新人君
新人君
ふぅ、みんなの日本語も最終課…
やっと第50課に入りましたね。

この課でも引き続き、「敬語」を学習するわよ。
今度は「謙譲語」ね。
「謙譲語」は話し手が敬意を表すために、話し手自身の行為を低くして述べる表現よ。
先輩さん
先輩さん

中堅さん
中堅さん
相手がいる場合には「お~します」が使えるけど、
自分一人の行為について述べる時は「お~します」は使えないから注意よ…
また、ウチとソトの関係にも気をつけて…

この課の目標はこれだ!!
ベテランさん
ベテランさん

みんなの日本語「第50課」の目標

「尊敬語と謙譲語を適切に使い分けて、目上の人に敬意を示すことができる」

 

お~ます。

(ホワイトボードに重そうな荷物を運んでいる人の絵を描く)

教師
教師
部長が重い荷物を持っています。
何と言いますか。

部長、荷物を運びます。
学生さん
学生さん

教師
教師
丁寧な言い方があります。
部長、荷物をお持ちします。
部長、荷物をお運びします。
です。

(ホワイトボードにお客さんと電話で話している人の絵を描く)
教師
教師
お客さんが「資料を送ってください」と言いました。
みなさんは何と言いますか。
はい、すぐに…

すぐにお送りします。
学生さん
学生さん

フラッシュカードで文型の確認と練習

板書

謙譲語① (人のために何かする)

お + ~ます + します

にもつを はこびします。
にもつを もちします。

しりょうを おおくります。

※ します → します
  みます → おします はダメ!!

 

練習

例 少々お待ちください、今料理をこちらへ(お持ちします)。

① そのにもつ、おもそうですね。わたしがへやへ(            )。

② もし しつもんが ある ばあいは、わたしが(             )。

③ 明日までに しりょうを(            )。

④ 寒そうですね、(               )。

⑤ いそがしそうですね。(              )ましょうか。

⑥ 今 あたたかい コーヒーを(               )ね。

⑦ くわしいことは あとで メールで(             )。

⑧ それは きずがあるので、新しいものに(             )。

ご~します

(ホワイトボードにお客さんが訪ねてきた絵を描く)

教師
教師
お客さんが会社に来ました。みなさんは案内したいです。何と言いますか。

お案内します。
学生さん
学生さん

教師
教師
グループⅢの動詞は「お」は「ご」になります。

ご案内します。
学生さん
学生さん

ポイント

「洗濯/掃除します」「電話します」などは「お」を使うこと、
「コピーします」などカタカナの言葉は「お」も「ご」もつかないことを説明する。
また、「持っていきます/きます」「連れていきます/きます」はこの形が作れない。

 

 
板書

ご + ~します

あんないします → あんないします。

かくにんします → かくにんします。

「お/ご~ます」の注意点

(ホワイトボードに上司と部下が食事している絵を描く)

教師
教師

部長は何を召し上がりますか。

てんぷらにするよ。君は?
教師
教師

教師
教師
カレーライスを食べたいです。何と答えますか。

カレーライスをお食べします。
学生さん
学生さん

教師
教師
「お/ご~します」は人のために何かをするときに使います。
人のためにしません。自分のことを丁寧にいうときは…
「カレーライスをいただきます」です。

特別な謙譲語

特別な謙譲語の一覧を一緒に確認する

フラッシュカード、会話文を敬語の会話に言いかえる練習

練習

例 わたしは カレーを(たべます。→ いただきます。)

① 明日のかいぎは わたしも 行きます。 →

② しゃちょうに ネクタイを もらいました。 →

③ 田中さんを 知っています。 →

④ 社長のおくさんに 会いました。 →

⑤ 明日は じむしょにいます。 →

⑥ 私は 田中と言います。 →

⑦ あす そちらへ いきます。 →

⑧ その仕事は わたしが います。 →

クラスでの活動を増やしたい場合はここから教材が手に入るぞ!!
ベテランさん
ベテランさん

 日本語文法の教材「謙譲語」の教材 あれこれ配布中

とりあえず、第50課まで終わったけど…
きちんと定着したかどうかはわからないわね。
先輩さん
先輩さん

中堅さん
中堅さん
ええ、弱点を復習することが大事ね!!
下記で紹介する本を使ってもいいわね…

 初級の学習が終わった学生の読解力の強化に役に立つ本

 初級の学習が終了したあとで、聴解が弱い学習者のために準備できるリスニングの練習の本

 日本語初級の学習が終わってから文法の復習に使える本

新人君
新人君
次の中級で使用する教科書が決まっていないんですが…
どうすれば…

ええと、学生のニーズに合わせて選んだほうがいいんじゃない?
色々な教科書があるから比較してみてね!!
このサイトでもいくつか紹介しているわよ!!
先輩さん
先輩さん

 面白い本をピックアップ!!話す能力を向上させられる「ドラえもんのどこでも日本語」について

 言語能力と文化理解を同時に向上させられる初中級向けの教科書【ポップカルチャーNEW&OLD】

 中級へ行こうの教え方と教案・教材

 

他の課の導入や練習はここからみてください!!

みんなの日本語初級Ⅰの教案・教材

みんなの日本語初級Ⅱの教案・教材

 

新人君
新人君
みんなの日本語も、いよいよ第49課ですね。
残り2課…

この課と次の第50課では「敬語表現」を学習します。
先輩さん
先輩さん

中堅さん
中堅さん
言葉を別の言い方に換えるだけなので暗記作業になるわね。
覚えた後はどれだけアウトプットをして慣れさせるかが肝よ。
発話練習を多めにして、敬語表現に慣れさせるの…

第49課では、「尊敬語」を学習するぞ!!
日本には「ウチ」と「ソト」の概念がある、
そういったものも説明しながら進めていくんだ!!
ベテランさん
ベテランさん

新人君
新人君
この課の目標は…

みんなの日本語「第49課」の目標

「人間関係に基づいた表現を使って会話ができる」

 

~(ら)れます (受身形と同じ形)

(ホワイトボードに同僚との会話、上司との会話の絵を描く)

教師
教師
鈴木さんと話します。
もう昼ご飯を食べましたか。
部長と話します。
もう昼ご飯を食べられましたか。

一人二役で…

教師
教師
田中さん、このレポートを読みましたか。

はい、読みました。
教師
教師

教師
教師
田中さん、部長はもうこのレポートを読まれましたか。

はい、部長もこのレポートをもう読まれました。
教師
教師
ポイント

尊敬語は自分の行動ではなく、誰かの行動に対して使うことを確認。
受身形と同じ形で尊敬表現になることを確認
「できます」「わかります」などはこの形が作れないことを説明する。

口頭、フラッシュカードで練習

板書

尊敬語①

のみます      たべます       します
のまれます     たべられます     されます    (受身形と同じ)

※わかります/できますはダメ!!

