みんなの日本語の教案と教材【第30課】「~ておきます(準備/措置/放置)」の教え方
「自動詞+ています」との違いも確認しましょう!
〜ておきます(準備)
教師 来週、クラスのみんなでパーティーをします。 どんな準備をしますか。 飲み物を買います。 食べ物を注文します。 パーティの場所を予約します。 学生さん 教師 はい、色々な準備をします。 飲み物を買っておきます。 食べ物を注文しておきます。 場所を予約しておきます。 「~ておきます」は準備の意味があります。 教師 週末、海外へ旅行に行きます。 どんな準備をしますか。 お金を替えておきます。 ガイドブックを読んでおきます。 ホテルを予約してきます。 学生さん |
他にも色々な準備が必要な例を与えて文型の意味を理解させる。
のみもの を かっておきます。
たべもの を ちゅうもんしておきます。
ばしょ を よやくしておきます。
〜ておきます(措置)
(ホワイトボードにパーティが終わった後の絵を貼る)
教師 パーティーが終わりました。 今から片づけをします。 お皿はどうしますか。 洗います。 学生さん 教師 また今度使いますから、洗っておきます。 洗ったスプーンやフォークをどうしますか。 引き出しにしまいます。 学生さん 教師 はい、引き出しにしまっておきます。 ごみはどうしますか。 外に出します。 学生さん 教師 外に出しておきます。 「~ておきます」は片付けの意味もあります。 |
スプーン や フォーク は ひきだし に しまっておきます。
ごみ は そと に だしておきます。
〜ておきます(放置)
(先ほどのパーティー終了後の絵を使って)
教師 いすはどうしますか。 何もしません。 学生さん 教師 どうしてですか。 後で座りますから。 学生さん 教師 じゃあ、いすはここに置いておきます。 花はどうしますか。 そのままにします。 学生さん 教師 わかりました。そのままにしておきます。 「~ておきます」は「そのままにする」という意味もあります。 |
会議のあと、クラスのあとなどの場面を与えて会話練習。
「~ておいてください」や「~ておきましょうか」を取り入れて会話練習をする。
いす は ここ に おいてあります。
はな は そこ に そのままにしておきます。
意向形の文型ですね!!
他の課の導入や練習はここからみてください!!