人々が自由な暮らしを手に入れるところは感動的だったわね…
話の最後にしてやっと何の話なのか理解できたぞ。
「町は一夜にして灰になった」
「結婚10年目にしてやっと子供ができた」
のような使い方をします。
「状態」「状況」「様子」「程度」をはっきりと示したい場合に用いられる表現です。
話者が「すごいと思っている」「驚いている」という気持ちを表します。
~にして
(津波が来る前と後の様子を写した写真を貼る)
これは津波が来る前の町の様子です。静かで平和そうな町ですね。
これは津波が来た後の町の様子です。町が破壊されて何もありませんね。
津波は一瞬にして町を破壊しました。
(悲しそうな顔をしている男性の絵を貼る)
家にも被害がありましたが、もう一つ残念なことがあります。
彼は40歳で初めて車を買いましたが、津波で流されてしまいました。
40歳にして初めて買った車が、津波で流されました。
(膝から崩れ落ちている女性の絵を貼る)
彼女は津波で家が流されました。
また、車も流されました。
さらに、家族も失いました。
彼女は一日にして、すべての物を失いました。
「~にして」は、「状態」「状況」「様子」「程度」についてはっきり言いたいときに使います。
話す人の驚きやすごい、ひどいという感情を表しますよ。
(家族と抱き合っている人の絵を貼る)
でも、運がよかったです。
幸いなことに、家族はみんな無事でした。
「幸い」ということを強く言いたいです。
どう言えばいいですか。
(店の前で誇らしげにしている人の絵を貼る)
彼はお金をためながら、調理の技術を磨きました。
15年目でやっと自分の店を出店しました。
15年は長いですね。どう言いますか。
「15年目にして」のほうがいいですね。
(彼が働いている間に、家事をしている奥さんの絵を貼る)
仕事のことばかりで、家族との時間を大切にしませんでした。
でも、奥さんはいつも一人で子育てと家事を頑張りました。
また、毎日ご主人においしい弁当を作りました。
彼が早く店を持てるように節約もしました。
今、彼は家族の大切さを感じています。
どう言いますか。
(音楽会が開かれている絵を貼る)
この音楽界では、ある音楽家の曲が演奏されています。
その音楽家は昨日まで誰も知りませんでした。
でも、この音楽界のあと町中の人が彼の名前を知りました。
一夜だけです。たった一夜で、彼の名前は町中の人に知られました。
どう言いますか。
(葬儀をしている絵を貼る)
そのあとすぐに亡くなってしまいました。
まだ、39歳でした。とても若いですね。
津波は一瞬にして、町を破壊した。
40歳にして初めて買った車が、津波で流された。
彼女は一日にして、すべての物を失った。
幸いにして家族はみんな無事だった。
彼は15年目にして、やっと自分の店を出店しました。
今にして家族の大切さが実感できた。
彼の名は一夜にして、町中の人に知られた。
その音楽家は若くして、亡くなってしまった。
練習
① シャボン玉は空高く上がったが、( )。
② 歴史に残る記録を作った彼の名は、( )。
③ 子供のころからの夢が、( )にしてやっと叶った。
④ マジシャンは右手に持っていた花を( )にして消した。
⑤ ( )が、5年目にしてやっと子供ができた。
⑥ ( )で、一日にしてすべてのお金を失った。
⑦ ( )は、18歳にして会社を設立した。
⑧ ( )が、40歳にしてやっと結婚した。