【~もだもん/~もの/~んだもの】 JLPT N2の文法の解説と教え方
ちょっと具合が悪いんだもの…
今日は好きな歌手のコンサートへ行くんだもの…
二人で飲もう…
この言い方は、カジュアルな話し方で子供が言い訳に使ったり、
女性が理由を説明するときに使ったりします。
動詞:~もん・~もの / ~だもん・~だもの
い形容詞:~もん・~もの / ~だもん・~だもの
な形容詞・名詞:(現在形+)~だもん・~だもの / ~なんだもん・~なんだもの
これは一部ですが、現在形・過去形・肯定・否定で色々と接続したときの音が変わりルールがややこしいです。
また、単純に置き換えが出来そうですが、ときどき違和感のある文が生まれます。
〇この問題、易しいもん。誰でもできるから頑張って。
?この問題、易しいんだもん。誰でもできるから頑張って。
なんとなく上の方がしっくりきます。
〇母:お菓子食べすぎじゃない? / 子供:だっておいしいんだもん。
?母:お菓子食べすぎじゃない? / 子供:だっておいしいもん。
上の方がしっくりきますね。
「~もん/~もの」は意見/主張
「~だもん/~だもの」は理由
の色合いが強いような気がします。
「~もん、~だもん」は男性・女性ともに使えますが、
「~もの、~だもの」は女性しか使いません。
「だって」は理由・言い訳のパターンとよく一緒に使いますね!!
~もん・~だもん / ~もの・~だもの
なんで宿題をしなかったの?
何と答えますか?
ねむかったから。
わからないから。
子供が言い訳をするときに使う言い方は、
眠かったんだもん。
忙しかったんだもん。
わからないんだもん。
でもいいです。
「だって」と一緒によく使います。
「どうして、遅れたの?」
彼女は何と答えますか?
忘れ物に気がついて、取りにもどったの。
化粧に時間がかかったから。
女性が理由を言うときには、
電車が遅れたんだもの。
忘れ物に気がついて、取りにもどったんだもの。
化粧に時間がかかったんだもの。
も使えますよ。
だって、眠かったんだもん
だって、忙しかったんだもん
だって、ぜんぜんわからないだもん
電車が遅れたんだもの
忘れ物に気がついて、鳥に帰ったんだもの
化粧に時間がかかったんだもの
練習
① 母:どうして、これ食べないの? / 子供:だって( )。
② 母:なんで、宿題をしなかったの? / 子供:だって( )。
③ 彼:どうして、遅れたの? / 彼女:( )。
④ 彼女:なんで、私の誕生日を忘れたのよ!! / 彼:( )。
⑤ 夫:なんで、晩ご飯がコンビニの弁当なんだ? / 妻:( )。
⑥ 父:なんで、( )? / 子供:だって、つまらないんだもん。
⑦ 母:どうして( )? / 子供:もう3回ぐらい見たもん。
⑧ 男:どうして、( )? / 女:だって、あなたに興味がないんだもの。
⑨ 男:なぜ、( )? / 女:だって、セールで安かったんだもの。
⑩ 彼:どうして、( )? / 彼女:他に好きな人ができたんだもの。