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新人君
新人君
この映画知っていますか?
ああ、これね。
第1作目を見たわよ。
第2作目は見なかったけど。
先輩さん
先輩さん
中堅さん
中堅さん
その映画…
第1作目が大人気になったのにひきかえ、第2作目は全然人気が出なかったわね…
新人君
新人君
確かに…
最初の作品はストーリーに深みがあったのにひきかえ、
2作目はストーリーが単調で面白くなかったですね。
(2作目が分かり易くて好きなんだが…)
ベテランさん
ベテランさん

今回は「~にひきかえ」という表現について学習していきます。
これは、「Aは~であるが、Bは反対に~である」
というように2つ事柄を比べて、対照的であると言いたいときに使われます。
「前件に良いことが入れば、後件は悪いこと」
「前件に悪いことが入れば、後件は良いこと」になります。
「Aは~だ。それにひきかえ、Bは~だ」のように、
「それにひきかえ」という言葉を使うときもあります。
 

~にひきかえ

(家族の集合写真を見せる)

教師
教師
これは私の家族です。
私の父は静かで落ち着いています。母は父とは反対でおしゃべりで活動的です。
父が静かで落ち着いているのにひきかえ、母はおしゃべりで活動的です。
姉はきれいでみんなに人気があります。私は姉とは反対で人気がないので友達が全然いません。
姉はきれいで人気がある。それにひきかえ私は友達が全然いません。
姉はきれい好きです、姉の部屋はいつもきれいです。
私は掃除が嫌いなので、私の部屋はいつも散らかっています。
姉の部屋がきれいであるのにひきかえ、私の部屋はいつも散らかっています。
「~にひきかえ」は「AとBは対照的だ」と言いたいときに使います。

(役職が高そうな人と、普通の社員が並んでいる絵を貼る)
教師
教師
Aさんと私は同じ時期に会社に入社しました。
Aさんは仕事がよくできるので、今は部長になりました。
私は仕事で失敗ばかりするのでまだ平社員です。
どう言いますか。
同僚のAさんは部長になった。それにひきかえ私はまだ平社員をしています。
学生さん
学生さん

(汗を流して自転車を漕いでいる会社員と、車で快適に通勤している会社員の絵を貼る)
教師
教師
Aさんと私の家は近いです。
Aさんは毎日車で通勤しています。
私は車がないので自転車で通勤しています。
どう言いますか?
Aさんが車で通勤しているのにひきかえ、私は自転車で通勤している。
学生さん
学生さん

(彼女と楽しそうにしている会社員と、一人で寂しそうにしている会社員の絵を貼る)
教師
教師
Aさんには素敵な彼女がいます。
来年、結婚するそうです。
私は彼女ができたこともありません。
Aさんには素敵な彼女がいるのにひきかえ、私は彼女ができたこともありません。
学生さん
学生さん
教師
教師
そうですね。
Aさんには素敵な彼女がいます。それにひきかえ、私は彼女ができたこともありません。
「それにひきかえ」と言う言葉も使えますよ。

(笑顔の学生の絵と疲れている会社員の絵を貼る)
教師
教師
学生のときは自由でした。
毎日が楽しかったです。
社会人になってからは大変です。
休みも全然ありません。
学生のときは自由だったのにひきかえ、社会人になってからは休みもない。
学生さん
学生さん

(外で遊んでいる子供の絵を、家でゲームをしている子供の絵を貼る)
教師
教師
私が子供のころは毎日外で遊んでいました。
最近の子供はあまり外で遊びませんね。
家で遊ぶことが多いですね。
私が子供のころは外で遊んだものです。それにひきかえ今の子供は家で遊ぶことが多いです。
学生さん
学生さん

(キャバクラで豪快に飲んでいる会社員の絵と家で静かに飲んでいる人の絵を貼る)
教師
教師
昔、日本は景気がいい時代がありました。
そのときは毎日飲み歩いていました。
でも今は景気が悪くなって、飲みに行けません。
家で安い酒を少しずつ飲んでいます。
景気が良かったころは毎日飲み歩いていたのにひきかえ、今は家で安い酒を少しずつ飲んでいます。
学生さん
学生さん

板書

父が静かで落ち着いているのにひきかえ、母はおしゃべりで活動的だ。
姉はきれいで人気がある。それにひきかえ私は友達が全然いない。
姉の部屋がきれいであるのにひきかえ、私の部屋はいつも散らかっている。

同僚のAさんは部長になった。それにひきかえ私はまだ平社員をしている。
Aさんが車で通勤しているのにひきかえ、私は自転車で通勤している。
Aさんには素敵な彼女がいる。それにひきかえ私は彼女ができたこともない。

学生のときは自由だったのにひきかえ、社会人になってからは休みもない。
私が子供のころは外で遊んだものだ。それにひきかえ今の子供は家で遊ぶことが多い。
景気が良かったころは毎日飲み歩いていたのにひきかえ、今は家で安い酒を少しずつ飲んでいる。

 

練習

① あの小説は前編が100万部売れたのにひきかえ、後編は(           )。

② 姉が清楚で美人であるのにひきかえ、妹は(                  )。

③ 同級生が仕事で出世しているのにひきかえ、私は(               )。

④ 北の地方では水不足が深刻なのにひきかえ、南の地方は(                 )。

⑤ 学生時代は毎日自由だった。それにひきかえ、今は(                   )。

⑥ ご主人が(             )であるのにひきかえ、奥さんがおしゃべりで面白い人だ。

⑦ 入社時は(             )のにひきかえ、最近は仕事が忙しくて休む暇もない。

⑧ (                 )だ。それにひきかえ、私は彼氏すらできない。

⑨ あの人のご主人は(         )そうだ。それにひきかえ私の主人は家事を一切しない。

⑩ 昨日までの(            )にひきかえ、今日は穏やかで気持ちがいい天気だ。

 

新人君
新人君
学生が突然難しい質問をして来たらどうすればいいですか。
今日もどうしたらいいのかわからなくて…
うーん、その場に即した対応が必要ね。
例文をいくつか与えてみるとか…
先輩さん
先輩さん
中堅さん
中堅さん
文法解説書に則して教えるだじゃだめよ…
学生が分かり易いように工夫しなければ…
まあ、何度も教えていれば、
前例に経験に即した対応ができるようになるだろう。
ベテランさん
ベテランさん

