みんなの日本語の教案と教材【第22課】「連体修飾」の教え方②
着ます、履きます、かぶります、かけます、します
色々な衣類が書いてあるプリントを配布する。
どれがどの言葉を使うかカテゴリーに分ける。
- かぶります…帽子、ヘルメット、かつら
- かけます…めがね、サングラス
- 着ます…シャツ、セーター、着ものなど腕を通すもの
- 履きます…靴、靴下、ズボンなど 下半身
- します…アクセサリー
(動詞)+人…
(ロビーに色々なことをしている人々がいる絵を貼る…人々の動作や服装が違うもの)
教師 山田さんはどの人ですか。 新聞を読んでいます。 学生さん 教師 新聞を読んでいる人です。 帽子をかぶります。 帽子をかぶる人です。 学生さん 教師 帽子をかぶっています… 帽子をかぶっている人です。 学生さん |
他の人についても聞いていく。
他にも、宿題を忘れた人は誰ですか。/ ~に来なかった人は誰ですか。なども練習
【しんぶん を よんでいる】ひと です。
【 え を かいている 】ひと です。
【 ぼうし を かぶっている】ひと です。
【 ネクタイ を している 】ひと です。
(動詞+場所)+(時間、用事、約束)
(ホワイトボードに忙しそうにしている人の絵を描く)
時間がありません。
ゲームをする時間がありません。
【 】じかん が あります / ありません
【 】ようじ が あります / ありません
【 】やくそくが あります / ありません
(ホワイトボードに待ち合わせをしている人の絵を描く)
教師 約束があります。 彼女と映画を見ます。 彼女と映画を見る 約束 があります。 学生さん (銀行へ向かっている絵を描く) 教師 用事があります。 午後、銀行へ行きます。 午後、銀行へ行く 用事があります。 学生さん |
他にもいろいろパターンで練習
連体修飾なしの文章 → 連体修飾ありの文章
よりスムーズに連体修飾の機能がわかり学生のスムーズな理解につながる場合がある。
(連体修飾なし)
昨日、学校で山田さんにお土産をあげました。そのお土産は先週京都で買いました。
学校が終わってから、図書館へ行きました。図書館は家の近くにあります。
図書館で本を借りました。その本は有名な研究者が書きました。
(連体修飾あり)
昨日、学校で山田さんに京都で先週買ったお土産をあげました。
学校が終わってから、家の近くにある図書館へ行きました。
図書館で有名な研究者が書いた本を借りました。
と、かなり短くできる。
動詞の文章を普通形に変えて、
名詞の前につなげられるということを何度も例で示せば、
学生は文の構造を自然に覚えていくと思うわよ。
色々なルールがあるから教えにくい課だぞ!!
他の課の導入や練習はここからみてください!!