部長はもう昼ご飯を食べられましたか。

部長はこのレポートを読まれましたか。

 

練習

例 かちょうは もう(帰りました。→帰られました。)

① 先生はたばこをすいません。 →

② 何を食べますか。→

③ しゅうまつは どこへいきますか。→

④ どこでそのネクタイを買いましたか。→

⑤ いつおくさんとけっこんしたんですか。→

⑥ 毎晩 おさけを 飲んでいますか。→

⑦ 日本のけいざいについてどうおもいますか。 →

⑧ こんどの れんきゅうは 何をするよていですか。 →

お + ~になります

(先ほどの絵を使って…)

教師
教師
尊敬語は別の言い方もあります。
もう昼ごはんをお食べになりましたか。
部長もこのレポートをお読みになりました。
です。
ポイント

「できます」「わかります」はこの形で尊敬語に出きることを説明する。
グループⅢ、「います」「みます」「ねます」など「ます」の前が1音の場合はこの形が使えないことを説明する。

口頭、フラッシュカードで練習

板書

尊敬語②

お + ~ます + になります。

部長はもう昼ご飯を 食べになりましたか。

部長はこのレポートを 読みになりましたか。

社長はテニスが できになります。

※ 見ます → お見になります
  います → おいになります はダメ!!

 

練習

例 かちょうは もう(帰りました。→ お帰りになりました。)

① 先生はたばこをすいません。 →

② 何を食べますか。→

③ この新聞を読みますか。→

④ どこでそのネクタイを買いましたか。→

⑤ どこで おくさんと会いましたか。→

⑥ どの メニューを えらびますか。→

⑦ 日本のけいざいについてどうおもいますか。 →

⑧ ふじさんに 登ったことが ありますか。 →

 

特別な尊敬語

(特別な尊敬語のリストを配る)
(先ほどのホワイトボードの板書を使って)

教師
教師
「食べます」「帰ります」の尊敬語は他の言い方もあります。
もう、昼ご飯を召し上がりましたか。
部長はもうこのレポートをご覧になりました。
です。

自由にパターンを使い分けて会話練習。

板書

尊敬語③

部長はもう昼ご飯を めしあがりましたか。

部長はこのレポートを ごらんになりましたか。

 

練習

例 かちょうは どこへ (行きましたか。 → いらっしゃいましたか。)

① きのう なにを しましたか。 →

② けさ 何を食べましたか。→

③ この新聞を読みますか。→

④ だれに そのネクタイを もらいましたか。→

⑤ 田中さんを しっていますか。→

⑥ らいしゅう IMCの まつもと ぶちょうに あいます。→

⑦ なにを のみますか。 →

⑧ かちょうは どこに いますか。 →

接頭辞

(ホワイトボードに今まで学習した「お」がつく言葉を書いていく)

国 → お国 / 名前 → お名前 / 仕事 → お仕事

教師
教師
「お」をつけると丁寧になります。
自分のことには使いません。「私のお名前は~です。」は変です。
教師
教師
「ご」がつく言葉もあります。
家族 → ご家族
両親 → ご両親
などです。

接頭辞のリストを渡す

ポイント

「お」は最初から日本にあった言葉(漢字の訓読みの言葉)
「ご」は中国から伝わった言葉(漢字の音読み)
の言葉に基本的には使われる。(一部例外はあるが)

お/ご ~ください

(自分より目上の人にいすを勧めている絵を描く)

教師
教師
何と言いますか。

いすに座ってください。
学生さん
学生さん

教師
教師
あまり丁寧じゃありません。こう言います。
どうぞ、いすにおかけください。

(コーヒーを勧めている絵を描く)
教師
教師
何と言いますか。

どうぞ、飲んでください。
学生さん
学生さん

教師
教師
どうぞ、お飲みください。

教師
教師
部屋に入るとき、このスリッパを使ってほしいです。何と言いますか。

このスリッパをお使いください。
学生さん
学生さん

教師
教師
はい、「使います」もいいですが、「利用します」もいいです。
「利用します」の場合、何と言いますか。

どうぞ、お利用ください。
学生さん
学生さん

教師
教師
いいえ、「ご利用ください」です。
グループⅢの言葉(カタカナはダメ)は「ご」になります。

教師
教師
連絡しますは、どうですか。

ご連絡ください。
学生さん
学生さん

 

板書

お + ~ます + ください

どうぞ、このいすに かけください。

どうぞ、コーヒーを 飲みください。

どうぞ、このスリッパを りようください。

※ みます → お見ください
  ねます → お寝ください  はダメ!!

※ コピーします → ごコピーください。
 キャンセルします → ごキャンセルください はダメ!!

 

練習

例 この かさを つかいます。 → この かさを おつかいください。 

① この カタログを 読みます。 →

② うけつけで きにゅうします。 →

③ この中から えらびます。 →

④ この いすに すわります。 →

⑤ かかりの ものに そうだんします。 →

⑥ あしもとに きをつけます。 →

⑦ この ドアから はいります。 →

⑧ つぎの パーティーにも しゅっせきします。 →

中堅さん
中堅さん
「尊敬語」の教材はここでダウンロードできるわね…

 日本語文法の教材「尊敬語」の教材 あれこれ配布中

さあ、これで「尊敬語」は終ね。
つぎは「謙譲語」よ。
先輩さん
先輩さん

中堅さん
中堅さん
「尊敬語」「謙譲語」が両方を覚えないと、
敬語では会話ができないわね。

他の課の導入や練習はここからみてください!!

みんなの日本語初級Ⅰの教案・教材

みんなの日本語初級Ⅱの教案・教材

新人君
新人君
みんなの日本語の第48課ですね。
この課は使役文についての学習をするんですね。

使役には3つの意味があるわね。
強制(母は息子を買い物へ行かせます など)
容認(私は子供を自由に遊ばせます など)
誰かの感情の変化(私は先生を怒らせました など)
それぞれの、使い方を一つ一つ確認していきましょう。
先輩さん
先輩さん

中堅さん
中堅さん
また、自動詞、他動詞で「を」の使い方が変わるので注意よ…
後半では「使役形+いただけませんか」で、丁寧に許可を求める表現を学習するわ…

この表現は会社などではよく使われる表現だから、
学生のニーズによってはきっちりと覚えさるんだぞ!!
ベテランさん
ベテランさん

中堅さん
中堅さん
この課の目標は…

 

みんなの日本語「第48課」の目標

「使役形を使って、他者への行為の強制・容認を表すことができる」
「丁寧に許可を求めることができる」

 