今回は「~に即して/~に則して」という表現について学習していきます。
これは、「状況や経験、規則に合わせて何かをする」と言いたいときに使われる表現です。
使われる言葉によって漢字が異なるので注意しましょう。
状況や経験などについて言うときには「~に即して」を使い、
規則や法律などについて言うときには「~に則して」を使います。
名詞と接続する場合は「~に即した/~に則した」+名詞になります。
 

~に即して/~に則して

(商品開発をしている絵を貼る)

教師
教師
新しい商品の開発をしていますね。
どうやって新しい商品を作れば、
お客様に愛される人気商品のなると思いますか?
お客様のニーズに合わせます。
時代に合った商品を考えます。
他の人気商品を参考にします。
学生さん
学生さん
教師
教師
そうですね。
お客様のニーズに合わせて商品開発をしたほうがいいですね。
お客様のニーズに即した商品を開発します。
それから時代の流れに合わせることも必要ですね。
時代の流れに則して商品の開発をします。
「即して」は「状況や経験、規則に合わせて何かをする」というときに使います。

(現場で指示を出している人の絵を貼る)
教師
教師
商品を製作している場所です。
いくつかのグループに分かれて色々な作業をしているみたいですが…
うーん、一つのグループの作業が遅れているみたいです。
どうしましょうか?
他のグループから人を送ります。
他のグループを休ませます。
遅れているグループの人を急がせます。
グループの作業を入れ替えます。
学生さん
学生さん
教師
教師
そうですね。
色々な方法がありますね。
現場の状況に合わせて、指示を出さなければなりませんね。
どう言いますか?
現場の状況に則して、指示を出さなければなりませんね。
学生さん
学生さん

(困った顔で何かを相談する社員の絵を貼る)
教師
教師
一人の社員が仕事のことで悩んでいるようです。
みなさんならどうやって指示を出しますか。
自分の経験を話します。
自分の考えを伝えます。
学生さん
学生さん
教師
教師
そうですね。
自分の経験から判断してアドバイスすることが多いですね。
今までの経験に即した判断で部下にアドバイスをします。
学生さん
学生さん

(ボーナスをもらっている社員の絵を貼る)
教師
教師
会社で働いているとボーナスがもらえますね。
どうやって、ボーナスの額を決めますか。
会社の経営状態に即して決めます。
給料の2か月分をあげます。
学生さん
学生さん
教師
教師
そうですね。
ボーナスの額は会社の規定に合わせて決めますね。
ボーナスは会社の規定に則して決めますね。
さっきの「即して」と使い方は同じですが漢字が違うので注意してください。
ルールとか基準のときは「則して」になりますよ。「

(会社の労働時間を表す絵を貼る)
教師
教師
みなさんの国では、一日に何時間働きますか。
日本は基本は8時間です。
私の国も8時間です。
学生さん
学生さん
教師
教師
そうですか。
8時間という労働時間は誰が決めた基準ですか。
国が決めました。
学生さん
学生さん
教師
教師
そうですね。
国の定めた基準に合わせて、会社は労働規則を決めますね。
どう言いますか?
国の定めた基準に則して、会社は労働規則を決めます。
学生さん
学生さん

(学校でたばこを吸っているのが見つかった学生の絵を貼る)
教師
教師
たばこを吸っているのが見つかりました。
これはとても良くないですね。
学校は処分をしますが、どうやってこの学生の処分を決めますか。
この先生の判断ですか?
いいえ、学校のルールに則して、学生を処分します。
学生さん
学生さん

板書

お客様のニーズに即した商品を開発します。
時代の流れに則して、商品の開発をします。
現場の状況に即して、指示を出さなければならない。
今までの経験に即して、部下にアドバイスをします。

会社の規定に則して、ボーナスの額を決めます。
国の定めた基準に則して、労働規則を決めます。
学校のルールに則して、学生を処分します。

 

練習

① 顧客のニーズに即して、(               )。

② 経済状況に即して、(                 )。

③ ガイドラインに即して、(               )。

④ (            )に即して、適切な方法を選びます。

⑤ (             )に即して、災害の対策をします。

⑥ (             )に則して、罰を与えます。

⑦ (             )に則して、昇給額が決まります。

⑧ (             )に即した商品開発が行われている。

⑨ (             )に即した、教育方法がある。

⑩ 今までの自分の経験に即して、(              )。

 

新人君
新人君
今度の飲み会の幹事は誰がやるんですか?
前回は僕でしたが…
何を言っているの。
飲み会のセッティングと言ったら、あなたをおいて他にいないじゃない。
あなたが一番頼りになるんだから。
先輩さん
先輩さん
中堅さん
中堅さん
そうね。
飲み会の会場は、あなたのお勧めの店をおいて他にないわね…
あなたお洒落でいい店を知っているから…
新人君
新人君
確かにこの仕事ができる人間は、
僕をおいて他にいませんね!!
任せてください!!
(いいように使われているな…)
ベテランさん
ベテランさん

今回は「~をおいて他にない」という表現について考えていきます。
これは「~だけだ」「~以外ない」と言いたいときに使われます。
「比べてみると、~が一番だ」という高い評価を表します。
人について言うときには「~をおいて他にいない」になります。
 

~をおいて他にない

(会議をしている絵を貼る)

教師
教師
会議をしています。
事業を拡大するかどうかを決める会議です。

(景気を表すグラフを貼る)
教師
教師
これは日本の経済を表しているグラフです。
今が一番景気がいいですね。
事業を拡大したほうがいいですかね?
はい、景気がいいですから拡大したほうがいいです。
今がチャンスだと思います。
今が一番いい時期です。
学生さん
学生さん
教師
教師
そうですね。
景気の良い今が一番いいタイミングですね。
事業を拡大するなら、景気の良い今をおいて他にありませんね。

