい、
申し訳ないと思いつつお金をとっています。
悪いことだと知りつつお金を盗みました。
「~つつ」にはもう一つ意味があります。
「~けれども」と同じように使います。言う、知る、気持ちを表す言葉と一緒に使います。

(ダイエットしている人の絵を貼る)
教師
教師
皆さん、ダイエットは難しいですね。
どんなことが難しいですか。
甘いものを食べてしまいます。
すぐに運動を止めてしまいます。
カロリーの高い食べものを食べてしまいます。
学生さん
学生さん
教師
教師
そうですね。
甘いものは太るとわかりつつも、つい食べてしまいますね。
運動をすれば痩せると知りつつも、続けることができませんね。
ダイエットをしていると言いつつも、カロリーをコントロールできませんね。

板書

申し訳ないと思いつつもお金をとっています。
悪いことだと知りつつお金を盗みました。

甘いものは太るとわかりつつも、つい食べてしまいますね。
運動をすれば痩せると知りつつ、続けることができませんね。
ダイエットをしていると言いつつも、カロリーをコントロールできませんね。

 

練習

① その選手は足にけがをしつつ、(                 )。

②(                      )、彼女に手紙を書いた。

③ 複雑な内容だったので、(            )つつ、話を聞いた。

④ 初めて行く場所なので(            )つつ、車を運転した。

⑤ この町は古い建物を残しつつ、(                 )。

⑥ 申し訳ないと思いつつ(                     )。

⑦ 悪いことだと思いつつ(                     )。

⑧(                  )つつ、ついゲームをしてしまう。

⑨(                   )つつ、なかなか始められない。

⑩(                   )つつ、やめることができない。

 

新人君
新人君
駅前の新しいカフェに行きましたか。
ええ、メニューの数が多いわね。
ケーキにしても30種類ぐらいから選べるから迷うわね。
先輩さん
先輩さん
中堅さん
中堅さん
私も行ってみたわ…
店内のデザインにしても経営者のこだわりが感じられるわね…
あの店は味だけじゃなくて、
従業員の態度にしても、お客さんを喜ばそうという意思が伝わるな。
ベテランさん
ベテランさん

ここでは「~にしても」という文型について学習しましょう。
「~にしても」にはいろいろな使い方がありますが、
今回は、「一つの例を取り上げて、その他の物も同様である」ことを示す使い方について、
考えていきます。
 

~にしても

(さびれている町の絵を貼る)

教師
教師
この町は人が少なくなって、色々な問題があります。
人が少なくなるとどんな問題が起きますか。
バスがなくなります。
子供の数が減ります。
病院が少なくなります。
仕事がなくなります。
学生さん
学生さん
教師
教師
そうですね。
この町は人が減っている。交通機関が便利ではなく、バスにしても1時間待たないと来ない。
この町は人口が減って、子供にしても姿を見ることがない。
この町は財政が悪く、施設を建てられません。病院にしても、町に1つしかない。
この町は働く場所が少なく、仕事にしても隣の町まで言って探すしかない。
と言います。
「~にしても」は「ほかのものと同じで」という意味です。
「バスにしても」は、バスがタクシーや電車と同じで少ないことを表します。
財政が悪いですから、病院は例で、他にも図書館や公園なども少ないです。

(楽しそうな遊園地の絵を貼る)
教師
教師
これは新しい遊園地です。
今までにない、色々なサービスをするつもりです。
みなさんは、どんなサービスがあったら嬉しいですか。
キャラクターと写真が取れます。
レストランの食べ物が安いです。
乗り物に乗るとき待たなくてもいいです。
学生さん
学生さん
教師
教師
そうですね。
この遊園地はキャラクターと触れ合うことができます。写真にしても自由に取れます。
この遊園地は安さがポイントです。レストランの食事にしても他の遊園地よりずっと安いです。
この遊園地は待ち時間をなくすための工夫をしています。乗り物にしても予約をすれば待たずに乗ることができます。
このレストランは例えば食事が安いですが、入園料やおみやげも安いです。
この遊園地は乗り物のほかにも、入園のときや食事のときも待つ必要がない工夫をしています。