(人)を使役(自動詞)強制

教師
教師
11時です。私の子供は寝ません。明日も学校へ行かなければなりません。私は子供に「寝なさい」と言いました。私は子供を寝させました。
教師
教師
私はこれから御飯を作ります。でも、野菜や肉がありません。子供は朝からゲームをしています。暇そうです。私は子供に「買い物に行って」と言いました。私は子供を買い物へ行かせました。

フラッシュカードで文型の確認と練習

板書

しえき形

グループ1
のみます      いきます
せます     せます

グループ2
たべます      あけます
たべさせます    あけさせます

グループ3
します       きます
させます      こさせます

わたしは こどもを ねさせました。

わたしは こどもを かいものへ 行かせました。

(人)を使役(自動詞)容認

教師
教師
私は子供と散歩へ行きました。公園に入りました。
子供は遊びたいと言いました。
私は「遊んでもいいよ」と言いました。
私は子供を公園で遊ばせました。

口頭、フラッシュカードで「強制」との違いを確認・練習

板書

わたしは こどもを あそばせました。

わたしは こどもを やすませました。

(人)を使役(自動詞)感情の変化

教師
教師
子供が喧嘩をしています。
上の子が下の子を叩きました。
下の子が泣きました。
上の子は下の子を泣かせました。
教師
教師
下の子が泣いているので、私は下の子にお菓子をあげました。
下の子は喜びました。
私は下の子を喜ばせました。

「強制」「容認」との違いを説明
フラッシュカードで練習

板書

上の子は 下の子を なかせました。

わたしは 下の子を よろこばせました。

しゅじんは わたしを わらわせます。

(人)に~を(他動詞)強制

教師
教師
私の子供は野菜が嫌いです。でも、野菜は体にいいので、食べなければなりません。
私は子供に野菜を食べさせます。
教師
教師
私の子供はテレビが好きです。でも、ずっとテレビを見るのはよくないです。
私は子供にテレビを消させました。

先ほどの「人を」との違いを確認
フラッシュカードで練習

板書

わたしは こども やさいを 食べませます。

わたしは こども テレビを けさせました。

(人)に~を(他動詞)容認

教師
教師
私の子供はピアノを習いたいと言いました。
私は子供にピアノを習わせます。
教師
教師
私の主人は新しい服を買いたいと言いました。
私は主人に新しい服を買わせました。
板書

わたしは こども ピアノを ならわせました。

わたしは しゅじん ふくを 買わせました。

使役+せていただけませんか

(具合が悪そうな人の絵を描く)

教師
教師
今日は朝から調子が悪いです。家へ帰りたいです。先生に何と言いますか。

先生、調子が悪いので帰ってもいいですか。
学生さん
学生さん

教師
教師
はい、そうですね。でも、もっと丁寧な言い方があります。
調子が悪いので、帰らせていただけませんか。です。

文型の確認をする
教師
教師
来週、国からみなさんの家族が来ます。空港へ向かいに行かなければなりません。
学校を休みたいです。何と言いますか。

国から家族が来るので、学校を休ませていただけませんか。
学生さん
学生さん

色々な状況のフラッシュカードを用いて許可をもらう練習
ペアワークで会話練習

板書

ちょうしが わるいので、     かえらせて いただけませんか。

国からかぞくが来るので、 学校を やすませて いただけませんか。

 

練習

例 すみません。このしりょうをコピーしたいので(コピーきを使わせていただけませんか。)

① すみません。にもつがおもいので(                     )。

② すみません。あたまがいたいので(                     )。

③ その本おもしろそうですね。(                      )。

④ そのクッキーおいしそうですね。(                    )。

⑤ そのゲームおもしろそうだね。ちょっと(                  )。

⑥(                 )。ちょっと ここに すわらせていただけませんか。

⑦(                 )ので、会社の車をつかわせていただけませんか。

⑧(                 )。ぜひ、私に行かせていただけませんか。

中堅さん
中堅さん
ずいぶん、手を抜いたわね…

まあ、文型は一つだけだし、いいんじゃないか?
ベテランさん
ベテランさん

新人君
新人君
ここでクラスで使える教材も配布しているので…
教案の手抜きは許してください。

 日本語文法の教材「使役動詞」の教材 あれこれ配布中


新人君
新人君
さあ、あとは敬語表現だけですね。
次の第49課は尊敬語ですね。

他の課の導入や練習はここからみてください!!

みんなの日本語初級Ⅰの教案・教材

みんなの日本語初級Ⅱの教案・教材

新人君
新人君
さて、第47課ですね。
最近、割と簡単な文型が続いてきましたが、この第47課はやや難しいですね。

伝聞表現の「~そうです」は、
第43課で学習した「~そうです」と意味が全然違うけど、
接続のミスによる誤用が目立つわね。
先輩さん
先輩さん

中堅さん
中堅さん
「~ようです」は耳や目でとらえた情報から判断したことを述べる表現だけど、
導入が下手だと意味をよく理解しない学生が出てくるわ…
分かりやすい導入ができるように心がけて…

この課の目標だ!!
ベテランさん
ベテランさん

みんなの日本語「第47課」の目標

「得た情報を他者にそのまま伝えることができる」
「五官から得た情報から、推測、判断したことを述べることができる」

 

~そうです

(ニュースの絵を描く)

教師
教師
今朝、ニュースで聞いたんですが、~で大きい事故があったそうです。
今朝のニュースによると、~で事故があったそうです。

教師
教師
きのう友達と電話で話しました。
友達は日本は少し暖かいと言いました。今、桜が咲いてきれいだと言いました。
友達の話によると、日本は暖かいそうです。今、桜がきれいだそうです。

フラッシュカードで文型の確認と練習

第43課の「~そうです」と伝聞の「~そうです」の接続方法について確認する。

板書

東京で 大きいじこが あった そうです。

日本は すこし あたたかい  そうです。

日本は さくらが きれいだ そうです。

 

練習

例 田中:来月、結婚します。→ 田中さんは来月結婚するそうです、

① 山田:来週 京都へ行きます。 → (                 )。

② サントス:私の趣味はスキーです。 → (                 )。

③ グプタ:わたしは ぶたにくを たべません。 → (                 )。

④ 先生:わたしはおさけが飲めません。 → (                 )。

⑤ ミラー:姉がおととい 日本へ来ました。 → (                 )。

⑥ すずき:アメリカへりゅうがくしたいです。 → (                 )。

⑦ マリア:あたらしい車を買うつもりです。 → (                 )。

⑧ 木村:先週はとてもひまでした。 → (                 )。

⑨ シュミット:先週のかいぎに行けませんでした。 → (                 )。

⑩ 中田:きのう 大阪で雪がふりました。 → (                 )。

 

 

練習

例 A: CMで見たんですが、そのケータイは(いいです→よさ)そうですね。
  B: 買った人から聞いたんですが、あまり(よくないです→よくない)そうです)。

① A: 今日は寒いですから、雪が(ふります→        )そうですね。
  B: ええ、ニュースで言っていたんですが午後から雪が(ふります→     )そうです。

② A: 田中さん、最近 (しあわせです→        )ね。
  B: 友だちに聞いたんですが、じつは かのじょが(できました→       )そうですよ。

③ A: Bさんひさしぶりですね。(げんきです→        )そうですね。
  B: ひさしぶりです。Cさんに聞いたんですが、Aさんは(ひっこししました→     )そうですね。
    新しい家はどうですか?