(数名の社員が並んでいる絵を貼る)
教師
教師
事業を拡大するプロジェクトが始まります。
リーダーを決めなければなりません。
Aさんは経験もあります、とても真面目で今まで色々な仕事を成功させてきました。
Bさんはこの会社で10年働いています。でも仕事でいつもミスをします。
Cさんは仕事はよくできますが、みんなに嫌われています。
みなさんは誰をリーダーに選びますか?
もちろんAさんです。
Aさんしかいません。
Aさん以外の人はだめです。
学生さん
学生さん
教師
教師
そうですね。
新しいプロジェクトのリーダーは、彼をおいて他にいませんね。

(日本地図を貼る)
教師
教師
新しい事業をするために支店を作ることになりました。
東京、大阪、名古屋、福岡の中から選ぶことにしました。
東京には本社があります。
もう大阪と名古屋には支店があります。
福岡にはまだ支店がありません。
みなさんならどの場所を支店の候補地にしますか?
福岡がいいと思います。
まだ支店がありませんから福岡です。
学生さん
学生さん
教師
教師
新しい支店の候補地は、福岡をおいて他にありませんね。
「~おいて他にない/いない」は「~以外にない」「~が他と比べて一番だ」
と言うときに使います。

(一人暮らしを夢見ている若者の絵を貼る)
教師
教師
今までずっと一人暮らしをしたいと思っていました。
高校は家から近かったので無理でした。
大学も電車で通える場所だったので、一人暮らしをさせてもらえませんでした。
そろそろ大学を卒業します。
無事に就職が決まりました。
会社は家からはかなり遠いです。
大学卒業後の今が、一人暮らしのチャンスですね。
どう言いますか。
一人暮らしを始めるチャンスは、大学卒業後の今をおいて他にありません。
学生さん
学生さん

(海外留学を計画している学生の絵を貼る)
教師
教師
海外留学をすることにしました。
海外留学で英語の会話力を伸ばしたいです。
アメリカ、中国、シンガポールの3つの国に申し込めると言われました。
私の彼女はアメリカへ行くと言っていました。
私はどこに行きましょうか?
海外の留学先はアメリカをおいて他にありません。
学生さん
学生さん

(受験勉強している高校生の絵を貼る)
教師
教師
大学受験の勉強をしています。
ビジネスについて勉強して、将来は自分の会社を経営したいです。
A大学は理系のコースが有名な大学です。
B大学は外国語や海外留学に力を入れています。
C大学は経営や経済に関する学部が有名です。
どの大学を目指せばいいですか。

ビジネスについて学ぶなら、C大学をおいて他にありません。
学生さん
学生さん

板書

事業を拡大するなら、景気の良い今をおいて他にない。
新しいプロジェクトのリーダーは、Aさんをおいて他にいない。
新しい支店の候補地は、福岡をおいて他にない。

一人暮らしを始めるチャンスは、大学卒業後をおいて他にない。
海外の留学先はアメリカを置いて他にない。
ビジネスについて学ぶなら、あの学校をおいて他にない。

 

練習

① (             )なら、今をおいて他にない。

② (             )なら、この会社をおいて他にない。

③ (             )だったら、彼をおいて他にいない。

④ (             )なら、経済の状況が良い今をおいて他にない。

⑤ 地球の危機を救えるのは、(                  )。

⑥ 彼女に気持ちを伝えるのは、(                 )。

⑦ (            )としたら、タイをおいて他にない。

⑧ 私にとって大切なものは、(                  )。

 

新人君
新人君
みなさん、おやつを買ってきました。
いただきます!
おいしいわね。
先輩さん
先輩さん
中堅さん
中堅さん
ふたを開けるが早いか、食べ始めるのね…
ええ、このお菓子とても有名なお菓子だから、
なくなる前に食べないと。
先輩さん
先輩さん
新人君
新人君
ええ、本当に書くのが大変でしたよ。
店頭に並ぶが早いか、人が殺到して。
どれどれ、一つ試しに。
もう、ないじゃないか…
ベテランさん
ベテランさん

今回は「~が早いか」という表現について考えてみましょう。
「~が早いか」は「~なり」と似ていて、
「~の直後/~とほぼ同時に、~が起きる」という意味で使い、
時間が非常に短いことへの驚きを表すときに使います。
「~なり」と同じで、すでに起こったことに対して使います。
「~なり」は前項と後項は同じ主語でしたが、「~が早いか」は別の主語の場合も使えます。
「~早いか」の後件は意志動詞になることにも注意しましょう。
 

~が早いか

(事務所を飛び出している会社員の絵を貼る)

教師
教師
さあ、今日も仕事が終わりました。
終業のベルが聞こえてきました。
あれ、Aさんはかばんを持って事務所を出て行きました。
ベルが鳴るのと同じぐらいのタイミングでしたね。
Aさんは終業ベルが早いか、すぐに事務所を出ました。

(電車がホームに入ってくる様子の絵、女性が電車の中で化粧をしている絵を貼る)
教師
教師
電車がホームに入ってきました。
Aさんです。電車に乗って座席に座りました。
あれっ、かばんから化粧品を出してすぐに化粧を始めました。
Aさんは電車の座席に座るが早いか、化粧を始めました。

(彼に抱き着いている女の人の絵を貼る)
教師
教師
Aさんですね。
彼とデートをするようですね。
それで急いで事務所を出たり、電車の中で化粧をしていたんですね。
あっ、彼を見つけたようです。
彼を見つけるとすぐに抱き着きました。
Aさんは彼を見つけるが早いか、抱き着きました。

(デパートのセールで開店と同時に客が商品に向かって走っている映像を見せる)
教師
教師
今日は新しいゲームの発売日です。
あっ、今デパートが開店しました。
うわー、すごいですね。
店のドアが開くのと同時に、客は商品に向かって走り出しましたね。
店のドアが開くが早いか、客は商品に向かって走り出した。
学生さん
学生さん

(お腹を空かせている様子の人が料理を待っている絵を貼る)
教師
教師
この人は朝から何も食べていません。
今レストランで注文した料理を待っています。
あっ、注文した料理が運ばれてきて、今テーブルの上に並びました。
えっ、並ぶのと同時にすぐ食べ始めましたね。
料理がテーブルに並ぶが早いか、客はすぐに食べ始めた。
学生さん
学生さん

