みんなの日本語の教案と教材【第1課】「(国籍、職業、年齢)です」の教え方
まずは、第1課ですね。
まだクラスが始まったばかりなので、緊張しますね。
こちらもチェック!! |
この課での目標はずばり!
これだ!!
「自分のこと、他者のことについて述べることができる」
この課が終わった時点で、「国籍、仕事、年齢」について紹介することができるようになっていれば合格よ…
以下のことね!!
①「あの方はどなたですか。」と「~さんです。~の~です。」の質疑応答
とにかく文型が長くて覚えにくいです。
そして、使用頻度が少ないので定着しません。
ここでは「の」の使い方を覚えることに重点を置きましょう!!
今後、もう少し日本語に慣れてきたら、自然に使えるようになるわね。
~はで~す。(国籍)
学習者が最初に習う文型よ。
板書にも気をつけてクラスを進めていきましょう。
自己紹介
私は日本人です。
学生に一人ずつ自己紹介してもらいます。
人数が多いと、他の人の発言を待っている学生が退屈になります。
人数が多い場合は、自己紹介シートを作成して配り、学生同士で自由に自己紹介しましょう。
本当に時間がない場合は、数名だけを指名してさらっと進めるなどの工夫が必要になります。
わたし は たなか です。
わたし は にほん じん です。
他者紹介
リザさんはアメリカ人です。
フラッシュカードで文型の練習しましょう。
人数が多くない場合は、順番に隣の人を紹介していきましょう。
こちら は リザさん です。
リザさん は アメリカじん です。
~は(身分)です。
リザさんは医者です。
フラッシュカードで文型練習をしましょう。
(社会人のクラスの場合、自分の職業を言ってもらいましょう。
出てくる職業の語彙の確認は面倒ですが…)
わたし は かいしゃいん です。
リザさん は いしゃ です。
みんな「私は学生です」になって、失敗するわよ…
フラッシュカードで色々な職業を練習して…
~は~(年齢)です。
中堅さん テキストでは「~じゃありません。」が次の項目だけど… うーん、今回は「~は~です」の流れのまま、 「~は(年齢)歳です。」を先に導入してみる? それも、悪くないな。 板書も国籍・職業・年齢で縦に並べられるからな!! ベテランさん |
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リザさんは25歳です。
わたし は 38さい です。
リザさん は 25さい です。
数字の箇所で読めなくて進まないんじゃ…
そこで「数字を覚える」という流れに持って行って、
数字が読めたら年齢が言えるということになるのよ。
それで「新しい文型(知識)を使って表現できることが増えた!!」
という達成感につながるんだから。
数字(1〜100)の導入
1歳(いっさい)、8歳(はっさい)、10歳(じゅっさい)などの特別な読み方、
二十歳(はたち)も合わせて確認しましょう。聴解では結構出てきます。
数字の読み方が一通り分かったところで、
フラッシュカードを使って年齢の言い方を確認しましょう。
何歳ですか。おいくつですか。
A:26歳です。
数人に確認をして、何歳ですかの意味を理解したと感じたら、
学生だけで順番に隣の人に聞いていく練習をしましょう。
リザさん は なんさい ですか。
26 さい です。
やまださん は おいくつ ですか。
56 さい です。
今回はペアワークよ!!
ペアワークは手軽に質問と答えの練習をさせられるからいいわね。
すべての学生に一度に発話のチャンスを与えられるし。
楽でいいな!!
ここから教材がダウンロードできます。
後半は「~じゃありません」や「~ですか」の教案、教材ね。