④ A: かちょうに聞いたんですが、京都へ(しゅっちょうします→       )そうですね。京都のかんこうもできますね。
    
  B:うーん、かいぎが多くて(いそがしくなります→       )そうですから、むりですね。

⑤ A: きのう 木村さんから電話をもらいました。
    今、タイに(すんでいます→        )そうですよ。
  B: へえ、タイですか。(たのしいです→       )そうですね。

新人君
新人君
「伝聞表現」の教材をPDFにしてみました。
ここからダウンロードしてください。

日本語文法の教材「伝聞表現」の教材 あれこれ配布中

~ようです

(ホワイトボードに人だかりと煙の絵を描く)

教師
教師
あそこに大勢人がいます。何かが燃えています。
みなさん、何が起きましたか。

事故がありました。
学生さん
学生さん

教師
教師
みなさん、目で人と煙を見て事故あったと思いましたね。
あそこで事故があったようです。

(牛乳のにおいをかいで鼻をつまんでいる人の絵を描く)
教師
教師
この牛乳は飲めますか。

飲めません。
学生さん
学生さん

教師
教師
そうですね。
この牛乳は古いようですね。

教師
教師
田中さんは、朝から何もしません。
どうしてだと思いますか。

仕事がありません。ひまです。
学生さん
学生さん

教師
教師
そうですね。
何もしませんから。
仕事がないようですね。
暇なようですね。
(電気が消えている家の絵を描く)
教師
教師
この家は人がいますか。留守ですか。

留守です。
学生さん
学生さん

教師
教師
そうですね。電気が消えていますから、留守のようです。

フラッシュカードで文型の確認と練習をする

板書

あそこで じこが  あった ようです。

このぎゅうにゅうは ふるい ようです。

田中さんは     ひまな ようです。

この家は      るすの ようです。

 

練習

例 赤ちゃんが泣いています。(飲みたいようです。)

① 子供はこのりょうりをあまり食べません。(                 )。

② あれ?さいふがありません。(                   )。

③ かいぎしつの電気がきえています。(                    )。

④ この 牛乳、へんな あじがします。(                    )。

⑤ 山田さんがまだ来ていません。(                      )。

⑥ あそこに人がおおぜいあつまっています。(                 )。

⑦ みんな同じりょうりをちゅうもんしていますね。(              )。

⑧ あのへやから音が聞こえます。(                  )。

⑨ あのスーパーは人がたくさんならんでいますね。(              )。

⑩ 山田さん、顔色がわるいですね。(                     )。

新人君
新人君
このページでクラスを補助する教材がダウンロードできますよ。

 日本語文法の教材「~ようです(五感/状況からの推量)」の教材 あれこれ配布中

この課も学習文法は2つだけだったから、
すぐに終わったわね。
先輩さん
先輩さん

新人君
新人君
次の課は「使役形」ですね。
なんだか難しそう。

他の課の導入や練習はここからみてください!!

みんなの日本語初級Ⅰの教案・教材

みんなの日本語初級Ⅱの教案・教材

新人君
新人君
やっと、みんなの日本語も第46課ですね。
この課も短い時間でスムーズに進めることができますね。

「~たところ」、「~たばかり」は、
上手に使い方を意識させればスムーズに理解させることができるわね。
でも導入の仕方が悪いと、違いがはっきりせず誤用する学生が出てくるわよ。
先輩さん
先輩さん

中堅さん
中堅さん
「~はず」は話し手が確信していることを述べる文型だけど、
自分自身には使わないので注意…

中堅さん
中堅さん
この課の目標は…

 

みんなの日本語「第46課」の目標

「時間的な位置を表す(~ところ)を使って、現在どのような状況であるのかが述べられる」
「話し手が動作が終了してからあまり経っていないと感じていることを話せる」
「話し手がある理由から確信していることを話すことができる」

 

~ところです

ポイント

「~ところです」は、辞書形、現在形、た形を一連の動作の中で一緒に導入すると理解を促しやすい。

(駅のホームに立っている人の絵を描く)

教師
教師
今、駅にいます。

(電話がかかってきたジェスチャー)
教師
教師
今日は大事な会議があります。
でも電車が遅れているので、部長に連絡します。
すみません。電車が遅れています。
これから電車に乗るところです。

(電車に乗っている絵を描く)
教師
教師
今、電車の中です。

(電話がかかってきたジェスチャー)
教師
教師
Aさんから電話をもらいました。メッセージを送ります。
すみません。今、電車に乗っているところです。あとで連絡します。

(電車を降りた絵を描く)
教師
教師
電車が駅に着いたので、部長に電話をします。
たった今、電車を降りたところです。

フラッシュカードで文型の確認と練習

板書

いまから 電車に のる    ところです。
いま   電車に のっている ところです。
たった今 電車を おりた   ところです。

 

新人君
新人君
「~ところ」の練習の教材はこちらから手に入ります!!

ダウンロードはここからしてください!!

~たばかりです

(結婚式の絵を見せる)

教師
教師
私の友達は去年結婚しました。

(夫婦喧嘩の絵を見せる)
教師
教師
でも、今年奥さんと喧嘩して別れてしまいました。
一年です。短いですか?長いですか?私は短いと思います。
友達は結婚したばかりなのに、別れてしまいました。

(車の絵を描く)
教師
教師
先月、車を買いました。でも、きのう故障しました。
まだ、1か月しか乗っていません。
先月買ったばかりなのに、もう故障してしまいました。

(時計の12時の絵を描く)
教師
教師
私は10時に朝ごはんを食べました。
友達が昼ごはんに誘ってくれました。でも、今お腹がすいていません。
すみません。さっき食べたばかりですから。

フラッシュカードで文型の確認と練習

板書

去年 けっこんした ばかり なのに わかれてしまいました。

先月 買った    ばかり なのに こしょうしてしまいました。

昼ごはんを たべた ばかり です。

※わたしは短い時間だと思います。

 

練習

例 さっき おきました → さっき おきたばかりですから、まだ ねむいです。

① 先週 たいいんしました →

② 今年の春 会社に入りました。→

③ 子供が ねました。→

④ さっき せんたくしました。→

⑤ さっき しょくじをしました。→

⑥ 先月日本へ来ました。→

例 きのう 勉強しました。 → きのう勉強した ばかり なのに、もうわすれてしまいました。

⑦ このラジオは先月買いました。→

⑧ さっき名前を聞きました。→

⑨ 朝 くつをあらいました。→

⑩ 去年 けっこんしました。→

⑪ 先週 きゅうりょうを もらいました。→

⑫ Aさんは かのじょとわかれました。→

ここで教材がダウンロードできるのね!!
先輩さん
先輩さん

 

ダウンロードはここからしてください!!