(ラーメン屋で店員に注文している男の人の絵を貼る)
教師
教師
ここはラーメン屋です。
お客さんが入ってきました。
いま席に座りました。
お客さんが店員に「いつものと」と言いました。
店員がメニューを持ってくる前に、注文しましたね。
たった今椅子に座ったところですよ。
椅子に座るが早いか、客は「いつもの」と店員に注文した。
学生さん
学生さん

板書

Aさんは終業のベルが鳴るが早いか、すぐに事務所を出た。
Aさんは電車の座席に座るが早いか、化粧を始めた。
Aさんは彼を見つけるが早いか、すぐに彼に抱き着いた。

店のドアが開くが早いか、客は商品に向かって走り出した。
料理がテーブルに並ぶが早いか、客はすぐに食べ始めた。
椅子に座るが早いか、客は「いつもの」と店員に注文した。

 

練習

① 乗客はドアが開くが早いか、(            )。

② チャイムが鳴るが早いか、彼は(           )。

③ 子供はベッドに入るが早いか、(           )。

④ 両親が家を出るが早いか、子供は(          )。

⑤ 夫は食事を済ませるが早いか、(           )。

⑥ (            )が早いか、すぐに商品は売り切れになった。

⑦ (            )が早いか、すぐに外へ遊びに出て行った。

⑧ (            )が早いか、すぐにメンバーを集めた。

⑨ (            )が早いか、男はすぐにその場から逃げ出した。

⑩ (            )が早いか、客は商品に群がった。

 

新人君
新人君
ふう、この事務所の片づけは大変だ。
片付けたそばから汚れるんだよなぁ…
そうね。
食器も洗ったそばから、すぐに使うから…
きりがないわね。
先輩さん
先輩さん
中堅さん
中堅さん
ええ、本当にどうしてかしら?
ごみ箱もきれいにしたそばから、ごみが溜まっているわね…
(自分たちが原因だと気がついていないのか…?)
ベテランさん
ベテランさん

今回は「~そばから」という表現について学習していきます。
これは「~のあとに、すぐに~が起きる」と言いたいときに使う表現です。
「同じことが繰り返される」様子を述べたり、
「~したのに努力が無駄になった」という気持ちを表します。
「覚えたそばから、すぐ忘れる」のように使います。
話者の不満や残念な気持ちを表し、後件には良くないことが入ることが多いです。
 

~そばから

(ミスをして注意されている会社員の絵を貼る)

教師
教師
困った社員がいます。
上司が注意しても、すぐに同じミスを繰り返します。
あの社員は注したそばから、同じミスをします。

(若い社員に質問されてあきれた顔で答えている上司の絵を貼る)
教師
教師
他の問題もあります。
あの社員はすぐに教えたことを忘れます。
仕事のやり方を教えてもらっても、次にやるときには忘れています。
彼は教えてもらったそばから、忘れてしまって同じ質問をします。

(仕事の書類が溜まっている社員の絵を貼る)
教師
教師
彼は仕事が遅いです。
ですから、仕事を終わらせても、すぐに上司に新しい仕事を頼まれます。
彼は仕事を終わらせたそばから、上司に新しい仕事を頼まれます。
「~そばから」は「~をした後に、すぐに~が起きる事」「同じことが繰り返すこと」を表します。

(勉強ができない学生の絵を貼る)
教師
教師
N2の単語は難しいですね。
あまり使わない単語が多いですから、すぐに忘れてしまいますね。
いつも単語を覚えます。でもいつもすぐに忘れますね。
どう言いますか。
単語を覚えたそばから、忘れてしまいます。
学生さん
学生さん
教師
教師
そうですね。
学校は試験が多いですね。
先週試験が終わりましたが、
試験が終わったあとに、私はすぐに次の試験の話をしましたね。
みなさんは嫌になりますね。
試験が終わったそばから、次の試験の話をされます。
学生さん
学生さん
教師
教師
Aさんは日本語が上手ですね。
Aさんはいつも新しい言葉を覚えたら、すぐに上手に使うことができますね。
Aさんは新しい言葉を覚えたそばから、上手に使えます。
学生さん
学生さん

(テレビショッピングの絵を貼る)
教師
教師
これはテレビショッピングと言います。
私は以前テレビショッピングの会社でアルバイトをしたことがあります。

(コールセンターで電話がたくさんかかってきている様子の絵を貼る)
教師
教師
電話でお客さんの注文を聞くアルバイトでしたが。
とても忙しかったです。
注文を受けて受話器を置くと、すぐに次の電話がかかってきます。
受話器を置いたそばから、次の電話がかかってきます。
学生さん
学生さん
教師
教師
はい、そうですね。
日本人はテレビショッピングが好きですね。
いつもテレビで新しい商品を紹介します。するとその商品はその日に売れ切れてしまいます。
新しい商品を紹介するそばから、売り切れてしまう。
学生さん
学生さん
教師
教師
テレビショッピングで物を紹介する社員も忙しいです。
今の商品を売り終えたら、すぐに次の商品をどう売るかを考え始めています。
今の商品を売り終えたそばから、次の商品をどう売るかを考え始めている。
学生さん
学生さん

板書

あの社員は注意したそばから、同じミスをします。
彼は教えてもらったそばから、忘れてしまって同じ質問をします。
仕事を終わらせたそばから、上司に新しい仕事を頼まれます。

単語を覚えたそばから、忘れてしまいます。
試験が終わったそばから、次の試験の話をされます。
彼は新しい言葉を覚えたそばから、上手に使えます。

受話器を置くそばから、また次の電話がかかってくる。
新しい商品を紹介するそばから、売り切れてしまう。
今の商品を売り終えたそばから、次の商品をどう売るかを考え始めている。

 

練習

① 雪の多い地方では、(       )そばから(       )。

② 喧嘩をするなと叱ったそばから(               )。

③ 妻はいつも給料が入ったそばから(              )。

④ 部屋を掃除したそばから(                  )。

⑤ わんこそばは食べたそばから、(               )。

⑥ (           )そばから、忘れてしまう。

⑦ (           )そばから、同じ質問をする。

⑧ (           )そばから、飲み干してしまう。

⑨ (           )そばから、客のお皿に盛られていく。

⑩ (           )そばから、段ボールに詰めていく。

 

