中級を学ぼう前期の教え方(~ぐらい / ~くらい「程度」) JLPT N3の文法の解説と教え方
ほっぺたが落ちるくらい美味しかったわね。
今でも、ときどき夢に出るくらい美味しかったわ。
~くらい / ~ぐらい
(買い物しているカップルの絵を見せる)
この国は皆さんの国より物価が安いです。半分ぐらいです。
そして、面白くて、いいものがたくさん売っています。
どうしますか。
持てません。
お金が無くなります。
こんな機会はあまりないですから。
かばんに入らないくらい買います。
持てないくらい買います。
お金が無くなるくらい買います。
ね。
(女性に振られている男性の絵を見せる)
どんな気持ちですか。
泣きたいくらい悲しいです。
死にたいくらい悲しいです。
今までにないくらい悲しいです。
ね。
かばんに入らないくらいお土産を買います。
死にたいくらい悲しいです。
食事もできないくらい緊張しています。
「~くらい」は程度を表す文型だが、
実際にその程度の状況が起きているかどうかは、状況によって違う。
「食事にけないくらい忙しい」…実際に食事に行っていない。
「持ち帰れないくらいプレゼントをもらった」…実際は持ち帰った(多かったということを言いたい)
「足が棒になるくらい歩いた」…比喩だから、もちろん足が棒になったわけではない
練習
例 昨日は(歩けなくなるくらい)疲れた。
① この問題は( )、小学生でもわかるくらいだ。
② 10年ぶりに両親に会って( )くらいうれしかった。
③ お金がなくて( )くらいしか買えない。
④ ( )くらい緊張してしまった。
⑤ 旅行で( )くらいお土産を買ってしまった。
⑥ 私はあの人のことが( )くらい嫌いだ。
⑦ 昨日の台風は( )くらいの強さだった。
⑧ もう、この料理を( )くらい食べさせられている。
⑨ ( )くらい、たくさんピアノを練習した。
⑩ デパートのセールに( )くらいの人が来ていた。
「中級へ行こう」と比べると内容が充実したわね。
教師が別に準備したほうがいいな!!