~はずです

教師
教師
明日は田中さんの家でパーティーをします。

一人二役で…

教師
教師
今日ミラーさんはパーティーに来ますか。

教師
教師
昨日ミラーさんは今日パーティーに来ると言っていましたよ。
ミラーさんはパーティーに来るはずです。

教師
教師
田中さんの家は駅から近いですか。

教師
教師
田中さんが駅から5分ぐらいだと言っていましたから。
駅から近いはずです。

教師
教師
パーティーの食べ物は田中さんが作りますね。
田中さんは料理が上手ですか。

教師
教師
はい、田中さんは10年レストランで働きましたから、田中さんは料理が上手なはずです。

フラッシュカードで文型の確認と練習

板書

ミラーさんは パーティーに 来る  はずです。

田中さんのうちは 駅から  近い  はずです。

田中さんは りょうりが   上手な はずです。

 

練習

例 彼は中国人ですから、(かんじが わかるはずです。)

① 田中さんは子供の時、アメリカにいましたから、(               )。

② 山田さんはきのう頭が痛いと言っていましたから、(              )。

③ あの人は左手の薬指にゆびわをしていますから、(               )。

④ いちど 来たことがあると言っていましたから、(                )。

⑤(               )から、毎日 しあわせな はずです。

⑥(               )から、すぐ すずしくなるはずです。

⑦(               )から、おなかがすいている はずです。

⑧(               )から、りょうりが 上手なはずです。

新人君
新人君
もっと練習させたいなら、
ここで教材がゲットできるわよ。

ダウンロードはここからしてください!!

中堅さん
中堅さん
この課もあっさり終わったわね。

ああ、そうだな!
次の47課も割と簡単だな。
気を付けるのは「そうです」だな。
ベテランさん
ベテランさん

そうね。
43課の「そうです」と同じ音だから間違えやすいわね。
先輩さん
先輩さん

他の課の導入や練習はここからみてください!!

みんなの日本語初級Ⅰの教案・教材

みんなの日本語初級Ⅱの教案・教材

新人君
新人君
さて、みんなの日本語の第45課ですね。
この課では「~場合は」、「~のに」を学習しますね。

「~場合」も、学習文型の一つなんだろうけど、
語彙の一つとして教えてしまえば、それで終了という感じもするわね。
先輩さん
先輩さん

中堅さん
中堅さん
「場合」の意味が分かれば、
あとは名詞として扱うだけでいいので簡単ね…

「~のに」はよく使う文型だから、しっかりと覚えさせたいわね。
この課も文型は二つだけでサクサク進むので、他の活動を挟みながらクラスを進めていきましょう。
先輩さん
先輩さん

この課の目標はこれだな!!
ベテランさん
ベテランさん

みんなの日本語「第45課」の目標

「何かが起きたことを想定し、対処法を述べることができる」
「期待外れの結果に対する、話者の意外、不満の気持ちを表すことができる」

 

~(動詞)+ 場合は

ポイント

「~場合」はいろいろな事態を想定して、その時にどう対処するかを述べる文型です。
「~場合」から「~とき」へと置き換えることができますが、
「会社へ行くとき、ごみを出します。」
「学生のとき、アルバイトをしました」
などの文は置き換えができません。

(ホワイトボードにカメラの絵を描く)

教師
教師
これは新しいカメラです。
お店の人に使い方を聞きました。お店の人が言いました。
写真を撮る場合は、このボタンを押してください。
暗いところで写真を撮る場合は、このボタンを2回押してください。
故障した場合は、こちらへ持ってきてください。
保証書は大事ですからなくさないでください。
保証書がない場合は、修理にお金がかかります。

フラッシュカードやプリントで文型の確認と練習

板書

しゃしんをとる ばあいは このボタンをおしてください。
こしょうした  ばあいは こちらへ持ってきてください。

ほしょうしょがない ばあいは しゅうりにお金がかかります。

~(形容詞)+場合は

(病院の絵を描く)

教師
教師
私は去年足を怪我しました。
病院に入院しました。医者が私に言いました。
足が痛い場合はこの薬を飲んでください。
一人で歩くのが大変な場合は看護師を呼んでください。

フラッシュカードで文型の確認と練習

~(名詞)の場合は

教師
教師
わたしはレストランへ行きました。

一人二役で…
教師
教師
ご注文は何にしますか。

ハンバーグセットをください。
教師
教師

教師
教師
セットの場合は、コーヒーか紅茶を選んでください。

じゃ、コーヒーをください。
教師
教師

教師
教師
コーヒーの場合は、冷たいコーヒーと熱いコーヒーが選べます。

じゃ、冷たいコーヒーをください。
教師
教師

フラッシュカードで文型の確認

板書

セット  の ばあいは コーヒーかこうちゃをえらんでください。

コーヒー の ばあいは 冷たいコーヒーと熱いコーヒーがえらべます。

 

練習

(雨です → 雨の ) ばあい は、 しあいをしません。

 はじめて 会った 人 と (           ) ばあい は、 ていねい に 話した 方 が いい です。

(            ) ばあい は、 かならず れんらく を ください。

(                 ) ばあい は、 へや の なか で みんな で ゲーム を します。

 さんか する 人 が (           ) ばあい は、 少しだけ 安く なります。

 カタログ が (           ) ばあい は、 受付 の 人 に 言ってください。

 現金 が (         ) ばあい は、 カード で はらうこと が できます。

 音 が (            ) ばあい は、 右 の ボタン を おしてください。

 ペン を (              ) ばあい は、 えんぴつ で 書いてください。

 

 

練習

 こうつう じこ に ( あいました →           ) ばあい は、 ( すぐ に けいさつ に れんらくして ください。 ) 