新人君
新人君
昨日初めて絵画を見に行ったんですよ。
見る人に衝撃を与えずにはおかない絵がたくさん展示されていましたよ。
へぇ、あなたが絵を描いているところを見たことないけど、
絵の良さがわかるのね。
先輩さん
先輩さん
中堅さん
中堅さん
あなたがクラスで絵を描いているのを見たけど…
お世辞にも上手とは言えないわね…
(あの二人の言動はいつも彼に精神的ダメージを与えずにはおかないな…)
ベテランさん
ベテランさん

今回は「~ずにはおかない」という表現について考えていきましょう。
この表現は
「~するまではあきらめない、必ず~する」という話者の強い意志を表すときに使う場合と、
「自然に~という感情、行為をしてしまう」と言いたいときに使う場合の、
2通りの使い方があります。
「します」の場合は「せず」になるので注意しましょう。
 

~ずにはおかない(自然に~感情/行為が起きる)

(男の人の話を嫌そうな顔で聞いている人たちの絵を貼る)

教師
教師
課長の長い話が始まりました。
声も嫌ですが、話し方が気持ち悪いです。
課長の話し方は聞いていると、絶対に不快な気持ちになります。
課長の話し方は他の社員に不快感を与えずにはおきません。

(周りの人に白い目で見られている社員の絵を貼る。)
教師
教師
彼女は今ピアノ教室に通っているそうです。
ピアノの楽譜をよく借りるようですが、いつも会社のコピー機でコピーしています。
いつも100ページぐらいの本をコピーしています。
紙も会社の紙を使うし、他の人が仕事の資料のコピーをしたいときも、
彼女がコピー機を使っています。
他の社員は彼女がコピー機を私物化していることを非難しています。
彼女が会社の物を私物化しているのを、他の社員は非難せずにはおきません。
「~ずにはおかない」は「自然に~の感情が起こる」とき「自然に~という行為をしてしまう」ときに使えます。

(素晴らしいピアノの演奏の映像を見せる。)
教師
教師
有名なピアニストが演奏していますね。
彼の演奏を聞いてどんな気持ちになりましたか。
すごいと思いました。
感動しました。
上手なのでびっくりしました。
学生さん
学生さん
教師
教師
そうですね。
この映像でも聞いている人が感動していることがわかりますね。
彼の演奏を聞いたら、聞いている人は自然に感動しますね。
どう言いますか?
彼のピアノの演奏は、聞く人を感動させずにはおきません。
学生さん
学生さん

(著名人の感動的なスピーチの映像を見せる)
教師
教師
彼女のこのスピーチは有名ですね。
世界の平和について話していますね。
見てください、聞いている人はみんなハンカチで涙を拭いていますね。
彼女のスピーチはどんなスピーチですか?
彼女のスピーチを聞いた人は、涙を流さずにはおきません。
学生さん
学生さん

(迫力のある映画の映像を見せる)
教師
教師
これはある映画監督が作った映画の映像です。
とても迫力がありますね。
映像だけではありません。
ストーリーも今までの映画にないようなものです。
この映画を見ると、みんな必ず衝撃を受けます。
彼の作った映画を見ると、衝撃を受けずにはおきません。
学生さん
学生さん

(事務所のパソコンを殴っている社員の絵を貼る)
教師
教師
困った社員がいます。
この間はパソコンのデータ作成でミスをして、会社のパソコンを殴っていました。
パソコンが壊れてしまいました。
殴ってパソコンを壊したのですから、故意ですよね。
会社はどうしますか。
パソコンの修理のお金を彼にもらいます。
学生さん
学生さん
教師
教師
はい、そうですね。
上司が言いました。
会社の物を故意に壊すなんて、弁償させずにはおきません。
「~ずにはおかない」はもう一つ意味があります。
「~必ず~する」という意味で使います。

(先ほどの人物が女性社員の髪を引っ張ている絵を貼る)
教師
教師
彼がまた問題を起こしました。
女性社員が仕事で小さいミスをしただけなのに、彼女の髪を引っ張って怒っています。
これは完全な暴力です。
どうすればいいですか?
上司に報告せずにはおきません。
警察に訴えずにはおきません。
いつかやり返さずにはおきません。
学生さん
学生さん
教師
教師
そうですね。
あんなひどいことをされたら、上司に報告せずにはおきませんね。

(上司が先ほどの社員を注意している絵を貼る)
教師
教師
彼はその後も色々な問題を起こしました。
ある日、上司が彼を呼びました。
何と言いますか。
もう会社をやめさせずにはおきません。
学生さん
学生さん
教師
教師
そうですね。
こんなことを繰り返しているなら、会社をやめさせずにはおきませんね。

板書

彼の話し方は他の社員に不快感を与えずにはおかない。
会社の物を私物化しているのを見ては、彼女を非難せずにはおかない。

彼のピアノの演奏は、聞く人を感動させずにはおかない。
彼女のスピーチを聞いた人は、涙を流さずにはおかない。
彼の作った映画を見ると、衝撃を受けずにはおかない。

会社の物を故意に壊すなんて、弁償させずにはおかない。
あんなにひどいことをされたら、上司に報告せずにはおかない。
今のようなことを繰り返すなら、会社をやめさせずにはおかない。

 

練習

① (            )たら、弁償させずにはおかない。

② (            )ては、彼を非難せずにはおかないだろう。

③ 彼の言動は周りの人を、(          )ずにはおかない。

④ 彼女の口の悪さは、私を(           )ずにはおかなかった。

⑤ (            )は、見た人に衝撃を与えずにはおかなかった。

⑥ (            )は、私を不安にさせずにはおかなかい。

⑦ 彼女の美しさは、多くの男性を(           )せずにはおかない。

⑧ 彼の演奏は聞く人の心を(           )ずにはおかなかった。

⑨ (           )は、見るも人を驚かせずにはおかないだろう。

⑩ (           )は、経済にダメージを与えすにはおかなかった。

 

新人君
新人君
そう、あの建物に入ったが最後…
出てきた人は一人もいないそうです。
何の話をしているの?
先輩さん
先輩さん
中堅さん
中堅さん
ああ、隣の町にある病院の跡地の話よ。
なんでも、幽霊が出るとか…
行方不明になった人がたくさんいるとか…
(怖い話を始めたが最後、あの二人は仕事のことも忘れてしまうな…)
ベテランさん
ベテランさん

