【~ないことには】 JLPT N2の文法の解説と教え方
レポートの準備が終わらない…
また?ちょっと見せてみて。
ここ、データがないことには説明できないんじゃない?
それから、ここは根拠がないことには、断定できないんじゃないかしら…?
今日はそのレポートが終わらないことには、帰ることは出来ないぞ!!
この表現は「~をしなければ~ができない/わからない」という意味で使われます。
文末には必ず否定的な文章が入ります。
また、文末に使用される表現は、
「可能形の否定形」「わからない」が多いです。
~ないことには
(商品企画をしている絵を貼る)
売れる商品を作るために、何をしなければなりませんか。
商品を作るためのお金が必要です。
商品を売ってくれる店を探さなければなりません。
ニーズを調べないことには、商品開発はできませんね。
予算が出ないことには、商品を作れませんね。
取り扱ってくれる店を見つかないことには、商品が売れませんね。
今日は「~ないことには」を勉強します。
「Aをしなければ、Bができない」という意味です。
(お見合い写真の絵を見せる)
これはお見合いの写真です。
これはお見合い相手の写真です。
どんな人ですか。
実際に会ったらわかりますね。
実際に会ってみなことには、どんな人かどうかわかりませんね。
(お見合い中の絵を貼る)
今日は挨拶と簡単な会話をしました。
どうですか。この人はいい人ですか。
(さっきの男の人と食事している絵を貼る)
どうですか。結婚しますか。決めてください。
(海外で働いている日本人の絵を貼る)
何が必要ですか。
一生懸命英語を勉強して話せるようになりました。
アメリカに行って働けますか。
仕事を探さなければなりません。
採用してくれる会社がないと、ビザの手続きができませんね。
ビザがないと、アメリカで働けませんね。
どう言いますか?
ビザがないことには、海外では働けません。
ニーズを調べないことには、商品開発はできない。
予算が出ないことには、商品を作れない。
取り扱ってくれる店を見つかないことには、商品が売れない。
実際に会ってみなことには、どんな人かどうかわかりません。
色々と話してみないことには、いい人かどうかわかりません。
付き合ってみないことには、結婚は決められません。
英語が話せないことには、アメリカでは働けません。
採用してくれる会社がないことには、ビザの手続きができません。
ビザがないことには、海外では働けません。
練習
① ( )ないことには、おいしいかどうかわからない。
② ( )がないことには、この部屋は使えない。
③ ( )ないことには、長くは続けられない。
④ ( )ないことには、どんな人なのかわかりません。
⑤ ( )ないことには、詳しいことはわからない。
⑥ 一度、使ってみないことには、( )。
⑦ 調査をしないことには、( )。
⑧ 安全性を確認しないことには、( )。
⑨ 車がないことには、( )。
⑩ 彼女がいないことには、( )。