(火事 です →               ) ばあい は、(                       )。 

②( やけどをしました →          ) ばあい は、 (                       )。 

③かぜの薬を( のみました →          ) ばあい は、車 を (                      )。 

④女の人にプレゼントを( します →           ) ばあい は、 (                  )。 

⑤トイレの水が( 出ません →              ) ばあい は、 (                  )。 

⑥( そうたい しなければなりません →             ) ばあい は、 (               )。

⑦体のちょうしが( わるい です →               ) ばあい は、 (               )。 

⑧ねつが( たかい です →               ) ばあい は、 (                   )。

 

~のに

(ホワイトボードに自動販売機の絵を描く)

教師
教師
このボタンを押すと、
どうなりますか。

ジュースが出ます。
学生さん
学生さん

(ボタンを押すジェスチャー)
教師
教師
ボタンを押しました。
でもジュースが出ません。変です。
ボタンを押したのに、ジュースが出ません。

(ホワイトボードに天気のいい日の絵を描く)
教師
教師
今日は天気がいいです。公園へ行きました。
いつもこの公園は天気がいい日は人が多いです。
あれ、おかしいです。今日は天気がいいのに人がいません。

(ホワイトボードに暇そうな会社員、忙しそうな会社員の絵を描く)
教師
教師
Aさんは暇そうです。
Bさんは忙しそうです。
でも、Aさんは手伝いません。
Aさんは暇なのに手伝いません。
Bさんは不満です。

(ホワイトボードに難しい漢字を書く)
教師
教師
この漢字が読めますか。

いいえ、読めません。
学生さん
学生さん

教師
教師
私も読めません。
日本人なのに、漢字が読めません。
日本語の先生なのに、この漢字が読めません。
みなさんは、びっくりします。
みなさんは残念だと思います。

フラッシュカードで文型の確認と練習

板書

ボタンをおした  のに ジュースが出ません。 (動詞)

今日は天気がいい のに 人がいません。    (い形容詞)

Aさんはひま  なのに てつだいません。   (な形容詞)

あの人は日本人 なのに かんじが読めません。 (名詞)

 

練習

例 (がくせい です → がくせい な)のに(高い車にのっています)。

①お金 を ( 入れました →           ) のに(                  )。

②( 日本人じゃ ありません →             ) のに(                  )。

③明日 テスト が ( あります →           ) のに(                  )。

④もう 夜 の ( 1時 です →           ) のに(                  )。

⑤おととい かのじょ と ( わかれました →         ) のに(                  )。

⑥お金が( ありません →                 ) のに(                  )。

⑦休み が ぜんぜん ( ありません →        ) のに(                  )。

⑧あまり ( 便利 じゃありません →              ) のに(                  )。

⑨( 高かった です →               ) のに(                  )。

⑩今日 は ( たんじょうび です →             ) のに(                  )。

新人君
新人君
ここから教材がダウンロードできます。

 日本語文法の教材「~のに(不満/予想外)」の教材 あれこれ配布中

みんなの日本語もそろそろ終盤ね。
次は第46課ね。
先輩さん
先輩さん

他の課の導入や練習はここからみてください!!

みんなの日本語初級Ⅰの教案・教材

みんなの日本語初級Ⅱの教案・教材

新人君
新人君
さて、みんなの日本語の第44課ですね。
第43課に引き続き、覚えやすい文型が多いですね。

まず、程度が度を越している場合の「~すぎます」ね。
この文型は、意味も分かりやすく複雑なフォームの変形もないから、
定着しやすいと思うわよ。
先輩さん
先輩さん

中堅さん
中堅さん
次に学習するのが
「~やすい」「~にくい」ね…
これも「~すぎます」と同様に覚えやすい文型の一つだと思うわ…

後半の人が対象を変化させる「~くします/~にします」、選択の「~にします」も割と簡単だな。
初級Ⅱの後半の課は教師にとって教えやすく、学生にとって覚えやすいものが多いぞ!!
ベテランさん
ベテランさん

中堅さん
中堅さん
時間があまりそうなら、
以前に学習したもので、学生が忘れていそうなものを織り交ぜて
授業を組み立ててみたら?

この課の目標はこれだ!!
ベテランさん
ベテランさん

みんなの日本語「第44課」の目標

「程度が度を越していて好ましくない状態にあることを言うことができる」
「物を使用する際の、使いやすさと使いにくさを表現できる」
「自分の選択を伝えることができる」

 

~すぎます

(ホワイトボードに二日酔いの絵を描く)

教師
教師
昨日は会社のパーティーでした。
午前3時までお酒を飲みました。
どのくらいお酒を飲んだかわかりません。
今日は頭が痛いです。 
昨日お酒を飲みすぎました。

(ホワイトボードにカレーの絵を描く)
教師
教師
私はカレーが好きです。
今日はレストランへカレーを食べに行きました。

(辛そうにしている絵を描く)
教師
教師
このカレーはとても辛いです。食べられません。
このカレーは辛すぎます。

(ホワイトボードに簡単な迷路の絵を描く)
教師
教師
これは迷路です。私は迷路が好きです。

(ホワイトボードに難しい迷路を貼る)
教師
教師
迷路が好きですが、この迷路は複雑です。できません。
この迷路は複雑すぎます。

板書

     のみます。
おさけを のみすぎました。

       からいです。
このカレーは からすぎます。

       ふくざつです。
このめいろは ふくざつすぎます。

 

~やすいです & ~にくいです(使いやすさ)

(ホワイトボードに二つのフォークの絵を描く)
(普通のフォークの絵を指して…)

教師
教師
このフォークは食べやすいです。

(ぐにゃぐにゃに曲がっているフォークを指して)
教師
教師
このフォークは食べにくいです。

(ホワイトボードに長い鉛筆ととても短い鉛筆を描く)
(長いほうの鉛筆を指して…)
教師
教師
この鉛筆は字が書きやすいです。

(短いほうの鉛筆を指して…)
教師
教師
この鉛筆は字が書きにくいです。

フラッシュカードで「~ので~やすい/~にくい」の練習

板書

        たべます
このフォークは たべやすい です。
このフォークは たべにくい です。

        書きます
長いえんぴつは 書きやすい です。
短いえんぴつは 書きにくい です。

 

中堅さん
中堅さん
ここに練習用の教材を準備したわよ!!

~やすい ~にくい1のサムネイル ここから教材がダウンロードできます

~やすいです/~にくい(傾向)

(ホワイトボードに薄いコップと丈夫そうなコップ) 
(薄いコップを指さして)

教師
教師
このコップは薄いですから割れやすいです。

(厚いコップを指さして)
教師
教師
このコップは丈夫ですから割れにくいです。

(雪が降っている写真を見せて)
教師
教師
雪が降っています。
事故が起きやすです。
滑りやすいです。

フラッシュカードで文型の確認

板書

このコップは われやすい です
このコップは われにくい です。

雨の日は じこが おきやすい です。
雪の日は みちが すべりやすい です。

 

中堅さん
中堅さん
ここに練習用の教材を準備したわよ!!