今回は「~たが最後」「~たら最後」という表現について学習していきます。
これは、「もし~をしたら、必ず~という悪い結果になってしまう」と
言いたいときに用いられる表現です。
後件には絶望的な状態を表す文章が入ります。
「~たが最後だ。」のように文末に使われる場合もあり、
この場合も「もし~したら、言うまでもなく絶望的な結果が待っている」と
述べるときに使われます。
 

~たが最後/~たら最後

(強引そうな顔をしている営業マンの絵を貼る)

教師
教師
彼は有名な営業マンです。
有名な理由は「誠実じゃない」「強引に物を売る」などです。
もし、あの営業マンを家へ入れてしまったら、大変なことになります。
彼はお客さんが物を買うまでは帰らないんです。最悪ですね。
あの営業マンを家へ入れたら最後、客が商品を買うまで帰りません。
「~たら最後」は、「何かをしたら最悪の結果になる」と言いたいときに使います。
「~たが最後」でもいいですよ。

(先ほどの営業マンが商品を説明している絵を貼る)
教師
教師
彼はまず一人暮らしのお年寄りの家へしか行きません。
まず、「この商品を使わないとあなたは病気になります。」と言って心配させます。
それから「このチャンスを逃したら最後、もうこの商品は販売されません。」と言います。
お年寄りは不安ですから買ってしまいます。

(クレームの電話をしている老人の絵を貼る)
教師
教師
商品を買った後、商品に効果がないことがわかります。
契約を取り消しために電話をしても、サインをしてしまったので、1年間は契約は取り消せません。
一度サインをしたが最後、契約を取り消すことは出来ません。

(学校の絵を貼る)
教師
教師
この学校には色々な規則がありますね。
もしテストでカンニングが見つかると、最悪の結果になりますね。
どうなりますか?
カンニングが見つかったが最後、試験は0点になります。
学生さん
学生さん
教師
教師
そうですね。
じゃあ、もし授業中に携帯を使っているのが見つかったらどうなりますか?
授業中に携帯を使ったが最後、携帯は教師によって1週間保管されます。
学生さん
学生さん
教師
教師
はい、そうですね。
もし、校内でたばこを吸ってしまったらどうなりますか?
たばこが見つかったが最後、学校を退学処分になります。
学生さん
学生さん

(寝ている人を起こそうとしている絵を貼る)
教師
教師
私の父が寝ています。
父は寝てしまうと、なかなか起きません。
地震があっても起きません。
名前を呼んでも起きません。
顔を叩いても起きません。
父は寝たら最後、顔を叩いても起きません。
みなさんの家族はどうですか?
兄はゲームをしたら最後、母が呼んでも部屋から出て来ません。
母がマイクを握ったら最後、私たちが歌うチャンスはなくなります。
弟は遊びに出たら最後、夜まで帰ってきません。
学生さん
学生さん

板書

あの営業マンを家へ入れたら最後、客が商品を買うまで帰らない。
このチャンスを逃したら最後、もうこの商品は販売されません。
一度サインをしたが最後、契約を取り消すことは出来ません。

カンニングが見つかったが最後、試験は0点になります。
授業中に携帯を使ったが最後、携帯は教師によって1週間保管されます。
たばこが見つかったが最後、学校を退学処分になります。

父は寝たら最後、顔を叩いても起きません。
兄はゲームをしたら最後、母が呼んでも部屋から出て来ません。
母がマイクを握ったら最後、私たちが歌うチャンスはなくなります。

 

練習

① (            )が最後、二度と戻ってくることはできないだろう。

② (            )が最後、会社を辞めるしかないだろう。

③ (            )が最後、助かる方法はないだろう。

④ (            )が最後、途中でやめることはできない。

⑤ (            )が最後、すべての信用を失うだろう。

⑥ 間違って上書き保存をしてしまったが最後、(          )。

⑦ あの人に物を貸したら最後、(                 )。

⑧ 信頼を失ったら最後、(                    )。

⑨ カンニングをしているのが見つかったが最後、(         )。

⑩ 妻に浮気がばれたが最後、(                  )。

 

新人君
新人君
今日も説明がわかりにくいって言われた…
次こそはみんなが納得する説明を準備してやるぞ!!
いつもは落ち込んでばかりなのに、
今日はやけに力が入っているわね。
先輩さん
先輩さん
新人君
新人君
ええ、今年こそは一人前と呼ばれるようになってやる!
と決めたんです。
だからみなさんも協力してください!!
中堅さん
中堅さん
協力…?
自分の力で一人前になってやるという気迫が欲しいわね…
(うーん、しばらくは一人前にはなれないかもな…)
ベテランさん
ベテランさん

今回は「~てやる」という表現について学習していきます。
「~てやる」は「~てみせる」と同じで強い意思を表しますが、
「こんな会社辞めてやる」
「もし彼に捨てられたら死んでやる」
のような不満や怒り、リベンジ、自暴自棄などの感情が含まれています。
なので「明日こそはプロポーズしてやる」のような使い方はしません。
 

~てやる

(試験をしている学生の絵を貼る)

教師
教師
今年の7月にN1に挑戦しましたが、
残念なことに不合格でした。
でも12月にまた挑戦できますね。
みなさんは、どう言いますか。
12月こそ合格してみせます。
学生さん
学生さん
教師
教師
はい、そうですね。
「~てみせる」を使えましたね。
今日は他の言い方です。
「12月こそは、JLPTのN1に合格してやる」です。
「~やる」も強い決意を表すときに使えます。

(人に馬鹿にされて悔しそうな顔をしている人の絵を貼る)
教師
教師
私はいつも他の人に馬鹿にされています。
今は馬鹿にされていますが、いつかは見返そうと強く思っています。
「~やる」を使って、どう言いますか?
「馬鹿にした人を、いつか見返してやる」です。
学生さん
学生さん
教師
教師
そうですね。
それから、将来成功して他の誰よりも幸せになることを強く思っています。
どう言いますか。
将来、成功して他の誰よりも幸せになってやる。
学生さん
学生さん
教師
教師
はい、そうですね。
「~てやる」は悔しいときや不満があるときによく使いますよ。