板書

この町は人が減っている。交通機関が便利ではなく、バスにしても1時間待たないと来ない。
この町は人口が減って、子供にしても姿を見ることがない。
この町は財政が悪く、施設を建てられません。病院にしても町に1つしかない。
この町は働く場所が少なく、仕事にしても隣の町まで言って探すしかない。

この遊園地はキャラクターと触れ合うことができます。写真にしても自由に取れます。
この遊園地は安さがポイントです。レストランの食事にしても他の遊園地よりずっと安いです。
この遊園地は待ち時間をなくすための工夫をしています。乗り物にしても予約をすれば待たずに乗ることができます。

 

練習

① このマンションでは犬を飼ってはいけない。(      )にしても同じだ。

② この問題は難しすぎるので私にはわからない。(       )にしてもわからないだろう。

③(        )にしても、(          )にしても 連絡をしてください。

④ この町は住みやすい。(            )にしても 家から3分で着く。

⑤ この店は値段が高い。(            )にしても他の店の2倍の値段で売っている。

⑥ 彼は(           )。挨拶にしても声が小さくて聞こえない。

⑦ 彼は(           )。ネクタイにしてもよれよれだ。

⑧ 彼女は(          )。声にしても天使のようにきれいだ。

 

新人君
新人君
さて、今日も一日終わったぞ。
家に帰ってゲームしよう!
あなたはゲームを買うために、働いていると言ってもいいわね。
私の場合は仕事のために生きている、と言ってもいいけど。
先輩さん
先輩さん
中堅さん
中堅さん
それも悲しいわね…
やっぱり、人生は楽しむべきものと言ってもいいんじゃない?
うーん、やはりお酒を飲むために生きていると言ってもいいな。
ベテランさん
ベテランさん

ここでは「~と言ってもいい」という表現について考えてみましょう。
「そのような評価・解釈・判断などをしても問題がない」と言いたいときに使える表現です。
「~と言っても過言ではない」
「~と言っても言い過ぎではない」
「~ということができる」
などの表現に置き換えが可能です。
「~と言ってもいい」が話し言葉でよく使われます。
 

~と言ってもいい

(会社が成長していく様子の絵を貼る)

教師
教師
この会社は数年で大きくなりました。
もちろん社員もみんな頑張って働きましたが、会社が成長した一番の理由は鈴木さんが大きい契約をとったことです。
鈴木さんのおかげで会社が成長しました。みんなそう思っています。
鈴木さんのおかげで会社が成長したと言ってもいいです。

(旅行している人の絵を貼る)
教師
教師
田中さんの趣味は旅行です。
毎月1回は国内旅行、1年に2回は海外旅行に出かけます。
給料やボーナスは全部旅行で使います。
田中さんは旅行するために働いていると言ってもいいです。
教師
教師
私の人生は山田さんに会ってから、変わりました。
山田さんが私の人生を変えたと言ってもいいです。
教師
教師
皆さんの国ではどんな問題が起きていますか。
仕事がありません。
太っている人が多いです。
ストレスで病気になる人が増えています。
学生さん
学生さん
教師
教師
そうですね。
仕事がない人が多いことは、社会問題の一つと言ってもいいですね。
肥満は生活習慣病の一つと言ってもいいですね。
ストレスは深刻な現代病の一つと言ってもいいですね。

板書

鈴木さんのおかげで会社が成長したと言ってもいいです
田中さんは旅行するために働いていると言ってもいいです
山田さんが私の人生を変えたと言ってもいいです
仕事がない人が多いことは、社会問題の一つと言ってもいいです
肥満は生活習慣病の一つと言ってもいいです
ストレスは深刻な現代病の一つと言ってもいいです

 

練習

① 今回の成功は(          )と言ってもいい。

② (           )に生きていると言ってもい。

③ 彼のおかげで(          )と言ってもいい。

④ 私は(        )ために働いていると言ってもいいだろう。

⑤ (         )が私の生きる目的と言ってもいい。

⑥ (         )は社会問題の一つと言ってもいい。

⑦ (         )は生活習慣病の一つと言える。

⑧ (         )はこの国の問題の一つと言える。

 