  ここから教材が入手できます
 

新人君
新人君
みんなの日本語の第43課ですね。

この課では、物や人の見た目から受ける印象、その後の変化の見通しを伝える「~そうです」、
他の場所で何かをして、元の場所へ戻ってくることを表す「~てきます」、
を学習するわよ。
先輩さん
先輩さん

中堅さん
中堅さん
この課の文型は、分かりやすくて、覚えやすいからサクサクと進めていくのよ…
「~そうです」は、あとで伝聞の「~そうです」を学習することを頭に置きながら、
普通形の接続ではないことをしっかりと叩き込んだほうがいいわね…

この課の目標はこれだ!!
ベテランさん
ベテランさん

 

みんなの日本語「第43課」の目標

「物の外観から、その後の変化の見通しを話すことができる」
「物の外観から、どんな印象を受けるかを話すことができる」
「他の場所で何かをしてから、物との場所に戻ることが伝えられる」

 

~そうです(動詞)

(ホワイトボードに曇り空の絵を描く)

教師
教師
今から外に出かけます。
今日の天気はどうですか。

雨が降ると思います。
空が暗いですから。
学生さん
学生さん

教師
教師
そうですね。
雨が降りそうですね。傘を持って行きます。

(ホワイトボードにケータイの売れ行きが伸びているグラフ(2020年までで途切れている)を描く)
教師
教師
この会社はケータイを作っています。
この会社のケータイは人気があります。
これから、買う人が増えますか。

はい、買う人が増えそうです。
学生さん
学生さん

他にもフラッシュカードで文型の確認
ペアワークで会話練習

A:~は今後どうでしょうか。
B:(理由)ですから、~そうです。など

板書

             ふります
空がくらいですから、雨が ふりそうです。

            ふえます
このケータイを買う人が ふえそうです。

 

中堅さん
中堅さん
ここに練習用の教材を準備したわよ!!

そうです(直前)のサムネイル このページからダウンロードできます。

 

~そうです(形容詞)

(ホワイトボードに高そうな宝石の写真を貼る)

教師
教師
この宝石は高いですか。安いですか。

高いです。
学生さん
学生さん

教師
教師
どうして高いですか。
わかりますか。

高いと思います。
学生さん
学生さん

教師
教師
そうですね。見て、高いと思いましたね。
この宝石は高そうです。

(ホワイトボードに怖そうな人の絵を描く)
教師
教師
この人はどんな人ですか。

怖い人です。
学生さん
学生さん

教師
教師
見てから思いましたね。

怖そうな人です。
学生さん
学生さん

(この男の人が赤ちゃんを抱いてニコニコしている絵に差し替える)
教師
教師
この人は優しいです。でも、みんな見て思います。この人は怖そうです。

(新しいデザインのパソコンの絵を見せて)

教師
教師
このパソコンは、便利ですか。
便利だと思います。
学生さん
学生さん

教師
教師
このパソコンは便利そうですね。

他にもフラッシュカードで練習

板書

         たかいです。
この ほうせきは たかそうです。

      こわいです。
この 人は こわそうです。

         べんりです。
この パソコンは べんりそうです。

 

中堅さん
中堅さん
ここに練習用の教材を準備したわよ!!


  このページから入手することができます。

 

~てきます

(ホワイトボードに道に迷っている二人組の絵を描く)

教師
教師
うーん、道がわかりません。

(地図のボードを書き足して…)
教師
教師
あっ、あそこに地図がありますね。
わたしはあそこへ行きます。地図を見ます。それから、ここへ来ます。
そこへ行って地図を見てきます。

教師
教師
あっ、皆さんの今日の宿題を職員室に忘れました。
ちょっと、宿題を取ってきます。

フラッシュカードで文型の確認
ペアで会話練習

板書

地図を みて きます。

しゅくだいを とって きます。

 

中堅さん
中堅さん
ここに練習用の教材を準備したわよ!!


 このページから手に入ります。

新人君
新人君
ここもあっさりしていますね。

内容が少なくて簡単だから仕方ないわ。
先輩さん
先輩さん

中堅さん
中堅さん
次に行くわよ。
次は第44課よ。
ここもすぐに終わるわよ…

他の課の導入や練習はここからみてください!!

みんなの日本語初級Ⅰの教案・教材

みんなの日本語初級Ⅱの教案・教材

新人君
新人君
第42課に入りましたね。この課はちょっと複雑な感じがしますね。

この課では、「~ために」「~のに」を学習するわよ。
先輩さん
先輩さん

中堅さん
中堅さん
「~ために」は、
第36課で学習した「~ように」と言い換えられる場合があるけど、
文法の構成が違うから注意して…

物の用途、時間や費用を表す「~のに」もこの課で学習するぞ。
「~のは」、「~のが」、「~のに」など似た文法が多いから、
復習も兼ねてセットで覚えさせてもいいかもしれないな!!
ベテランさん
ベテランさん

中堅さん
中堅さん
この課での目標は…

みんなの日本語「第42課」の目標

「目的を達成するためにすることを述べられる」
「物の評価や用途を言うことができる」
「何かをするのに必要な時間、費用をいうことができる」

 

~(動詞書形)ために

(ホワイトボードに家を建てることを夢見ている男の人の絵を描く)

教師
教師
私の目標は将来自分の家を建てることです。毎月10万円貯金しています。
私は自分の家を建てるために、毎月10万円貯金しています。

(ホワイトボードに太っている人の絵を描く)
教師
教師
この人の目標は痩せることです。
何をしますか。

ダイエットをします。
学生さん
学生さん

教師
教師
痩せるために…

痩せるためにダイエットをします。
学生さん
学生さん

フラッシュカードで練習
教師
教師
~さんはどうして日本語を勉強していますか。

将来、日本で働くために勉強しています。
日本のアニメを見るために勉強しています。
学生さん
学生さん

ペアワークで会話練習

板書

自分の家を たてる ために 毎月10万円ちょきんしています。
かのじょは やせる ために ダイエットをしています。
にほんで はたらく ために べんきょうします。

 

~(名詞)のために

(ホワイトボードに一生懸命働いている人の絵を描く)
教師
教師
この人は毎日頑張って働いています。どうしてですか。

(ホワイトボードの人に吹き出しを描いて、家族の絵を描く)
家族がいますから。
学生さん
学生さん

教師
教師
そうですね。
彼は家族のために働いています。

(ホワイトボードに花を持っている人の絵を描く)
教師
教師
彼はどうして花を買いましたか。

彼女にあげます。
学生さん
学生さん

教師
教師
彼女のために花を買いました。

フラッシュカードで練習
ペアワークで会話練習

板書

かぞく  の ために はたらいています。
かのじょ の ために 花をかいました。

 

中堅さん
中堅さん
ここに練習用の教材を準備したわよ!!


