日本語初級の学習が終わってから文法の復習に使える本

どうすれば…
今日も悩み事?


助詞や受身形、敬語やあげもらいの表現の使い方が下手な学生がいるんです。
どうすればいいでしょうか。
勘がいい学生は結構できるぞ!!


各項目を一つずつ確認すれば少しは間違いが減るかしら…
それと新しい語彙を学ぶときに例文に( )を作って、学生に考えさせるとかもいいわね。


一度に初級文法の復習ができるような方法ってないですかね?




二つ目は「文法が弱いあなたへ (初級から中級への橋渡しシリーズ 2)」よ…


早速、2つとも購入してきます。
「文法が弱いあなたへ」の特徴

ええと、少し古い本だけど今でも十分活用できるわね。
このシリーズは他にも「聴解」「読解」「漢字・語彙」が出ているわね。


文法の場合は授業で左のページの練習問題をして、
宿題で右のページの読解+文法の問題をさせてもいいわね…
授業の補助教材としても手軽に使えるな。


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ピンポイントで使うことができるから、
その文法を学習したときに使えばいいんじゃない?


それに各文法ごとに読解があるのもいいですね。文章の中でどのように使われるか確認できるし…
あれ?でも文法の細かい説明はないんですね!
あくまでも既習の文法の復習向けに作られているから、
確認のための内容を中心に作られているな。
もし学習者がその文法を完全に忘れてしまっている場合は…


「短期集中初級日本語文法総まとめ ポイント20」の特徴
この本もシリーズで「中級日本語文法要点整理ポイント20」というのが出ているわね。


こちらのシリーズもよく使われているわね。
練習もかなり多いぞ。


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難しそうですね。
でも、各項目をきちんと段階的に復習ができるようになっているの。
例えば最初の「助詞」の項目だけでも、
- スタートテスト
- 場所を表す助詞①
- 場所を表す助詞②
- その他の助詞①
- その他の助詞②
- 時間関係を表す助詞
- 復習問題
というように、いくつかのポイントがあるの。

①スタートテストで全体の内容の現在の理解度の確認
②細かいポイントごとの確認と練習
③最後のページで理解度の確認
という構成か。


でも、これだけ細かいと説明が大変そうですね…
なぜなら、
既習の文法の確認のための本であるのと、
文法の説明には英語/中国語/韓国語で訳がついているんだから。


それに一見イラストも少なくて複雑そうに見えるけど、
実は教える側にも学習する側にも無理のない流れで作られているわよ。
一部を除いて…


各フォームを取り扱っているページは大変そうですね。
今までの学習文法が一覧になっている…
さらにいくつか未習の文法も…
ほとんど忘れている状態の場合は大変なことになるな…

まとめ

初級をきちんと学習した学生にとっては役に立つことがわかりました。
でも、これを新しい文法を学ぶための教科書として使うのは無理ですね。
それと、どちらの本を使う場合でも、
未習の文法がいくつか出てくるから、
その場で導入するか、飛ばすかは教師次第ね。


手元に置いておけば、いろいろな場面で役に立つだろう!!