(泣き叫んでいる女の人の絵を貼る)
教師
教師
私の彼女ですが、少し問題があります。
彼女は物事が思い通りにならないと、すごく危険なことを言います。

(ビルから飛び降りようとしている女の人とそれを止めている男の人の絵を貼る)
教師
教師
この前、彼女は猫を飼いたいと言いました。
私は「猫アレルギーがあるから飼えないと」言いました。
彼女は突然部屋の窓を開けて、「猫が飼えないなら、ここから飛び降りてやるわ。」
と言いました。
ちょっと怖いです。「
教師
教師
この前、彼女が友達のパーティーに誘われました。
私も一緒に参加してほしいと言いますが、その日は出張でいません。
すると、彼女が「もし一緒に来てくれないなら、裸で参加する」と言いました。
本気の目です。強い決意が感じられました。
彼女はどう言いましたか?
もし一緒に来てくれないなら、裸で参加してやるわ。
学生さん
学生さん
教師
教師
はい、そうなんです。
ちょっと、面倒くさい性格です。
それで、もう我慢できないので、別れることにしました。
その気持ちを彼女に伝えました。
彼女が何と言ったと思いますか?
別れるとか言うなら、あなたが死ぬまで恨んでやる。
別れるつもりなら、あなたを殺してやるわ。
あなたを殺して、私も死んでやるわ。
学生さん
学生さん
教師
教師
そうなんです。
本当に困っています。

(不満そうな顔で働いている人の絵を貼る)
教師
教師
この会社は、本当につらいです。
朝早くから夜遅くまで働かなければなりません。
肉体労働ですから、体も痛いです。
みなさんどう言いますか?
本当に仕事が辛い。こんな会社もう辞めてやる。
学生さん
学生さん
教師
教師
はい、そうですね。
仕事も辛いですが、上司も本当に嫌な人です。
すぐに人の頭を叩きます。
仕事以外のことでも色々と命令してきます。
もし可能なら殴りたいです。
本当に嫌な上司だ。いつか殴ってやりたい。
学生さん
学生さん
教師
教師
そうですね。
さらに、先日この会社が法律で許されない悪事を働いていることを知りました。
早くこんな会社は辞めたほうがよさそうです。
そして、この会社の悪事を、世間に公開しなければなりません。
この会社の悪事を、世間に公開してやる。
学生さん
学生さん

板書

来年こそは、絶対にJLPTのN1に合格してやる。
私のことをバカにした人をいつか見返してやる。
将来、成功して他の誰よりも幸せになってやる。

猫が飼えないなら、ここから飛び降りてやるわ。
もし一緒に来てくれないなら、裸で参加してやるわ。
別れるとか言うなら、あなたが死ぬまで恨んでやる。

本当に仕事が辛い。こんな会社もう辞めてやる。
本当に嫌な上司だ。いつか殴ってやりたい。
この会社のおこなっている悪事を、いつか世間に公開してやる。

 

練習

① 今回はだめだったが今度こそ、(             )てやる。

② 一生懸命に働いて、(                  )てやる。

③ 今度ひどいことをされたら、絶対にあいつを(       )てやる。

④ こんな会社もう我慢できない。(             )てやる。

⑤ またゲームで負けた。次は絶対に(            )てやる。

⑥ (                )。もう死んでやる。

⑦ (                )、絶対に後悔させてやる。

⑧ (                )、一生恨んでやる。

 

新人君
新人君
昨日は雨に降られるわ、バスに乗り遅れるわ、
大変な一日でした。
ふーん、
それは大変だったわね。
先輩さん
先輩さん
中堅さん
中堅さん
天気予報を見たり、早めに家を出たり、
もう少し気をつければいいのに…
みんな、おはよう!
昨日は大変な一日だったぞ…
酔っぱらって転んで怪我をするわ、家の鍵をなくすわ。
ベテランさん
ベテランさん
中堅さん
中堅さん
(自業自得ね…)

今回は「~わ~わ」という表現について考えていきます。
これは、嬉しい状況や良くない状況や理由などを並べて言うときに使う表現です。
「わ」の前には普通形が入ります。
過去のことを言いたいときは文末のみを過去形にしましょう。
似ている文法で「~わ~わで」がありますが、こちらはよくないことにだけ使います。
 

~わ~わ

(疲れた様子の会社員の絵を貼る)

教師
教師
私の働いている会社は本当にひどい会社です。
その理由は、給料も低いです。残業も多いです。
給料も低いわ、残業も多いわ、本当にひどい会社です。
「~わ~わ」は理由を並べるときに使う文法ですよ。

(怒っている上司の絵を貼る)
教師
教師
私の上司は本当に嫌な上司です。
すぐに怒ります。それに指示したことを忘れます。
「~わ~わ」を使ってどう言いますか。
すぐ怒るは、指示したことを忘れるわ、本当に嫌な上司です。
学生さん
学生さん

(忙しそうに働いている会社員の絵を貼る)
教師
教師
レポートの締め切りが近いです。それから、会議も多いです。
今週は本当に忙しいです。
どう言いますか。
レポートの締め切りも近いわ、会議も多いわ、今週は本当に忙しいです。
学生さん
学生さん

(山のふもとにある、きれいなホテルの絵を貼る)
教師
教師
この前、温泉旅行へ行きました。
インターネットで調べて、安くて良さそうなホテルが見つかりました。
駅からバスやタクシーでも簡単に行けるし、写真で見ると部屋もきれいです。
近くにはハイキングのコースもあります。

(スーツケースを疲れた様子で引いている人の絵を貼る)
教師
教師
駅について、びっくりしました。
インターネットの情報が古かったようで、バスの路線が廃線になっていました。
観光客が少ない場所なので、タクシーも見つかりません。
ホテルの送迎サービスもないので、結局5キロも歩かされました。
どう言いますか。
バスもないわ、タクシーも見つからないわ、5キロも歩かされました。
学生さん
学生さん
教師
教師
そうですね。
最悪だったことがあります。
インターネットに使われていたホテルの写真は、
10年以上前に撮った写真だったようです。
実際は部屋のお湯が出ませんでした。それに部屋が汚かったです。
教師
教師
あなたの国の説明をするとき、何について話しますか?
このホテルはお湯もでないわ、部屋も汚いわ、最悪でした。
学生さん
学生さん
教師
教師
はい、そうですね。
次の日にハイキングコースへ行きました。
私は本当についていません。
ハイキングのときに、スマホが落ちて壊れてしまいました。
それから、猿が私のかばんを盗りました。
本当についていない一日でした。
猿にかばんを盗られるわ、スマホは壊れるわ、本当についていない一日でした。
学生さん
学生さん