Lesson42 ために1のサムネイル ここから教材がダウンロードできるわ
 
 

~のに(評価)

(ホワイトボードに便利そうなものの写真を貼る)

教師
教師
このかばんは大きいです。パソコンも入ります。
このかばんはパソコンを入れるのにいいです。

教師
教師
毎週、私は山に登ります。
いつもこの靴を履きます。全然疲れません。
この靴は山を登るのにいいです。

後半に使える語彙の紹介:便利です。/役に立ちます。/ちょうどいいです。など

二つの用途が似ているものを比べて話す練習
はさみは髪を切るのにちょうどいいですが、ナイフは魚を切るのに便利です。など

板書

この かばん は パソコンを いれる のに いいです。
このくつは やま を   のぼる のに いいです。
はさみ は かみ を   きる  のに いいです。

 

中堅さん
中堅さん
ここに練習用の教材が手に入るわよ!!


 こちらのページから教材が入手できます。

~のに(用途)

(ホワイトボードに「そろばん」の写真を貼る」

教師
教師
これは「そろばん」です。どうやって使いますか。

わかりません。
学生さん
学生さん

教師
教師
そろばんは計算をするのに使います。

(ホワイトボードにいろいろなフライパンの写真を貼る)
教師
教師
このフライパンはたこ焼きを焼くのに使います。
このフライパンは親子丼を作るのに使います。
このフライパンは卵焼きを作るのに使います。

フラッシュカードで色々な物の写真を見せて、用途についての文を作る練習。

板書

そろばんは けいさんを    する のに つかいます。

このフライパンは たこやきを やく のに つかいます。

 

中堅さん
中堅さん
ここに練習用の教材を準備したわよ!!


 ここから教材が手に入ります。

~のに(時間/費用)

(クリーニング屋の絵を描く)

教師
教師
すみません。このシャツをお願いします。
いくらですか。(ホワイトボードに「300円」と書く)

300円です。
学生さん
学生さん

教師
教師
どのくらいかかりますか。

(ホワイトボードに「2日」と書く)
2日です。
学生さん
学生さん

教師
教師
このシャツをクリーニングするのに
300円かかります。
2日かかります。

教師
教師
日本で車の免許を取ります。
3か月運転の練習をしてから、免許を取ることができます。

教師
教師
日本で車の免許を…

免許を取るのに3か月かかります。
学生さん
学生さん

教師
教師
車の学校は30万円ぐらいかかります。

車の学校へ行くのに30万円ぐらいかかります。
学生さん
学生さん

フラッシュカードで練習
ペアワークでお互いの国で時間・費用がどのくらいかかるかを尋ねる練習

板書

クリーニングする のに 300円 かかります。
            3日   かかります。

めんきょをとる  のに 3かげつ かかります。
            30万円 かかります。

 

中堅さん
中堅さん
ここに練習用の教材を準備したわよ!!


 こちらから教材を入手できます。
 

なんか後半に入って説明があっさりしていないか?
ベテランさん
ベテランさん

中堅さん
中堅さん
まあ、この辺まで来ると学ぶ方も慣れてくるから、
導入なんかもあっさりできるわね…

次は第43課よ。
次も教えやすいわね。
先輩さん
先輩さん

他の課の導入や練習はここからみてください!!

みんなの日本語初級Ⅰの教案・教材

みんなの日本語初級Ⅱの教案・教材

新人君
新人君
ふう、みんなの日本語 第41課ですね。
「みんなの日本語の初級」も、いよいよ終盤に入りましたね。

この課では、
「~て+あげます・もらいます・くれます」の「敬語表現」と「やります」
を学習するわよ。
先輩さん
先輩さん

中堅さん
中堅さん
まあ、文法の構成は同じで、言葉の入れ替えかえをするだけだから、
第24課の内容がきちんと入っていればスムーズに進むわね…

この課の最後の「~てくださいませんか」も以前に学習した
「~ていただけませんか」に置き換えが可能だから、簡単だな。
ベテランさん
ベテランさん

新人君
新人君
ええと…
この課の目標は…

みんなの日本語「第41課」の目標

「敬語の授受表現を使うことができる」
「丁寧な依頼ができる」

 

~をいただきました

教師
教師
昨日は私の誕生日でした。
みんなに色々なものをもらいました。

(ホワイトボードに絵を描きながら)
教師
教師
友達にシャツをもらいました。
彼にかばんをもらいました。
先生にハンカチをいただいました。
祖父に本をもらいました。

ポイント

目上の相手には「いただきます」を使うことを説明する。
誕生日やクリスマスなどに何を誰からもらったかの説明。
※身内の場合は敬語表現を使わない。
祖父に本をいただきました。はダメ。

 
板書

ともだちにシャツ  を もらいました。
かれにかばん    を もらいました。

せんせいにハンカチ を いただきました。

そふに本 を もらいました。(かぞく)

~をくださいました

(ホワイトボードに描いた先ほどの絵を使って)

教師
教師
友達がシャツをくれました。
彼がかばんをくれました。
先生がハンカチをくださいました。
祖父が本をくれました。

自分の持ち物について誰がくれたかを説明する練習。

板書

かれ が かばん  を くれました。
先生 が ハンカチ を くださいました。
そふ が 本    を くれました。(かぞく)

~をやりました

(ホワイトボードに犬の絵を描く)

教師
教師
私は犬を飼っています。
毎朝、犬を散歩に連れて行きます。
それから、犬に餌をやります。
私は花が好きです。
毎日、うちに帰ってから花に水をやります。

フラッシュカードで目上、目下、友達などを混ぜて文を作る練習

板書

ともだち に シャツ を あげました。

いぬ   に えさ  を やります。
はな   に みず  を やります。

 

練習

例 わたし ← しゃちょう [ネクタイ] → しゃちょうに ネクタイを いただきました。
  しゃちょう → わたし [はな]   → しゃちょうが ネクタイを くださいました。

① わたし ← ともだち [本]   →

② わたし ← 先生 [じしょ]   →

③ 母 → わたし [おかね]    →

④ わたし ← そふ [シャツ]   →

⑤ わたし → 犬 [えさ]     →

⑥ 先生 → わたし [ボールペン] →

⑦ ともだち → わたし [かさ]  →

⑧ わたし → 父 [かばん]    →

⑨ そぼ → わたし [とけい]   →

⑩ わたし → 花 [みず]     →

中堅さん
中堅さん
後半も内容は少ないわね…