新人君
新人君
どうですか、新しい服を買ったんですが。
そうね…
ちょっと子供っぽい感じがするかな。
先輩さん
先輩さん
中堅さん
中堅さん
確かに、子供が着ていそうなデザインね。
それになんか安っぽく見えるわよ…
ところで…
その質問おとといもしていなかった?
もう、忘れっぽいわね。
先輩さん
先輩さん

今回は「~っぽい」という表現について考えてみましょう。
・「夏っぽい」、「安っぽい」「油っぽい」「騙されたっぽい」のように、
  名詞や形容詞と接続される場合に「(本来は~だが)~のように感じる」「~のように見える」「~の性質がある」という意味で使われます。
・「忘れっぽい」「怒りっぽい」のように、
  動詞と接続すると「その傾向が強い」という意味で使われます。
マイナスの要素が強い言葉なので、「高っぽい」「優しっぽい」「覚えっぽい」などは使えない。
※近年では「約束を忘れたっぽいなぁ…」「彼は来ないっぽい」など、推量の意味で使われることもあります。
 
 

~ぽい(~のように見える・~のように感じられる)

(髪を切る前と切った後の女性の絵を貼る)

教師
教師
この女の人は髪を切りました。
でも、ちょっと切りすぎたようです。
男の人みたいです。
子供のように見えます。
教師
教師
こんな時は、
男っぽいです。
子供っぽいです。
も使えます。
「~のように見える」という意味です。
マイナス評価につかえます。

(安そうなシャツの絵を貼る)
教師
教師
この服は有名なブランドの服で高かったです。
でも、なんか安そうに見えますね。
なんと言いますか?
安っぽいです。
学生さん
学生さん

(具合が悪そうな人の絵を貼る)
教師
教師
昨日から調子が悪いです。
頭も痛いです。
熱がある感じがします。
風邪をひいた感じがします。
熱っぽいです。
風邪っぽいです。
「っぽい」は「感じがする」ときにも使えます。

(悪そうな人の絵を貼る)
教師
教師
私は彼に「5万円が1か月で10万円になる」と言われました。
彼の話は嘘のようだと感じましたが、5万円払いました。
1か月経ちましたが、何の連絡もありません。
彼の話はどんな話でしたか?
嘘っぽい話でした。
彼に騙されたっぽいです。
学生さん
学生さん

(料理の絵を貼る)
教師
教師
この料理は、なんだか油が多いです。
この料理は油っぽいです。
それから、ご飯を炊くときに水が多かったのかもしれません。
ちょっと水っぽいです。

板書

彼女は髪を切りすぎて、男っぽい髪形になった。
彼女は髪が短いので、子供っぽく見える。

あのシャツは高いが、安っぽく見える。

彼の話は嘘っぽかった
私は彼に騙されたっぽい

この料理は油っぽくておいしくない。
ご飯を炊くときに水が多かったので、少し水っぽくなった。

~ぽい(性質)

(おじさんの絵を貼る)

教師
教師
私の父です。
最近歳をとってきたので忘れやすいです。
それから、すぐに怒るようになりました。
最近、父は歳を取ったせいか忘れっぽいです。
最近、父は怒りっぽいです。

(ヨガをしている人の絵を貼る)
教師
教師
この人は先週からヨガを始めました。
でも、今週はもうヨガのクラスへ行っていません。
飽きました。
彼女はすぐに飽きます。何と言いますか?
飽きっぽいです。
学生さん
学生さん

板書

私の父は最近歳をとって、忘れっぽい
父は最近怒りっぽくなってしまった。

彼女は飽きっぽい性格で、長く続かない。

 

練習

① この料理はなんか(        )っぽいな。

② 年をとると(           )っぽくなる。

③ 私の上司は(      )っぽいので、ミスをしないように気を付けている。

④ 自分で髪を切ったら(        )っぽい髪形になってしまった。

⑤ 彼女は(        )っぽく笑う。

⑥ 高いケータイを買ったが、カバーを付けたら(       )っぽく見える。

⑦ 本当の話なのに、彼の話し方だと(         )っぽく聞こえる。

⑧ この刺身は少し古いので(          )っぽくて、おいしくない。