板書

給料も低いわ、残業も多いわ、本当にひどい会社だ。
すぐ怒るは、指示したことを忘れるわ、本当に嫌な上司だ。
レポートの締め切りも近いわ、会議も多いわ、本当に忙しい。

バスもないわ、タクシーも見つからないわ、5キロも歩かされた。
このホテルはお湯もでないわ、部屋も汚いわ、最悪だ。
猿にかばんを盗られるわ、スマホは壊れるわ、ついていない一日だった。

 

練習

① (        )わ、(         )わ、最悪の一日だった。

② (        )わ、(         )わ、最近田中さんは変だ。

③ (        )わ、(         )わ、こんな商品売れるはずがない。

④ (        )わ、(         )わ、ここに旅行に来て正解だった。

⑤ (        )わ、(         )わ、悪いことばかりしている。

⑥ 話しはおもしろいわ、話し方は丁寧だわ、(               )。

⑦ 残業は多いわ、人間関係も良くないわ、(             )。

⑧ 料理はおいしいわ、窓からの眺めはいいわ、(          )。

⑨ 寝坊はするわ、仕事は遅いわ、(                )。

⑩ 今週はレポートもあるわ、試験もあるわ、(           )。

 

今日は疲れた顔をしているわね…
先輩さん
先輩さん
また、クラスで失敗をしたの?
先輩さん
先輩さん
新人君
新人君
人の顔を見るなり、クラスでの失敗だなんて…
朝、久しぶりにジョギングをしたので疲れただけですよ。
ジョギングをしているの?
知らなかったわ。
先輩さん
先輩さん

今回は「~なり」という表現について考えてみましょう。
この表現は、「Aという動作のすぐ後で、Bが起きる」というときに使います。
起きた出来事、他の人の予想外の行動に対して、話し手が驚いたときに使います。
すでに起きたことに対して使うので、時制は過去だけになります。
また、自分のことに対しては使えません。
 

~なり

(家族4人の絵を貼る)

教師
教師
私の家族は4人です。
主人と娘、息子がいます。

(娘が号泣している絵を貼る)
教師
教師
そろそろ、高校生の娘が家に帰ってくる時間です。
ほら、帰ってきました。
娘は私の顔を見ると、すぐに泣きだしました。びっくりしました。
娘は私の顔を見るなり、泣き出しました。
電車で痴漢をされて怖かったそうです。

(すごい怒っている息子の絵を貼る)
教師
教師
そろそろ息子も帰ってきます。
ほら、帰ってきました。
「おかえ…」
息子は家に入って私を見ると、すぐに文句を言いだしました。
息子の弁当に蕎麦を入れたので、友達に笑われたと怒っています。

(主人がトイレに入っている絵を貼る)
教師
教師
もう夜です。
そろそろ主人も帰ってきます。
あ、帰ってきました。
「あなた、おかえりな…」
主人は帰宅すると、すぐにトイレに駆け込みました。
主人は家に帰宅するなり、トイレへ駆け込みました。
私の作った弁当を食べてから、おなかの調子が悪いと言っていました。
「~なり」は「~ををして、すぐに~」と言うときに使いますよ。
驚いたとき、予想外だったときによく使います。

(銀行強盗が銀行を襲っている絵を貼る)
教師
教師
昨日、銀行へ行ったら、大変な事件に巻き込まれてしまいました。
私が受付の椅子で待っているときに、一人の男の人が入ってきました。
その男の人は銀行に入るとすぐに「金を出せ」と叫びました。
手にはナイフを持っていました。
どう言いますか。
男が銀行に入るなり、「金を出せ」と叫びました。
学生さん
学生さん
教師
教師
そうですね。
私は強盗を見た店長が、すぐに警察を呼ぶための非常ボタンを押したのを見ました。
店長は強盗を見るなり、非常ボタンを押しました。
学生さん
学生さん
教師
教師
はい、そうですね。
3分ぐらい経ちました。
強盗はまだナイフを手に叫んでいます。
そのとき、突然ドアが開きました。すると警察が犯人に飛びかかりました。
警察がドアを開けて、あっという間の出来事でした。
警察官はドアを開けるなり、犯人に飛びかかりました。
学生さん
学生さん

(犬が吠えている絵を貼る)
教師
教師
昨日散歩しているときに、ある家の前を通りました。
その家には大きな犬がいました。
その犬は私を見ると、吠え始めました。
大きな犬は私を見るなり、吠え始めました。
学生さん
学生さん
教師
教師
でも、そのあとすぐに、飼い主の声が家の中から聞こえて、犬はすぐに静かになりました。
犬は飼い主の声を聞くなり、静かになりました。
学生さん
学生さん

 

板書

娘は私の顔を見るなり、泣き出した。
息子は家へ帰るなり、私に文句を言った。
主人は家に帰宅するなり、トイレへ駆け込んだ。

男が銀行に入るなり、「金を出せ」と叫んだ。
店長は強盗を見るなり、非常ボタンを押した。
警察官はドアを開けるなり、犯人に飛びかかった。

あの犬は私を見るなり、吠え始めた。
あの犬は飼い主の声を聞くなり、静かになった。

 

練習

① 彼女は私の顔を見るなり、(           )。

② 父は受話器を置くなり、(            )。

③ 彼女は席を立つなり、(             )。

④ 男は料理を口にするなり、(            )。

⑤ 母は私に会うなり、(              )。

⑥ その男は(         )なり、挨拶もせずに部屋に入ってきた。

⑦ あの犬は(          )なり、追いかけてきた。

⑧ 息子は(           )なり、ため息をついた。

⑨ 娘は(            )なり、吐き出した。

⑩ 父は(            )なり、怒り出した。