みんなの日本語の教案と教材【第48課】「使役形を使った文型と表現」の教え方
この課は使役文についての学習をするんですね。
強制(母は息子を買い物へ行かせます など)
容認(私は子供を自由に遊ばせます など)
誰かの感情の変化(私は先生を怒らせました など)
それぞれの、使い方を一つ一つ確認していきましょう。
後半では「使役形+いただけませんか」で、丁寧に許可を求める表現を学習するわ…
学生のニーズによってはきっちりと覚えさるんだぞ!!
「使役形を使って、他者への行為の強制・容認を表すことができる」
「丁寧に許可を求めることができる」
(人)を使役(自動詞)強制
フラッシュカードで文型の確認と練習
しえき形
グループ1
のみます いきます
のませます いかせます
グループ2
たべます あけます
たべさせます あけさせます
グループ3
します きます
させます こさせます
わたしは こどもを ねさせました。
わたしは こどもを かいものへ 行かせました。
(人)を使役(自動詞)容認
子供は遊びたいと言いました。
私は「遊んでもいいよ」と言いました。
私は子供を公園で遊ばせました。
口頭、フラッシュカードで「強制」との違いを確認・練習
わたしは こどもを あそばせました。
わたしは こどもを やすませました。
(人)を使役(自動詞)感情の変化
上の子が下の子を叩きました。
下の子が泣きました。
上の子は下の子を泣かせました。
下の子は喜びました。
私は下の子を喜ばせました。
「強制」「容認」との違いを説明
フラッシュカードで練習
上の子は 下の子を なかせました。
わたしは 下の子を よろこばせました。
しゅじんは わたしを わらわせます。
(人)に~を(他動詞)強制
私は子供に野菜を食べさせます。
私は子供にテレビを消させました。
先ほどの「人を」との違いを確認
フラッシュカードで練習
わたしは こどもに やさいを 食べませます。
わたしは こどもに テレビを けさせました。
(人)に~を(他動詞)容認
私は子供にピアノを習わせます。
私は主人に新しい服を買わせました。
わたしは こどもに ピアノを ならわせました。
わたしは しゅじんに ふくを 買わせました。
使役+せていただけませんか
(具合が悪そうな人の絵を描く)
教師 今日は朝から調子が悪いです。家へ帰りたいです。先生に何と言いますか。 先生、調子が悪いので帰ってもいいですか。 学生さん 教師 はい、そうですね。でも、もっと丁寧な言い方があります。 調子が悪いので、帰らせていただけませんか。です。 文型の確認をする 教師 来週、国からみなさんの家族が来ます。空港へ向かいに行かなければなりません。 学校を休みたいです。何と言いますか。 国から家族が来るので、学校を休ませていただけませんか。 学生さん |
色々な状況のフラッシュカードを用いて許可をもらう練習
ペアワークで会話練習
ちょうしが わるいので、 かえらせて いただけませんか。
国からかぞくが来るので、 学校を やすませて いただけませんか。
練習
例 すみません。このしりょうをコピーしたいので(コピーきを使わせていただけませんか。)
① すみません。にもつがおもいので( )。
② すみません。あたまがいたいので( )。
③ その本おもしろそうですね。( )。
④ そのクッキーおいしそうですね。( )。
⑤ そのゲームおもしろそうだね。ちょっと( )。
⑥( )。ちょっと ここに すわらせていただけませんか。
⑦( )ので、会社の車をつかわせていただけませんか。
⑧( )。ぜひ、私に行かせていただけませんか。
教案の手抜きは許してください。
次の第49課は尊敬語ですね。
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